GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
三宿コーポラティブハウス [BOTA三宿]
事業主体名
(仮称)三宿プロジェクト建設組合
分類
集合住宅
受賞企業
株式会社コプラス (東京都)
受賞番号
17G100961
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

BOTA三宿は、コーポラティブ方式により企画・募集された全10住戸の自由設計型集合住宅です。都心立地のコンパクトな敷地に豊かな植栽環境を実現するために、平面的ではなく「立体的」に、建物と一体化した特異な植栽計画をしました。また、道路から奥まったところに位置する敷地のため、建物の正面ではなく「斜」からの視点で印象深い建築となるように、「立体的」なファサードデザインをしています。建物と一体化した植栽と、連続した躯体の袖壁によりファサードに奥行が生まれ、時間の経過と視点の変化によりリズミカルに表情が変わる印象的な陰影をつくりだしています。

プロデューサー

株式会社コプラス 大澤愼一、柴原究、長嶋雅幸

ディレクター

株式会社コプラス 大豆生田亘、西澤俊太郎

デザイナー

株式会社コプラス 大豆生田亘、西澤俊太郎+株式会社 S&T ファイブステージ設計事務所 菅野勉、田中将浩+渡辺淳一建築設計事務所 渡辺淳一+Verve一級建築士事務所 信太裕+YARD

メインデザイナー:大豆生田亘、西澤俊太郎

詳細情報

http://www.co-plus.co.jp/misyuku/

利用開始
2017年7月
設置場所

東京都世田谷区三宿2丁目

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

奥まった狭小地、だからこそのデザイン。

背景

住戸の自由設計を行うコーポラティブハウスでは、プランに合わせて窓の位置サイズを変更する為、外壁に現れる開口は不規則になりがちで設計者が全ての開口をコントロールすることは簡単ではありません。建物と一体化した花壇と連続した躯体の袖壁は、その配列の規則性により如何なるアフターエレメントをも抱擁することが可能なファサードを作り出しました。このことにより企画参加者へ提案したファサードデザインを一貫して担保することが可能になり、結果的にファサードを調整するための開口調整が不要になりました。これは、住戸内の自由設計の自由度を高めることに繋がり、さらには各住戸の入り口を独立させたことで全住戸の玄関前デザインを違えることをも可能にしました。このような強い要素は打ち放しコンクリートという素材感によって威圧的に感じさせてしまう可能性があるので、杉小幅板の型枠を用いたり、曲線を用いることで印象を和らげています。

デザイナーの想い

コーポラティブ方式で「住戸内の自由設計の愉しさ」を謳い参加者を募集した当物件。 こだわりの設計で“ここにしかない家”を叶えるための“器”も、こだわりの一部として“ここにしかない外観”となるように、通りからの見えかたを大切にファサードをデザインしました。 設計者も企画段階からマーケティングに参加することで、「三宿」という街の特性や、「三宿」に住まう人々が何を求めているのかを参加者目線で考えることが出来ました。 「三宿」はこだわりのお店が隠れ家のようにひしめき合っており、決して主張し過ぎることはない質実さに満たされた街です。 そんな「三宿」に位置する敷地は通りから1本入った場所の突き当りに位置し、さながら隠れ家のように感じました。 道行く人が思わず振り返り、覗き込みたくなるような、「三宿らしく」質実でありこだわりを感じる印象深い建築となるように、ここにしかないファサードをデザインしました。

仕様

■所在地:東京都世田谷区三宿2丁目 ■敷地面積:372.95㎡ ■建築面積:217.50㎡ ■延床面積:814.32㎡ ■構造・規模:鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建 ■竣工時期:2017年6月

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都世田谷区三宿2丁目

審査委員の評価

ファサードに立体的な植栽帯をもち、印象的な外観デザインとなっている。袖壁と植栽帯により室内外の境界に中間領域を設けることで、各住戸のプライバシーを確保しつつ、景観形成に貢献することに成功している点を評価した。この植栽帯を契機として、コーポラティブであるが故の住まいの多様性が外観ににじみ出し、まちとの接点がより豊かな表情となっていくことを期待する。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   栃澤 麻利   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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