GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
レイモンド向日保育園 [レイモンド向日保育園]
事業主体名
社会福祉法人 檸檬会
分類
公共領域のための空間・建築・施設
受賞企業
株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオ (東京都)
社会福祉法人檸檬会 (和歌山県)
受賞番号
13G100915
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

京都府向日市に建つ、0歳〜5歳の180人の児童を預かる保育園です。限られた敷地面積を有効に使うため、「平屋建ての園舎と屋上園庭」の可能性を追求しました。保育室には、形・色・天窓の方向が全て異なる「空の家」を計画し、子供達が自然光の変化に自ら気づく装置としました。この「空の家」は屋上に姿を現し、小さな家が並ぶ「小さな村」の様なイメージの園庭を作り出します。子供達は走り回ってはお気に入りの場所見つけて、仲間と新しい遊びを創造します。周囲の壁の開口からは新幹線や街を眺めることができ、「空の家」の窓から保育室を見ることもできます。「小さな村」は、それ自体が大きな遊具の様な空間です。

プロデューサー

社会福祉法人檸檬会 前田効多郎

ディレクター

株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオ 広谷純弘+石田有作

利用開始
2013年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

京都府向日市森本町石田13番3

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

「空の家」で自ら気づくことは自分を見つめること(自己形成の育成)に役に立ち、それを仲間に伝えることで新しい人間関係が生まれ、また「小さな村」で仲間と新しい遊びを考えることは友達づくり(人間形成の育成)に役立つと思います。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

年齢によりそれぞれの保育室が異なり、「小さな家」で色や光を感じたり、アートに出会ったり、絵本に出てくる様な「小さな村」の園庭で仲間と遊ぶことで、子供達に「生活の楽しみ」を伝えることができると思います。それは、デザインやアートによって日常生活が豊かになることのメッセージです。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

デザインやアートが、単なる空間づくりを超えて、保育(子育て)の根本的な部分に関わることによって保育環境が豊かになり、保育のソフトにも影響を与えることは、新しい産業展開の可能性を示すことになると思います。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

自然光の変化に気づくデザインやアートを身近に感じるデザイン、木材を身近に感じるデザイン、仲間と自分達で遊び方を考えるデザインは、経済優先ではなく、新しい価値観の社会や環境の意義に気づき育てる人間形成の場であると思います。これは、未来の社会や環境にとってとても大切な貢献です。

ユーザー・社会に伝えたいこと

「空の家」で時間や季節による自然光の変化に気づくこと、「小さな村」で新しい遊びを想像することは、自ら気づき、成長することを助け、個性的な(自らを見つめることのできる)子供を育てることにつながると考えています。また大人達からみれば、この保育園はその様な子供達の成長を感じる背景の様なものだと思います。それは「子育ての喜び」を感じる環境です。そしてそれがこの保育園の社会へのメッセージだと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

京都府向日市森本町石田13番3
レイモンド向日保育園

審査委員の評価

平屋建ての園舎と屋上園庭の構成をもつ保育園。屋上スラブを突き破って頭を出した保育室の一部「空の家」は、ハイサイドライトから差す自然光のうつろいや上から覗き込む園児たちの姿が印象に残る空間。屋上に突き出た小屋群は「小さな村」のように園庭をやわらかく領域化し、園児たちの遊びを多様にアフォードする。明快な構成で豊かな居場所を実現したことが高い評価を得た。

担当審査委員| 千葉 学   乾 久美子   高橋 晶子   安田 幸一  

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