GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
新聞広告 [企業広告]
事業主体名
株式会社宝島社
分類
宣伝・広告・メディア・コンテンツ
受賞企業
株式会社宝島社 (東京都)
株式会社電通 (東京都)
受賞番号
16G121009
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

宝島社は、企業姿勢を表明する広告として、社会的なテーマを独自の視点から切り取って語る新聞広告を出し続けてきました。1998年から続いてるこの新聞広告、今年のテーマは「超高齢化社会」です。「どう死ぬかを考えることは、どう生きるかを考えること」という視点から世の中に提言しました。ビジュアルのモチーフは、ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」。最も美しい死に姿と言われるこの画の現代日本版を、樹木希林さんにご出演いただき制作しました。正月に掲載する広告だからこそ、生き方として死に方を考える。そんなきっかけをつくる広告を目指しました。

プロデューサー

株式会社宝島社 代表取締役 蓮見清一/広報課 山崎あゆみ+株式会社電通 第10営業局 島田裕一郎、吉田妃佐子

ディレクター

株式会社電通 CDC 古川裕也/4CRP局 磯島拓矢

デザイナー

株式会社電通 5CRP局 宮下良介、太田祐美子+写真家 加藤純平+株式会社 JC.SPARK ササ木陽子

詳細情報

http://tkj.jp/company/ad/2016/

掲載日
2016年1月5日
価格

0円 (新聞広告)

販売地域

日本国内向け

設置場所

朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日刊ゲンダイ各全国版

仕様

新聞2連版 W784mm x H511mm

受賞対象の詳細

背景

日本の平均寿命は年々更新されて、今や世界一。いかに長く生きるかばかりに注目し、いかに死ぬかという視点が抜け落ち出るのではないか。死に対する個々人の意思が軽んじられてるのではないか。という視点から問いかけています。

デザインコンセプト

ひとりひとりが自らの「死生観」について考えるきっかけをつくる。

企画・開発の意義

いかに死ぬかは、いかに生きるかということ。個人の考え方がもっと尊重されてもいいのではないか。という視点から問いかけることで、生き方を考えるように死に方を考える、そんなきっかけになればと考えました。

創意工夫

最も美しい死に姿と言われる名画をモチーフに、現代日本における「最も美しい死に姿」を追求しました。絵画の構図を忠実に踏襲しながらも、科学技術の象徴としての青いバラや季節の花である椿を配するなど、随所に現代的・日本的なアレンジをプラス。かつ、全身がんに侵されながらも自分らしい生き方を貫かれている女優の樹木希林さんにご出演いただき、原画とは異なる「微笑み」の表情を切り取りました。「死ぬときぐらい好きにさせてよ」というコピーを、樹木さんからのメッセージを思わせるような構造にすることで読者の理解の促進と共感の獲得を狙いました。そしてそのメッセージを伝えるのにふさわしい媒体として、新聞広告を選択。家族が集まり、新しい年への抱負を思い描く正月に掲載し、考え、語り合うきっかけになれればと考えました。

デザイナーの想い

「死に方」という誰しもに関係があり、かつその人の生き方をも表すテーマについて。ひとりひとりが自身の考えを持つこと。そして、異なる他者の考えを尊重すること。そんな社会への手助けになるものを提案できればと考えました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

宝島社サイト

審査委員の評価

「現代の死」というワンビジュアルで扱いにくい深いテーマであるが、名画・俳優・写真・コピー・デザインの諸要素を巧妙に引き合わせて見事にワンビジュアルで表現しきっている。はっとするようなコピーとビジュアルで惹き込まれるようなインパクトの強さだけでなく、見た後にテーマにまつわる議論が活発化される事も企図された高度な広告表現である。

担当審査委員| 齋藤 精一   色部 義昭   喜安 政幸   平林 奈緒美   Ming-Lung Yu  

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