GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
エアーコンディショナー [霧ヶ峰 MSZ-FL シリーズ、MSZ-LN シリーズ、MSZ-JL シリーズ]
事業主体名
三菱電機株式会社
分類
住宅設備
受賞企業
三菱電機株式会社 (東京都)
受賞番号
16G060463
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

霧ヶ峰Styleは、壁掛けエアコンの理想型であるスクエア形状の実現を目指し、細部までデザインに拘ったエアコンである。エアコンの本質機能である省エネ性と快適性を高いレベルで保持したまま、空間に調和する直線・平面基調のデザインを実現させた。主な特徴は次の通りである。1. 直線・平面を基調にしたプリミティブな形状と、格納式フラップ構造により実現した正面から吹出し口の見えないデザイン。2.停止時は本体に格納されるセンサーや、最小限の表示部。3.本体の薄型化に必要となる正面からの吸気を、スクエアデザインのアクセントとして正面中央に配置。

プロデューサー

三菱電機株式会社 静岡製作所 永野 雅夫

ディレクター

三菱電機株式会社 デザイン研究所 西口 隆行

デザイナー

三菱電機株式会社 デザイン研究所 加藤 弘之、中居 創、西口 隆行

詳細情報

http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/newsfl/

発売
2016年3月
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

日本、欧州、中国、東南アジア

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

壁掛けエアコンの理想型であるスクエアデザインの追求

背景

目指したのは、単に空調技術を向上させるだけではたどり着くことのできない、暮らしの中での本当の価値を提供すること。近年のエアコンは、大多数のユーザー要望である、省エネ性能の向上や高機能化を満たすため、室内機の大型化など性能重視の製品開発が進み、インテリア性を重視するユーザーの価値観を満たす製品を提供できていないという問題があった。

デザイナーの想い

エアコンは、一年中部屋に設置される製品で、本来は家具と同様のインテリア性が求められると考えている。しかし、省エネ性能を達成するために本体は大型化し、デザインは本体のボリューム感を軽減させる為の曲面が多用され、理想型とはかけ離れている。本製品は、まずデザイン部門が理想のデザインを示し、それに向けてひとつひとつ技術課題を乗り越える製品開発を行なった事で、理想のスクエアデザインを実現することができた。

企画・開発の意義

エアコンは、購入後10年間はインテリアの一部として部屋に設置されるもの。だからこそ、本製品では空間と響き合う美しい佇まいを最優先の価値として捉え、設計を一から見直して専用開発を行った。正面から吹出し口の見えないプリミティブな形状や、最小限の表示部や格納されるセンサー、正面パネルの吸気口など、細部まで徹底的に拘り、壁掛けエアコンの理想型であるスクエアデザインを目指した。

創意工夫

1.通常、エアコンは冷房時の水平送風のために、吹出し口を正面に配置する必要がある。しかし、本製品ではフラップの内側から水平送風用のフラップが表れる、これまでにない格納式フラップ構造を採用することで、吹出し口の見えないシンプルな正面パネルを実現した。また、格納式フラップには透明樹脂を採用し、運転時においても、シンプルな印象を追求した。2.センサーは停止時に本体に格納する方式を採用。表示部は、運転状態を表すために最低限必要なLED2個だけにとどめ、文字を使用せずアイコンで表記した。3.正面中央のスリットは、デザインのアクセントのみならず給気口の役割も果たしている。4.透明樹脂・金型へのテクスチャー加工・裏面からの塗装を組み合わせることで、見る角度で表情が変化する深みのある質感を表現した。5.操作のたびに手にするリモコンにも、本体と同様の深みのある表面質感を施し、本体と同様のカラー展開を行った。

仕様

幅890mm×高さ307mm×奥行233mm

どこで購入できるか、
どこで見られるか

家電量販店
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/newsfl/

審査委員の評価

機能を追求するあまり、メカニックな競争にさらされている国内エアコンの市場は、インテリア性や住環境での見え方を軽視しがちであったが、本製品はデザイン主導のもとそれらの弱点を完璧に克服している。インテリア性の高いスクエアでシンプルな造形にもかかわらず、国内エアコンで求められる機能や省エネ性能を落とすことなく実現した陰には、多くの関係開発者の情熱や努力が垣間見られる。外観として目に見える部分を理想のデザインに近づけるために、小さな部品にまで知恵が絞られた経緯は審査委員に感動を与えた。モデルチェンジに対する寿命も通常より長く設定されており、新たなエアコン開発の可能性を示唆する賞賛すべきプロダクトである。

担当審査委員| 長町 志穂   鈴野 浩一   藤森 泰司   山本 秀夫   Eggarat Wongcharit  

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