GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
テレビ番組 [バリバラ]
事業主体名
日本放送協会大阪放送局
分類
宣伝・広告・メディア・コンテンツ
受賞企業
日本放送協会大阪放送局 (大阪府)
受賞番号
16G121024
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2012年4月に始まった障害者のための情報バラエティー「バリバラ」は、エンターテインメントの要素を織り交ぜ、福祉の課題を子どもから大人までみんなで楽しく考えていく番組です。これまでタブー視されてきた“障害者の性やお笑い”といったテーマにも挑んできました。今年4月からは障害者に限らず、LGBTや在日外国人など「生きづらさを抱えるすべてのマイノリティー」に対象を広げ、「みんなのためのバリアフリー・バラエティー」としてリニューアル。コンセプトは「みんなちがってみんないい」。人種、性別、性的指向、障害の有無など、あらゆる面での違いを肯定し、ひとりひとりが互いに認め合う多様性のある社会を目指す番組です。

プロデューサー

NHK大阪放送局制作部 真野 修一+NHKプラネット近畿 日比野 和雅

ディレクター

NHK大阪放送局制作部 森下 光泰、英 尚枝

デザイナー

KANIKAPILA DESIGN Inc. 姉川たく

詳細情報

http://www6.nhk.or.jp/baribara/

放送開始
2012年4月6日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

障害はウィークポイントではなく、チャームポイント! 「障害(者)を笑う」ではなく、「障害者と笑う」!

背景

従来の福祉番組では、「障害者=頑張って障害を乗り越える人」として描かれることが多かった。NHK大阪制作の「きらっといきる」(1999年~2012年)でも、ドキュメンタリーで障害者の人生に焦点を当て紹介してきたが、2010年頃から、障害者のリアリティーをどう描くかという議論が制作陣の間で沸き起こり、試行錯誤の末、ドキュメンタリーとは真逆のバラエティーという手法でのアプローチを試みることになった。

デザイナーの想い

多様性のある社会を実現する上での最大のバリアーは「無関心」。そこで、視聴者の目を福祉(番組)に向けさせるために、バリバラにはあるスタイルが存在する。それはトークバラエティー(特に関西)ではおなじみの「ツッコミ」。「ツッコむ→笑う→考える」という装置を取り入れることで、他人ごとではなく自分のこととしてとらえるようになる。

企画・開発の意義

番組の目的は、社会が障害者に対して抱いている既成のイメージを変えること。「大変そう」「かわいそう」といったマイナスイメージから、「面白い」「想像を超える」といったプラスイメージへ。バリバラは、バラエティー的演出による企画を打ち出すことで、視聴者の心理的バリアを取り払い、価値観を揺さぶっていくことによって、あらためて「障害」とは何かを自分のこととして考えるきっかけになることを期待している。

創意工夫

開発で工夫したのは、「こんなことしていいの?」「笑っていいの?」と、視聴者に疑問符を持ってもらえるような、障害者主体のバラエティー企画の発案。 【SHOW1グランプリ】障害者のお笑いパフォーマーの頂点を決めるコンテスト。自虐ネタのように思われがちだが、障害を逆手にとり、常識に捉われた社会を風刺したネタを作り上げることに力点が置かれている。 【最強ヘルパー養成塾】重度の言語障害のある人の言葉を、ヘルパーの卵たちがクイズ形式で聞き取る企画。爆笑の誤回答、珍解答が続出するなか、笑われているのは、「障害者」ではなく、言葉を聞き取れない「健常者」の側であることに気づかされることに…。 【バリバラ珍百景】障害者をかえって危険にさらす「魔の点字ブロック道路」、「階段付きスロープ」など、「当事者に聞いて作っているのかしら?」と疑うような、名ばかりバリアフリー設備をユーモアたっぷりに紹介する企画。

仕様

29分番組

どこで購入できるか、
どこで見られるか

バリバラホームページ

審査委員の評価

司会者も含め障害を「個性」として表現しているとともに、リニューアルによりLGBT・在日外国人といった今の時代のバリアフリーを考えるきっかけを与えている点を評価した。これからもこのような試みをデザインし続けてほしい。

担当審査委員| 齋藤 精一   色部 義昭   平林 奈緒美   Ming-Lung Yu  

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