GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
産業用UAV [HDC01]
事業主体名
株式会社デンソー+ヒロボー株式会社
分類
専門家向けの先端的デザイン
受賞企業
株式会社デンソー (愛知県)
株式会社日本自動車部品総合研究所 (愛知県)
ヒロボー株式会社 (広島県)
TMD Laboratory (東京都)
受賞番号
16G080621
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品は、プロ操縦士が使用し、老朽化した橋梁等の社会インフラの点検を行うための産業用UAV(ドローンに代表される無人航空機の略称)である。産業用UAVでは世界初となる、プロペラのピッチ角を制御する可変ピッチ機構を搭載している。これにより、姿勢維持性能・運動性能に優れ、乱流や突風の際も安定して姿勢を保つことが可能となり、点検対象の橋梁に対し0.6mまで接近しての映像の撮影が可能である。

プロデューサー

株式会社デンソー ロボティクス開発室+株式会社日本自動車部品総合研究所 研究3部+ヒロボー株式会社

ディレクター

株式会社デンソー デザイン部 松井 洋樹+株式会社日本自動車部品総合研究所 研究3部 川崎 宏治+TMD Laboratory 宮川 拓也

デザイナー

株式会社デンソー デザイン部 宮井 智尋+株式会社日本自動車部品総合研究所 研究3部 川崎 宏治+TMD Laboratory 宮川 拓也

詳細情報

http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2016/160408-01.html

プレスリリース
2016年4月8日
販売地域

日本国内向け

仕様

飛行体形式:可変ピッチプロペラマルチコプター 体格:1.02m(全長) x 1.02m(全幅) x 0.17m(全高) 飛行時間:約10分 重量:4.5kg 最大離陸重量:7.5kg 最大速力:100km/h 耐風性能:10m/s 機能特徴:防滴構造 機構特徴:分割式筐体構造(アーム,本体) 制御特徴:四翼独立可変ピッチプロペラ揚力制御

受賞対象の詳細

背景

高度成長期に多く作られた橋梁等の社会インフラの老朽化が進んだ事と、定期点検が義務化された事による労働力の不足に対し、点検業務の効率化が求められている。そこで現場作業の省力化/自動化、業務の効率化/高度化を達成するため、当社が培った技術を活用し、産業用途の使用に耐えうる信頼性の高いUAVを開発した。本製品により、自動車部品だけでなく交通環境の安心・安全にも貢献したい。

デザインコンセプト

プロユースとして飛行性能を追求したUAV

企画・開発の意義

プロユース用の本製品では全ての要素が飛行性能の向上になるべきと考えた。特に橋梁等に接近しての使用が想定されるため、衝突やその他要因による墜落を避けるべくデザインを行った。本製品により、作業者の高所作業を減らし、安全かつ効率的な点検業務を達成する。

創意工夫

外周部のガードに視認性が高くコーポレートカラーに近い蛍光レッドを用い、暗い橋梁の下でも機体を確認しやすく、橋梁との距離感を把握しやすい。塗装せずカーボン素地を見せることで、飛行性の低下をまねく重量増加を避けつつ、外周部以外は暗く落とすことで外周部をより強調している。また、塗装ではなくアルマイト調色を用いる等、徹底して塗装量を減らしている。 本製品の特徴である可変ピッチ部と積層モジュール組付部にはコーポレートカラーを用い、当社の独自技術・構想である事を表している。また、コーポレートカラー使用箇所は組み付け箇所のため、作業の際のガイドとなるよう配慮している。

デザイナーの想い

ホビー用ではなくプロユースのUAVとして、真摯に飛行性能の向上を重視した製品づくりを行った。その中で、新事業分野でデンソーをアピールするためのブランド表現と、飛行性能の向上を図るべく、赤色の表現にこだわった。太陽光下や影の中等、様々な状況での検証を重ね、最も映える赤色を採用し、赤を強く表現した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

単体販売予定はないため購入できる場所は無し。 常設展示計画中。

審査委員の評価

高い機能とデザイン性を実現した、プロユースのためのマルチコプターである。4翼独立可変ピッチ機構を搭載し、姿勢維持性能と運動性能を大幅に向上、対象へより近接した撮影を可能としている。社会インフラ点検のための産業用UAVという新しい市場創出が期待される。

担当審査委員| 朝倉 重徳   内田 毅彦   加藤 麻樹   青木 俊介   CAI Jun  

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