受賞ギャラリー
2013
グッドデザイン賞
HEMS:ホームエネルギー管理システム
柏の葉スマートシティ ヘルス&ホームエネルギーマネジメントシステム
受賞対象の詳細
柏の葉スマートシティの住宅用エネルギー管理システム(HEMS)です。街区のエリアエネルギー管理システム(AEMS)とつながり、街全体のエネルギーの見える化と最適化を実現します。また、各戸のエネルギー使用状況にあわせて日々適切なアドバイスをHEMSが能動的に表示します。震災等の緊急時には、節電要請機能(デマンドレスポンス)や非常電力供給と連携し、災害に対して強靭な街を実現します。また、スマートシティのヘルスケア(健康見える化)やモビリティ(マルチ交通シェアリング)情報ともつながり、住民の生活を豊かにすることをめざしています。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
三井不動産株式会社 柏の葉キャンパスシティプロジェクト推進部 事業グループ 加藤晃一、小山田薫+シャープ株式会社 デザインセンター 林良三
ディレクター
シャープ株式会社 デザインセンター UXデザイン室 倉持淳子
デザイナー
シャープ株式会社 デザインセンター UXデザイン室 深澤麻里子
詳細情報
利用開始
2014/03
販売地域
国内・海外共通仕様
設置場所
千葉県柏市 柏の葉スマートシティ 148駅前街区
デザイナーの想い
安心・安全・サスティナブルな暮らしを目指し、未来的で新しい暮らし方の提案をしています。エネルギーの見える化・最適化による省エネだけでなく、地域コミュニティーと密接につながりあい、ユーザー自身がこれからの生活をいかに豊かに心地よくできるかを実感できる有益なツールと考えます。
使用者、社会等への取り組み
「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
TOP画面に、街全体やマンション全体の地域コミュニティーの入口など、目的への入口を大きなアイコンで分かりやすくまとめて表示することにより、目的に確実に早く到達する事ができます。また、季節や時間によって常に変化していく背景アニメーションなど、毎日何らかの変化がある画面デザインとすることで「ユーザーが毎日見たくなる」飽きずに長く使える事を狙いました。
「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
電気・水・給湯など住戸全体のエネルギー消費量を、親しみやすくカラフルな表現で分かりやすく見える化。街全体のCO2排出量目標と住まいの省エネ目標の達成度合いなども見える化することにより、ユーザーの省エネ意識とスマートシティの住民意識を一層高める事を狙いました。
「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
個別の家電コントロールだけではなく、住戸内の家電を部屋毎・機器毎など、複数をまとめて一気に節電設定することができます。節電設定は節電率別に3段階あり、いずれも生活する上で無理のない状態で節電ができるように自動調整されますので、快適さを失うことなく楽な節電生活が可能です。
「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
日々の省エネ対応や柏の葉スマートセンターからの緊急節電要請時にアドバイスやメッセージを表示(デマンドレスポンス機能)。有効かつ具体的な節電対策を分かりやすく伝える事で、今まではわからなかった省エネルギーの対応をユーザーが実施できるようHEMSシステムがナビゲートします。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
柏の葉スマートシティミュージアムおよび千葉県柏市若柴173-5所在の148駅前街区内マンション
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
暦本 純一江渡 浩一郎中村 勇吾日高 一樹
評価コメント
エネルギー管理、健康管理、交通情報、地域コミュニティ創出、震災時対応など、生活の基礎となる情報をおよそ全てマネジメントしようとする意欲的な構成が評価できる。また近年は、このように総体を管理しようとするインターフェイスの開発が盛んだが、それらの中でもクオリティが高いことが認められる。更に単なる情報インターフェイスであることを越え『ユーザーが毎日みたくなるHEMS』というコンセプトから、日々行われる情報更新とユーザーの日常が関連していく新しい生活スタイル創造の可能性に期待する
