GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
デジタルカメラ [FUJIFILM X-Pro2]
事業主体名
富士フイルム株式会社
分類
情報家電/公共用情報機器
受賞企業
富士フイルム株式会社 (東京都)
受賞番号
16G050363
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

先代機種X-Pro1レンズ交換式カメラで好評だった基本デザインを継承しながら、金属ダイキャスト製のボディと金属切削ダイヤル類含め防塵防滴化、シャッターダイヤルと同軸に設けたISOダイヤルや、背面の8方向レバーでAFポイントを即時変更できるなど操作性を向上させた。APS-Cサイズ24Mピクセルの新X-Trans CMOSIIIセンサーと新プロセッサーを搭載し画質の向上と高いレスポンスを実現、完成度を高めたボディと当社独自の光学ファインダーの一部にEVF画像を表示するアドバンストハイブリッドマルチビューファインダーによる使いやすいファインダーでユーザーの「撮る歓び」を追及した。

プロデューサー

富士フイルム株式会社 光学・電子映像事業部

ディレクター

富士フイルム株式会社 デザインセンター長 堀切和久

デザイナー

富士フイルム株式会社 デザインセンター 佐藤純、小俣武治

発売
2016年3月3日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

先代機の外観イメージは継承し、ストリートフォトの即時性が求められる直感的な操作性を追求し進化させる。

背景

2012年2月発売の先代機X-Pro1は機動性と高画質のバランス、大げさに見られない外観という特長が、特にストリートフォトやドキュメンタリーの分野で高く評価された。世界中のプロユーザーから後継機を待ち望まれると共に寄せられた様々な改善要望に真摯に応え、分野に根ざした操作性と外観デザインを追求し、他のカメラでは得られない写真が撮れる唯一無二のカメラを提供したい想いがあった。

デザイナーの想い

「オート機能で写真を撮らせる」という事ではなく、機械式のダイヤルをユーザーそれぞれが使いこなすことで、独自の写真作品を創作することを想定した。被写体ブレやフレーミングを計算に入れてタイミングを計り、瞬間を切り撮るプロセスを大切にし「手の感覚による操作性」を追求することで撮る悦びを持たせたいと思った。ぜひカメラが自身の手や目の延長と感じられるようになるまで長く愛着を持って使い込んでいただきたい。

企画・開発の意義

一眼レフと比較し、目立ちにくく威圧感のない外観デザインにすることで、ストリートフォトにおける人々の自然な姿や和やかな表情を捉えることができる。ダイヤル類による操作系は、たとえ電源を入れずとも設定を確認/変更が行え、カメラを構える前に設定する/カメラを見ずに変更する等、習熟と共に操作をスムーズに早く行えるようになる。また、自分なりの撮影リズムや使い方の工夫ができるため道具への愛着感を醸成できる。

創意工夫

■手首に負担をかけずに構えられ、カメラが安定する「斜め肩」のシルエットを先代機から継承し、後継機としての特長とした。■カメラを構えても傍から目立たないように、CIを含め正面の文字を排除した。■シャッタースピードダイヤルと同軸でISOダイヤルを新設し、絞りリングや露出補正ダイヤルと同様、左右の手による同時操作や感覚的操作が可能なアナログダイヤルの長所を伸張させた。■グリップ形状の見直しとラバー素材の追加に加え、背面に親指を置くスペースを十分確保し、指への負担を軽減しながらカメラを構えた時のみならず片手で持っての移動も安心して行えるようにした。■ISOダイヤル横の壁はISO一段分の回転角が指で回したときにわかる角度とし、正面にある稜線をなぞることでコマンドダイヤルの位置がわかるなど、形状をガイドに指の感覚を使うことで、習熟と共に(たとえカメラを見ずとも)設定操作が容易にできるような工夫をした。

仕様

本体寸法(幅)140.5mm×(高さ)82.8mm×(奥行き)45.9mm(最薄部34.8mm)質量 495g(付属バッテリー、メモリーカード含む) レンズ交換式デジタルカメラ。新開発2430万画素APS-Cサイズセンサー、OVFとEVF切り替え、OVFの倍率とフレームサイズの自動選択、ファインダー内の一部にEVFの画像を表示する「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」搭載。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

FUJIFILM SQUARE 東京 六本木
FUJIFILM SQUARE
FUJIFILM X-Pro2 公式サイト

審査委員の評価

同社Xシリーズの中でも高機能でありながら、過度に主張しすぎない道具としてのカメラらしさを感じさせる。ユーザーの評価も高かった先代機X-Pro1のデザインアイデンティティを踏襲しながら、ユーザーからの様々な要望に応える細かな改善が施されている。光学ファインダーにEVFを統合した、特徴的なハイブリッドマルチビューファインダーもより進化しつつ、シンプルさを損なわずコンパクトなボディにうまく収められている。

担当審査委員| 林 信行   緒方 壽人   岡本 誠   宮崎 光弘   Do-sung Chung  

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