GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
水平多関節ロボット [HSR048 / HSR055 / HSR065]
事業主体名
FA事業
分類
生産・製造用機器・設備
受賞企業
株式会社デンソー (愛知県)
株式会社デンソーウェーブ (愛知県)
受賞番号
16G080625
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

先端にハンド(※)を装着することで様々な作業にフレキシブルに対応し、生産工場の自動化・省力化に貢献する産業用水平多関節ロボット(スカラロボット)。㈱デンソーウェーブが展開するスカラロボットシリーズの新型機種。クラストップレベルの性能を、コンパクトなボディサイズで実現。設備の小型化、生産効率の向上に貢献する。 ※ハンド:ロボットのアーム先端部に装着する換装部品。作業内容に応じて、機能や形状が異なる。

プロデューサー

株式会社デンソーウェーブ 制御システム事業部

ディレクター

株式会社デンソー デザイン部 春田 登紀雄

デザイナー

株式会社デンソー デザイン部 平賀 直武

発売
2016年10月1日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

世界各国の製造業

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

作業者と共存できる世界最速の産業用スカラロボット

背景

従来の自動車、電機市場に加え、近年産業用ロボット導入の需要が増え続ける、食品・医薬品・化粧品の市場で、ピッキング工程(※)に適した小型・高速ロボットを開発することとした。 ※ピッキング工程 : 個装されたクッキーや薬品等の小さい製品を、高速で移動させたり箱の中に整列配置させる作業。

デザイナーの想い

スカラロボットは古典的な産業用ロボットですが、慣習的設計に捕らわれずに、そのあるべき形状を初期段階で描くことで、開発者に可能性を感じてもらうことができました。結果的に世界最速の性能を有しながら、その佇まいが生産現場の作業者に威圧感や不安感を与えない、今までにない製品となり、大きな技術革新がなくコスト競争の激しい製品であっても、デザインによって進化する余地があることが示せたと思います。

企画・開発の意義

小型化による設置自由度向上と高速動作による生産効率の最大化に加えて、威圧感・不安感を低減する形状による工場作業者への快適な作業環境の提供を通じて、生産現場のトータルエクスペリエンスを向上する。

創意工夫

「最速のスカラロボットを作る」という開発メンバーの想いを最大限可能にするデザインを目指した。しかし依頼当初、デザインへの期待は先代機の外観を刷新する程度であった。高速化には先代機どおりの設計方針では「最速」を体現した姿にならないと感じ、設計の見直しを含めたスカラロボットの理想形の提案を行った。先端を軽量化することで、慣性の影響を抑えられると考え、「安定した土台から力強く伸び、先端部ほど繊細になる腕」を造形方針に採用し、高速動作の安定と意匠の刷新を図った。また高速稼動する様子が、生産ラインで働く作業者へ威圧感や不安感を与えないよう、人体を摸した有機的な面質で製品全体を構成し、柔らかな印象を持たせた。これを「ひな形」として内機サイズやメンテナンス性などの課題を技術者とともに克服し、「作業者と共存できる世界最速の産業用スカラロボット」を作り上げた。

仕様

アーム長(第1アーム+第2アーム)480mm(205mm+275mm)、550mm(275mm+275mm)、650mm(375mm+275mm)、 最大可搬質量:8kg、本体重量:33kg、本体高さ:488mm(シャフト高さを除く)、合成最大速度:7540mm/s、8000mm/s、8850mm/s、 バリエーション:クリーン度:ISOクラス3、防塵防滴性能:IP65

どこで購入できるか、
どこで見られるか

DENSO robotics

審査委員の評価

世界最速の産業用スカラロボットである。古典的な産業用ロボットであるスカラロボットを基本設計から見直し、部品のレイアウトを大幅に変更することで、世界最速を実現するとともに、新しい製品カテゴリの創出に成功した。デザイン性も高く、柔らかく流れるような造形と高い精度感の表現を両立させている点が評価された。

担当審査委員| 朝倉 重徳   内田 毅彦   加藤 麻樹   青木 俊介   CAI Jun  

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