GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
住宅 [つむぐいえ type-001]
事業主体名
株式会社国興
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社国興 (長野県)
受賞番号
16G100799
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「真に居心地のいい住まい」を極める。それは景色景観と住宅性能の両立。性能重視で考えると東西に長く南向きに開く住宅が常識である。しかし、その南向きの景色が悪く、東西の景色が素晴らしかったら。南北に長く東西に開く住宅。今回はその常識、タブーへ挑戦し、ていねいに景色と性能の両立を図り、真の心地よさ・豊かさを追求した住宅である。

プロデューサー

有限会社伊礼智設計室 伊礼智+株式会社国興 田中一興

ディレクター

有限会社伊礼智設計室 伊礼智+株式会社国興 田中一興

デザイナー

有限会社伊礼智設計室 伊礼智+荻野寿也景観設計 荻野寿也

建築家 伊礼智

詳細情報

http://tsumuguie.jp

利用開始
2015年1月
販売地域

日本国内向け

設置場所

長野県松本市

仕様

木造在来工法2階建て 住宅本体部分 110.44㎡(33.41坪)付帯部分 94.06㎡(28.45坪)

受賞対象の詳細

背景

環境・健康等の課題により住宅の高性能化が叫ばれ、省エネ住宅・ゼロエネ(ZEH)住宅の義務化も考えられる昨今。住宅性能は様々な面で高いレベルが求められ、数値化・見える化も求められている。しかし数値はわかりやすいだけに、少しでも数値のいい住宅の追求と競争に陥ってしまい、何か置き去りにされているように感じた。人にとってストレスが多い昨今、住まい住宅のあり方を今一度見つめ直そうと考え、開発を始めた。

デザインコンセプト

「真に居心地のいい住まいー景色景観と性能の両立ー」

企画・開発の意義

しっかりした性能で数値も示しながら、この住宅では景観を考え、景色を内部空間に取り込むことにより、着心地のいいシャツを着るような、本当に心地いい、ずっと居たくなるような空間を、ユーザーに体感しその感覚に共感していただく。そして実際住むことにより、リゾートに行かなくても毎日家に帰ることにより、気持ちがリフレッシュされ、日々の生活が物心共に豊かになる。そして長く住み継がれ好循環が生まれることを期待する。

創意工夫

景色景観と性能を両立し、居心地をよくするため、以下の点を意識した。敷地南西面が道路に面し、道路挟んで南側に住宅があることと、東西の景色が素晴らしいため、あえて建物を南北に長く、東西に開くように計画し、2階リビングとした。各開口部は景色景観ならびに日射取得と日射遮蔽を考慮し、大開口を設えるとともに、屋外ルーバー・障子・ハニカムスクリーン・植栽により、人が住みながらコントロールできるよう工夫した。断熱・素材においては、家自体が呼吸し居心地が良くなることと環境負荷を考慮し、なるべく自然素材を使った。断熱方法は、リサイクル木材90%の外張り断熱材と木の繊維を充填したダブル断熱とし、これ自体が断熱だけでなく蓄熱材とも期待できる。一次エネルギー消費量としては寒冷地松本において低炭素認定基準ー10%太陽光発電なしで達成している。地元産材の信州カラマツを自社製材工場で一貫生産し、床材として使用している。

デザイナーの想い

「開口部近傍に心地よさは宿る」本来、窓周りは室内で最も居心地がいい。性能のために、南側以外の窓を小さくするのではなく、メリハリをつけて最適解を見つける。東西の素晴らしい景観に対して開いたうえ、開口部の温熱環境を整える。完全に引き込める木製サッシと格子戸、障子の建具セットを用意し、ユーザーが自由に環境をセットできるようにした。性能を正面から受け止め、「性能の先の心地よさ」を考えるべきだと思う。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

つむぐいえ type-001 モデルハウス
つむぐいえ
想いをかたちに。国興ホーム

審査委員の評価

非常に良いロケーションを生かし、質の高い住宅を実現させている。窓周りの納まりも、サッシ格子戸障子などが引き込めるようになっており、丁寧に考えられていることが伺える。地場工務店の高性能住宅への取り組みとして評価できる。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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