GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ビーコンを活用した地域見守りサービス [COCOMO]
事業主体名
株式会社リクルート住まいカンパニー
分類
一般・公共向けの先端的デザイン
受賞企業
株式会社リクルート住まいカンパニー (東京都)
受賞番号
16G131074
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

COCOMOは、登下校をはじめ「今、子どもがどこにいるのか」がわかるようになるサービスです。直径3㎝程のビーコン端末を子どもに持たせると、学校や公園を通ったときに設置された機器が端末を検知し、子どもの位置情報を保護者に通知します。小型で軽量なことに加えて、月額300円と低価格で手軽に利用できます。子どもだけでなく認知高齢者の徘徊防止・捜索にも活用可能です。また、スマホでも検知できるので、地域住民もアプリを入れるだけで見守りネットワークに参加できます。見守りを通じて地域貢献のハードルを下げ、地域コミュニティの活性化による安心安全な社会の実現を目指しています。

プロデューサー

株式会社リクルート住まいカンパニー 河本晃卓

デザイナー

株式会社リクルート住まいカンパニー 河本晃卓

詳細情報

https://cocomo.suumo.jp/about

利用開始
2016年7月
価格

300円/月

販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県川口市、及び徳島県石井町で先行サービス開始。

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

地域互助に基づく子ども・高齢者の安価/高精度な見守りサービスにて、安心安全で活発なコミュニティを形成

背景

地域コミュニティの希薄化や、登下校時に児童が犯罪に巻き込まれる事件の多発、毎年1万人が行方不明になっているという認知高齢者の徘徊問題など、近年「子どもや高齢者の安全」に対する不安は非常に大きくなっています。「どこにいるのか」を把握したいという要望はあるものの、既存のサービスには料金・バッテリー・機器サイズなど多くの課題があったため、全く新しいプロダクトによる課題解決にチャレンジしました。

デザイナーの想い

地域コミュニティの瓦解が進む一方、少子高齢化・単身/核家族化・財政の悪化などを背景に単一世帯で生活の安全性を担保していくことは難しく、今後もその傾向は高まるだろうと感じていたため、その課題を解決できるサービスを開発したいと考えました。調査では「子供の帰宅が通常より15分遅れるだけで居ても立ってもいられない」といった保護者の強い不安を目の当たりにし、必ず実現するという決意で、取り組んできました。

企画・開発の意義

従来の見守り方法では、GPS付携帯などを持たせるか、多くの定点スポット設置など膨大な費用をかけてインフラ構築をする必要がありました。本サービスでは、地域住民のスマホを活用することで低いコストで精度の高い見守りを実現しました。また、アプリを入れるだけで子どもや高齢者を見守る地域活動に参加・貢献できるという仕組みを提供することで、地域コミュニティによる相互扶助の活性化を目指しています。

創意工夫

「COCOMO」の名称は、「現在地(ココ)を示す」機能連想に加え、コミュニティの協力をもっと生み出すサービスにしたいという想いを込めました。ロゴは、位置情報を示すピンマークと様々な人が助けあうイメージを落とし込み、カラフルな図形(ピン+人)が輪を形成するデザインとしました。 機能面では、日々の安心安全に関わることから極めて高い検知精度とバッテリー持続(半年以上)の両立が必要であり、3軸センサーを加えたビーコン端末を新規開発することで、高い検知率を達成しました。また、行政や学校・保護者・町内会など、地域コミュニティの協力をいただき、精度の高い見守りサービスを実現しました。

仕様

子どもや高齢者が携帯する【小型・軽量・安価なビーコン端末】と、それを確認する【スマートフォンアプリ】によって構成されます。端末サイズW32.2mm × D35.4mm × H:11.5mm、総重量8.2g±10%(ボタン電池重量含む)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

川口市・徳島県石井町の参画小学校や高齢者施設。順次、サービス提供範囲拡大予定
100%近い検知率を誇る「ビーコン」を使った最先端の「子ども見守りサービス」始動!
Beaconを活用した全国初の公立学校での「見守りサービス」実証実験の成果
IoTを活用した「見守りサービス」。子供の安心・安全を地域とともに守る

審査委員の評価

安価で長寿命なビーコンを用いた地域見守りシステムというトータルデザインが評価された。地域住民もアプリをインストールする必要があるという社会実装上の困難さを想起させられるが、これまでの実証実験の実績は高く評価できる。なによりもビーコンを使ったシステムのこれまでの携帯電話端末型のそれに対する利点は大きい。遮蔽物がある場合にはGPSよりもメッシュネットワークの方が精度が取れやすいし、見守りネットワークへの参加者に対してコミュニティ意識を芽生えさせるインタフェースも今後もっと工夫できるだろう。子供や高齢者だけではなく、一般成人同士も巻き込んだコミュニティ形成のヒントにもつながる。

担当審査委員| 鹿野 護   石戸 奈々子   ドミニク・チェン   マシュー・フォレスト  

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