GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
セットトップボックス [まごチャンネル]
事業主体名
株式会社チカク
分類
生活家電
受賞企業
株式会社チカク (東京都)
受賞番号
16G050355
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

まごチャンネルは祖父母宅のテレビにまご専用のチャンネルが追加されるコミュニケーションサービスです。親がスマホで子どもの動画や写真を撮るだけで、ご実家のテレビにすぐに届きます。毎日親しんでいる大画面のテレビを通して、隣にいるかのような臨場感で、離れて暮らす孫の元気な日々を動画で見ることができます。 セットアップは、受信ボックスに電源ケーブルとテレビにつなぐケーブルを繋ぐだけで完了。普段のテレビリモコンでそのまま全ての操作ができるため、どんなにITが苦手な祖父母でも使えます。また受信ボックスは携帯回線とSIMが内蔵されており、インターネットや無線LANがない家でも一切の手間なくご利用が可能です。

プロデューサー

株式会社チカク 代表取締役 梶原健司

ディレクター

株式会社チカク 共同創業者 佐藤未知

デザイナー

合同会社SEIKI DESIGN STUDIO 石井聖己

石井 聖己

詳細情報

https://www.mago-ch.com/

発売
2016年6月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

デザインコンセプトは「FEEL CLOSE」離れて暮らしている家族が近くの存在に感じるためのデザイン

背景

祖父母と親子の同居率は30年間低下し核家族化率が7割を超えました。 "あと何回、親に子どもを会わせてあげられるだろう?" 淡路島の実家に対して東京在住である代表の梶原が常に感じたことです。スマホとSNSを使いこなす若い世代同士では、たとえ十年ぶりに会った海外在住の友人ですら久しぶりの感じがしない。一方でスマホを使えない実家の親に対して、子どもの近況を伝えることに非常に苦労したことがきっかけです。

デザイナーの想い

テクノロジーは万人の生活者の中に収まってこそ意味があると思っているし、それを上手く繋いで落としこむのがデザイナーの役割だと思う。まごチャンネルはまさにIoTプロダクトとして日々の生活とテクノロジーの一体化を実現した。たぶん使用する高齢者の方々は難しい機械だなんて微塵も思わないだろう。いつもどおりの生活の中に、孫という希望が生まれる。これなしでは生活ができない人が出てくるであろう革新的な商品。

企画・開発の意義

多くの人がスマートフォンを使用しコミュニケーションをとることが当たり前になる中で、一部の世代は完全に情報コミュニケーションから切り離されている。特に70代以上の高齢者世代は顕著だ。そうした方たちでも安心してストレスなく使用できる仕組みを提供し、家族が離れていてもより多くの情報でお互いの近況が伝わることにより、核家族化で希薄になりがちな家族間のつながりを濃いものにし、かつ見守りとして機能する。

創意工夫

ハードデザインは離れていても近くに感じるということを具体化させるために、ハウス形状にし新着の画像や動画が送られてくると窓が光る仕様にした。まるで離れて暮らす家族が帰ってきてその生活がテレビで見れるかのように、離れている家族を擬態化させている。家という存在をアイコニックに、かつシンプルに表現させることにこだわっている。 対象ユーザがITリテラシーが低い女性(ママ)や高齢者(祖父母)のため、彼ら彼女らに馴染みが深い「テレビのチャンネル」というコンセプトの追求。誰でも覚えられるまごチャンネルという名称。テレビリモコンで全ての操作が行えること。PCやスマホのような個別の動画や写真を都度選択させる旧来のインターフェースを廃し、テレビをゆったり見るかのような操作の徹底的な簡略化。テレビリモコンという一般化された入力インターフェースを活用しリテラシーの高低に限らず万人のためのデザインを実現している。

仕様

端末: まごチャンネル受信ボックス ・ サイズ : 125x130x40mm ・ 重量 : 約275g 専用アプリ: ・ iOS/Android ・ App Store/Google Play ストアから無料ダウンロード

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社チカク
まごチャンネル公式サイト
日本橋三越本店 本階5階 ギフトサロン
伊勢丹新宿本店 本館6階 時の場/ギフトサロン

審査委員の評価

テクノロジーが苦手な祖父母と、その孫の写真を共有したい両親。両者の問題を解決すべく通信回線まで内蔵するという大胆な一歩を踏み出し、本当に「テレビにつなぐだけで使える」を形にしている。電源とHDMIケーブルさえつなげればすぐに使えるという、今のテクノロジーでできる最大限の配慮をしている。パッケージに孫の名前を入れられるという贈答上の演出も素晴らしい。

担当審査委員| 林 信行   緒方 壽人   岡本 誠   宮崎 光弘   Do-sung Chung  

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