GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2012
グッドデザイン・ベスト100
ねむり時間計
オムロン ねむり時間計 HSL-001

分類タグ

ヘルス/ビューティ

事業主体名

オムロン ヘルスケア株式会社

受賞番号

12GA10053

受賞対象の詳細

起きる時刻をセットして枕元に置くだけで、寝返りなどの寝具の動きを検知し、寝付くまでの時間と起きるまでの睡眠時間を測ります。スッキリアラーム機能を搭載し、体動から眠りが浅くなったタイミングを感知し起きやすいタイミングで起こしてくれます。枕横に置かれる環境なので、計測のストレスを感じず寝具と自然になじむように半透明の柔らかい印象のデザインを提案しました。中央の大きなボタンでスタートし、普段の目覚ましと同じ感覚でスヌーズや計測終了ができ簡単測定を実現。HSL-001はスマートフォンの体内時計アプリと連動することで日々のねむりの状態をグラフ化し、ねむりのサイクルを見直すことで健康管理をサポートします。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

プロデューサー

オムロン ヘルスケア株式会社 商品開発統轄部 執行役員常務 統括部長 田中 孝英

ディレクター

オムロン ヘルスケア株式会社 商品企画統轄部 デザインコミュニケーション部 部長 小池 禎

デザイナー

株式会社シィクリエイティブ 重野 貴、安達 和也、オムロン ヘルスケア株式会社 曽 緋ランdesigner

発売

2012/04/10

価格

オープンプライス

販売地域

国内

デザイナーの想い

忙しい現代社会のわたしたちは日々やりたいこと、やるべきことを計画しますがねむりは計画的にとっていないので睡眠を削ってしまっているのが現状です。やることが沢山ある現代だからこそ、毎日のねむりを客観視することで、日々のライフサイクルを整え、持続可能な健やかな生活を送ることができると考えました。オムロンのSleep Designシリーズは、楽しく能動的に『ねむりを創る人々』をサポートします。

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

忙しい生活では睡眠を削ることが多く、知らず知らずのうちにカラダに負担をかけてしまっています。毎日のねむりの状態を気軽に計測し、振り返ることで、行動意識の改善に役立てることが出来ます。平日は十分に眠らず、週末に無理やり疲れをとるようなねむり方(働き方)は、サステナブルな社会とはいえません。ねむりを可視化することで、サステナブルなライフスタイルに貢献できるよう取り組んでいます。

使用者、社会等への取り組み

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

寝つきにかかった時間、スヌーズ回数による寝起きにかかった時間を見ることで、自分のねむりの特徴が理解でき自分に合ったライフスタイルへの行動を促します。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

生活の様々なシーン(平日・週末・連休や年末年始など)の睡眠状態や起床にかかった時間が可視化されることで、日常生活の何気ない行動による体内時計のズレを引き起こす生活を見直し、より健康的なライフスタイルを意識することができます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

人々の眠りに対する意識と行動変化から日中の仕事の効率を高めます。ねむりを計測する計測機器としてのセンサーの精度向上やアルゴリズムの発展に貢献します。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

日本人の睡眠時間は世界基準より大幅に少ない傾向にあります。使用者の行動意識が変わることで、睡眠不足や無理な睡眠生活を軽減し、結果的に日中の活動のパフォーマンスを高めたり、睡眠不足による日中の事故の減少につながることでより良い社会に貢献します。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

戸谷 毅史川島 蓉子サイトウマコト廣田 尚子山田 晃三

評価コメント

日本人の平均睡眠時間は、諸外国に比べて大幅に短いと言う。しかし睡眠時間もさることながら、本当に必要とされているのは睡眠の質と睡眠を含めた自己の行動管理ではないだろうか。この製品は、加速度センサで寝具の動きを検知し、寝付くまでの時間と眠りの浅い時間を判断する。そのため起床時間をセットして枕元に置くだけで、目覚めやすい時間帯にアラームを鳴らしてくれる。また寝付きや目覚めに掛かった時間も睡眠時間と併せて記録しており、その内容を Android ケータイに送り、アプリで視覚的に確認することができる。また、USBを介してPCにデータを送ることもでき、オムロンの管理する「ウエルネスリンク」にアップすることで、自分の眠りの状態を客観的に振り返ることも可能になっている。それらのサービスを通して、行動意識の改善に繋げようとする姿勢が評価された。そしてもちろん、寝具環境にフィットした形態、グラフィック、手触りなど、細かな点にも注意が払われたデザインも高く評価されている。
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