GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
ホームエレベーター [Panasonic ホームエレベーター 1608ジョイモダンS200V]
事業主体名
パナソニック ホームエレベーター株式会社
分類
住宅設備
受賞企業
パナソニック株式会社 (大阪府)
受賞番号
16G070525
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

リフォームで採用しやすい省施工・省スペースのホームエレベーター。既存住宅へのエレベーター設置は、上下貫通スペースの確保が難しい上、駆動装置設置のための住宅基礎の大幅改修など、本体価格に加え、これらのための建築工事で工費が高額になる、という課題があった。そこで機構部品を新たに開発、油圧機器の小型化で、省スペース/省施工な油圧駆動式エレベーターを実現し、工期を短縮、総工費を削減可能にした。更にタタミ一畳に納まるサイズで、押入れスペースを有効活用できるようになり、リフォーム設置を容易にした。バリアフリーからフロアフリーへ。快適な住まいづくりへの貢献を目指す。

プロデューサー

パナソニック ホームエレベーター株式会社 代表取締役社長 高野 忠昭

ディレクター

パナソニック ホームエレベーター株式会社 技術部 福井 博雄

デザイナー

パナソニック ホームエレベーター株式会社 技術部 伊藤 博之、村中 勝、山添 健二

詳細情報

http://sumai.panasonic.jp/elevator/product/1608joymodern/features.html

発売
2015年6月2日
価格

2,850,000 ~ 2,950,000円 (鉄筋・コンクリート造住宅:商品代250万円+参考据付費35万円/木造住宅:商品代260万円+参考据付費35万円、梁補強のため、木造補強材込みの費用になります。全て税抜。)

販売地域

日本国内向け

仕様

駆動方式:油圧式、積載量(定員):150kg(2名)、昇降路最小内法寸法(mm):木造 1675×840(幅×奥行き)、ルーム内寸法(mm):1150×600×2000(幅×奥行き×高さ)、対応停止数:2停止

受賞対象の詳細

背景

長年住み慣れた家でも、階段移動が億劫になったり、加齢や病気などにより昇降自体が困難となり、エレベーター設置の需要が高まっている。潜在需要は実に約40万戸とも推定されている。しかし、設置には住宅基礎の大幅改修が伴い、工期・費用などが課題である。また上下貫通スペースが確保できなかったり、工事規模の大きさが心理的障壁となり、設置をあきらめるケースもある。

デザインコンセプト

リフォーム設置を容易にし、平屋感覚の「フロアフリー」生活の普及に貢献する

企画・開発の意義

階段昇降時の不安や負担を軽減する事で、家事の効率アップは勿論、子供が独立した後に空いた子供部屋を趣味の部屋へと活用したり、より日あたりのよい2階へリビングを移動することも可能。住宅性能を向上すると共に、暮らしに合わせたリフォームで、ライフステージの変化により柔軟に対応でき、住宅の長寿命化につながる。

創意工夫

住宅の基礎深さは450mmが一般的だが、通常ホームエレベーターの設置には床下に550mm必要で、リフォーム設置では、地盤の掘り下げまたは基礎はつりなど、大がかりな改修工事が課題である。また、エレベーターはスロースタート・スローストップとなるよう低速で昇降し、加速した後は最高速度で昇降するよう速度を可変させるが、これには上昇・下降用にはそれぞれ独立した油圧回路が必要で、それが油圧ユニットの小型化を難しくしていた。そこで、ポンプからの作動油流量の制御をインバータ方式に変更、昇降速度を可変させる油圧駆動方式を新開発することで、小型化に成功。更に同ユニットの配置を床下横形納めから、ガイドレール間縦形納めへと再構成し、床下必要寸法を200mmまで縮小した。大がかりな基礎工事が不要になり、且つタタミ一畳分のスペースでの設置が可能となった。

デザイナーの想い

高齢者の方や病気等で今までの生活が困難になった方にも、1階にとどまる事がなく、家族全員が家中を自由に行き来できコミュニケーションを楽しめる、以前とほぼ変わらない生活を送っていただきたい。エレベーター設置リフォーム工事に伴う様々な負担や不安を出来るだけ軽減することで、少しでも多くの方々の快適な生活づくりに貢献したいと考えた。

審査委員の評価

油圧機器の小型化と機器レイアウト変更という技術・設計の両面からのアプローチによって、ホームエレベータのピット深さを200mmに縮小。既存戸建て住宅のリフォームにおいてはこのこの値はエッセンシャルで、地盤の掘り下げや基礎はつりが不要となることで、工期短縮、コスト低減が実現し、エレベータのリフォーム設置に対する心理的障壁を下げた。1畳分のスペースで簡易介助式車椅子も利用できるホームエレベータが導入できることは、日本の住宅の寸法体系にも合っており、超高齢化社会におけるクオリティ・オブ・ライフの向上、住宅ストックの活用促進にも寄与するデザインであると評価された。

担当審査委員| 根津 孝太   伊藤 香織   岡崎 五朗   佐藤 弘喜   Juhyun Eune  

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