GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
包丁 [丹厳龍シリーズ(胡桃、楓、マイカルタモデル)]
事業主体名
株式会社龍泉刃物
分類
キッチン用品
受賞企業
株式会社龍泉刃物 (福井県)
受賞番号
16G040190
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

丹巌龍シリーズは美しい鎚目を特徴としたプロにも愛用される龍泉刃物の調理用包丁のラインナップ上位に位置する包丁です。刃に鎚目を付けることにより、食材と刃の間に空気の層を作り、切り離れを良くしています。 ハンドルを通常のものよりも長くし、手前を握った場合、安全に繊細な引き切りができ、中間を握った場合は押し切りもできるよう開発。 また、ハンドル末端の柄尻の金属にも鎚目を入れる事により空気の層を作り、ニンニクや肉を叩く際、食材に均一に力をかける事を可能としています。ハンドルの素材には水に強いマイカルタと、杢目が美しい天然木のカーリーメープル・ウォールナットの3種類を用意。料理人のニーズに応えます。

プロデューサー

増谷 浩司

ディレクター

増谷 美恵子

デザイナー

増谷 泰治

発売予定
2016年9月
価格

15,180 ~ 38,870円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

株式会社 龍泉刃物

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

刃の付け根の形、柄尻の柄と繋がる部分、本来語られ無かった部分にも注力し、プロも唸る包丁に仕上げた。

背景

越前打刃物は、福井県越前市に700年続く伝統工芸品です。龍泉刃物は、伝統的な技術を伝承しながらも常に技術革新に挑み、切る対象物や利用者、使い方を限定することなく、時代のニーズに対応した刃物を作り続けています。丹巌龍シリーズは、プロの料理人達から要望を聞き、その使い方を徹底的に研究。握り方、重量バランス、料理方法等を想定し、細かな点を改善。従来品に比べ、使い勝手が格段に飛躍した包丁に仕上げました。

デザイナーの想い

鎚目模様の機能性と安全性を向上させるデザインにしたこと。シンプルでありながら美しさも有する、世界のシェフに認めてもらえる日本の包丁を目指した。

企画・開発の意義

料理人は必ずしも柄の部分を握るとは限らず、刃のアゴに近い金属部分に人差し指を掛けて使う場合も多い。アゴから柄に繋がる部分を鈍角に切り上げ、角に十分なアールを取ることで、長時間使用しても疲れや痛みを感じにくい形になっている。またその場合、親指は柄と刃の繋ぎ(口金)の逆アールに置くが、この部分にも鎚目を入れ滑り難くなっている。 プロの料理人から、使ってみて納得のいく形状になっているとの意見を頂いた。

創意工夫

多くのプロの料理人からの意見を聞き、これまでの一般的な包丁の形では対応出来ないことを認識。刃の後端部分を持っても滑らないよう、口金のエッジまで鎚目を入れることを可能とする特殊技術開発に成功。 親指の滑りを抑えることが出来た。見た目にもこれまでの鎚目が途中で消えることなく自然な印象に仕上がった。その親指同様、握る上で重要な人差指もアゴで手を切らないようアゴ角を鈍角に切り上げた。またアゴのラインに緩やかにRを付け丁寧に仕上げることにより、人差し指をアゴに添えても痛くならないよう工夫した。 ハンドルの後部にはヒルトを付け、食材を潰す作業を可能にした。そのヒルトにも鎚目をつけ食材に空気の層を作ることにより、食材の付着しにくくなっている。 さらに使用目的により握る箇所が変わる事も考慮し、ハンドル中心部に立体的な膨らみを持たせ、握る部分を中心にしても繊細な作業や引き切り、押し切りもできるよう考慮した。

仕様

刃仕様:両刃、 刃長さ:135mm~240mm、 刃材質:VG10 ダマスカス鋼、 ハンドル材質:[胡桃]・[楓]・[マイカルタ]、 重量:65g~233g、 製造:日本製

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社 龍泉刃物 〒915-0873 福井県 越前市 池ノ上工業団地 49-1-5
龍泉刃物ホームページ:製品情報

審査委員の評価

700年続く伝統工芸品である包丁を、ユーザーである料理人の意見を取り入れながら時代に合わせ、進化させている真摯な姿勢をまず評価したい。持ち手部分に使い心地を向上させる工夫を丁寧に施し、使いやすく、美しい製品に仕上がっている。

担当審査委員| みやけ かずしげ   鈴木 啓太   村田 智明   安西 葉子   渡辺 弘明   Manfred Wang  

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