GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
小学校 [名進研小学校]
事業主体名
学校法人 名進研学園
分類
公共領域のための空間・建築・施設
受賞企業
学校法人名進研学園 (愛知県)
株式会社日本設計 (東京都)
受賞番号
13G100920
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

学習塾「名進研」がつくる新設の小学校。計画地の中央には高低差20mの谷が走り、雑木林が広がっていた。この豊かな自然を最大限教育に活かしたいという思いから計画はスタートした。谷地には井戸水を用いた小川を流し、斜面の雑木林は探検の森に、小高い丘は馬場の丘に活用する。造成を最小限に抑えるため比較的平坦な場所をグラウンドとし、谷には透明感のあるブリッジを架け管理棟と教室棟を結び、緑がやわらかく繋がる計画とした。教室棟は斜面を活かした雛段状としグラウンドから屋上菜園、そして馬場の丘へと活動エリアが拡がる計画とした。子どもたちはここで豊かな自然と共に成長している。

プロデューサー

学校法人名進研学園 豊川 正弘

ディレクター

株式会社日本設計 中部支社 建築設計部 主管 丹羽 満

デザイナー

株式会社日本設計 中部支社 建築設計部 主管 丹羽 満

利用開始
2012年4月5日
販売地域

日本国内向け

設置場所

愛知県名古屋市守山区緑ヶ丘853-1

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

教室前にはウッドデッキのテラスを設け内外の一体利用が可能な計画とした。授業の合間にテラスで体操をしたり観察庭の植物を観察できる。自然の光と風、緑に包まれて生活することの気持ちよさを感じられる環境をつくっている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

児童の登下校にはビオトープに沿った散策小路が使われており、毎日の登下校で小川の岩かげに魚を見つけたり森の草木を観察することができる。自然を身近に感じることが学校生活を豊かにするだろう。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

土を背に抱く教室棟には換気二重壁を設け、太陽光を教室の奥まで取込むためのトップライトや光ダクトを設けている。屋上広場にはこれらの換気塔やトップライトが顔を出している。また、シンボルであるカリオンの塔には太陽光発電パネルを設置した。身近なところで様々な自然エネルギー利用を見て学べる仕掛けとなっている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

小学校建設用地には比較的平坦な敷地を求めれられることが多いが、造成を最小限に抑える建築的な工夫により限られた敷地を有効に活用することが可能である。また、放置された里山をもう一度人の手によって再生し、子どもたちの豊かな教育の場として甦らせる。このような取組みが里山再生の一つのモデルになるのではと考える。

ユーザー・社会に伝えたいこと

子どもたちが日常的に草木や生き物に触れる機会をつくり、自然環境への興味、関心を引き出すきっかけをつくることが将来の環境を考える上で大切だと考えている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

名古屋市守山区緑ヶ丘
名進研小学校

審査委員の評価

豊かな自然を最大限教育に活かした郊外型小学校である。元々敷地内にあった雑木林は「探検の森」とし、丘は「馬場」やグランドに活用し、さらに敷地中央に走っていた高低差20mの谷と湿地帯には井戸水を用いた小川を流すなど、敷地が元来有していた地形と自然をそのまま新しいプロジェクトに活用しているところが見事である。この大自然に埋もれるように建つ小学校は、南斜面の段々状になっており、各教室や図書室からそのまま連続する陽当たりの良いテラスになっている。まさに自然と共生する小学校であり、高く評価された。

担当審査委員| 千葉 学   乾 久美子   高橋 晶子   安田 幸一  

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