受賞ギャラリー
2014
グッドデザイン賞
住宅
素木の意匠
受賞対象の詳細
広葉樹や針葉樹といった様々な樹種による「素木の意匠」をデザインしました。樹種の並べ方や樹種の選択によりデザインに多様さが生まれました。また、米ぬか100%塗料により木目をひきたて、経年変化を楽しむことができます。このデザインにより無垢素材を納める職人の手技が継承されていきます。
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プロデューサー
谷川喜一
ディレクター
高橋宏樹
デザイナー
高橋宏樹

詳細情報
発売
2014/05/01
価格
オープンプライス
販売地域
国内
設置場所
熊本県熊本市
背景
市場の意匠用木材は無節や柾目など、素性のきれいなものが多く見られる。しかし、市場では見ない辺材や生節材を活用したデザインを開発し、デザインの多様さを発信したいという思いが背景にありました。また、木材を製材するときに出てくる余りの材料を集めることで、木材の有効利用とならないか?という思いがきっかけになりました。
経緯とその成果
素材の質感を活かし、素木の個性をデザインする。
デザイナーの想い
家には家族それぞれの時間を熟成させる力があります。そして、住む人が好きな素材でデザインした家には愛着が生まれます。ゆったりとした時の流れの中で、少しずつ味わいを深めていく自然の素材とともに、住む人の夢や想いが刻まれていきます。人と環境に優しい素材、そこからうまれる強く優しく美しい家をご提供します。
企画・開発の意義
様々な樹種によるデザインの多様さが顧客に提供されます。この提案により、顧客がデザイン欲求を再発見することで、顧客と設計者が住宅デザインを深く話し合うきっかけとなります。また、無垢素材を納める職人の手技が継承されていきます。
創意工夫
広葉樹だけで構成すると、コストが大きくなりすぎる為、桧の生節材を活用してコストバランスをとりました。そして、広葉樹の濃い色合いと生節桧の淡い色合いを対比させ、節により調和させることで、素木の意匠をデザインしました。また、漆喰の白壁により空間をシンプルにまとめました。
仕様
在来木造2階建、瓦寄棟屋根、1階床面積129.5㎡、2階床面積108.3㎡、延床面積237.8㎡
どこで購入できるか、
どこで見られるか
長崎県、佐賀県、福岡県、大分県、熊本県、鹿児島県、東京都
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
古谷 誠章篠原 聡子難波 和彦日野 雅司松村 秀一
評価コメント
それぞれの樹種の木材そのものが持つ素材の表情を、見事に生かして構成された内部空間に魅力がある。内部空間全体に漂うザックリとした素朴な意匠もよくマッチしている。
