GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
無縫製ニットウェアシステム [ホールガーメント®]
事業主体名
株式会社島精機製作所
分類
素材・部材/生産・開発・製造技術/製造法
受賞企業
株式会社島精機製作所 (和歌山県)
受賞番号
17G080765
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ホールガーメントは一着丸ごと立体的に編み上がるニットウエアです。そのため裁断や縫製の後工程が不要となり、労力や時間の削減が図れるほか、縫製では表現できない立体的でエレガントな商品など、まったく新しいニットの発想をも実現可能とします。身体の動きを妨げる縫い代がないので「第二の肌」と呼ばれるほどの着心地が得られます。さらに一着分の糸しか使用しないので環境に優しく、“理想のニットウェア”といえます。 また、関連製品のデザインシステムとの組み合わせにより、企画からデザイン、生産、流通、マーケティングそして販売までの全体の流れを刷新し、トータル的なモノづくりを実現します。

プロデューサー

株式会社島精機製作所

詳細情報

http://www.shimaseiki.co.jp/

発売
2015年3月
価格

11,000,000 ~ 16,500,000円 (MACH2XSシリーズ:国内定価(本体)1100万~1650万円、 SDS-ONE APEX3 : 国内定価 480万円)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「人に、地球に、やさしいニット」

背景

繊維産業では、安い人件費や人手を求めて海外へ生産拠点をシフトしてきましたが、市場構造の変化に伴いOEM型生産から脱皮しSPA型ビジネスへ挑戦する顧客が増えており、消費地生産型への転換を促進する手段として環境配慮型製品である「ホールガーメント横編機」と「デザインシステム」を独自技術により開発しました。デザインシステムではバーチャルサンプルによる大幅なサンプル作成時間の削減をはかり、ホールガーメント横編機により労働や資源への依存を軽減できます。ホールガーメント横編機とデザインシステムの組み合わせにより、複雑化、細分化されたファッション業界において、多様化する消費者の好みに迅速に対応し、売れ筋情報を即座に商品開発・生産につなげることが可能となります。弊社は、企画から生産、そして販売促進まで一貫したモノづくりを行う「トータルファッションシステム」を提唱し、業界の活性化を目指しています。

デザイナーの想い

繊維産業はかつて労働集約型産業の典型とされましたが、縫製工程を人手に頼る旧態依然とした仕組や思考を脱し、「知的集約型産業」へ、さらには「感性情報型産業」への道を目指さなくてはなりません。その核となるのが「ホールガーメント」を軸とした「トータルファッションシステム」です。分業化が進む産業界にあって、ホールガーメント横編機とデザインシステムの融合により、企画・生産・販売・流通などのステージをトータルに変革できる画期的な仕組です。大幅な時間短縮、原材料の無駄の排除、国内消費地での生産など、適時・適品のものを日本初のイノベーションとして提案できる切り札です。また、ホールガーメントの技術面においては、縫い目のないチューブや立体的な形の編成が可能となるため、ファッションの領域を超えてインテリア、スポーツ、医療、自動車産業、航空宇宙産業、そして工業繊維など、様々な業界において技術の拡大をはかります。

仕様

<ホールガーメント横編機:MACH2XSシリーズ> W2,370~2,870mm×D867mm×H2,050mm、重量1,000~1,212㎏ 、編み幅最大40~60インチ、 最高編成速度1.6m/秒 、<デザインシステム:SDS-ONE APEX3> 本体サイズ165mm×D395mm×H378mm、 24インチ液晶フルカラーワイドディスプレイ、ラージサイズデジタイザー+コードレス筆圧ペン

どこで購入できるか、
どこで見られるか

製品:株式会社島精機製作所、ホールガーメント商品購入:「Shima Online Shop」
株式会社島精機製作所
SHIMA Online Shop
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審査委員の評価

これまで繊維産業では、安い人件費を求めて海外に生産拠点をシフトさせてきたが、このシステムを導入すると企画・デザイン・生産・流通・マーケティング・販売まで一気通貫できるようになり、生産現場の改善が図られ、縫製では表現できない立体的な商品を作ることを可能にした。消費地生産型にシフトし、在庫リスクを抱えることなく環境に配慮することが求められる製造業の先進事例として期待している。

担当審査委員| 田子 學   安次富 隆   重野 貴   村上 存  

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