GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
アトリエショップ [2k540 AKI-OKA ARTISAN]
事業主体名
株式会社ジェイアール東日本都市開発
分類
コミュニティ・地域社会のデザイン
受賞企業
株式会社ジェイアール東日本都市開発 (東京都)
受賞番号
11G15012
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

JR秋葉原駅-御徒町駅間の高架下に誕生した「ものづくり」の街。駐車場や倉庫としか使われておらず、「暗い・汚い・騒音」というマイナスイメージであった高架下を「地域活性化につながる新しい街並の創出」を目的として再生。御徒町周辺は江戸の文化を伝える伝統職人の町であり、現在もジュエリーや革製品を扱うお店が数多くある。その地域特性から、“ものづくり”をテーマに、工房とショップが一体となった「アトリエショップ」を展開。ジュエリーや革製品、帽子、テキスタイル、焼き物、伝統工芸などの、クリエーターや職人が在中しており、お客様が直接作り手に触れ合えるという新しいスタイルで展開している。

デザインのポイント
1.Development column is 2 sort of renewal.One is renewal of under elevated space which didn't make good use,with aim of New Cityscape Creation which lead to Local Revitalization.The other is renewal of Japanese Handicraft Culture.However Fast Fashion,Things we cherish & use for ever,are losing.We tried to create new value of Good Old Things which lead to future generation, by saving and renovating.
プロデューサー

株式会社ジェイアール東日本都市開発 代表取締役社長 大川博士

ディレクター

株式会社ジェイアール東日本都市開発 常務取締役 千葉修二+株式会社コギト・エルゴ・スム クリエイティブディレクター 野内 隆

デザイナー

株式会社コギト・エルゴ・スム クリエイティブディレクター 野内 隆

詳細情報

http://www.jrtk.jp/2k540/

第一期オープン(2011年9月29日グランドオープン)
2010年12月10日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都台東区上野5-9(山手線 秋葉原駅と御徒町駅間の高架下)

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

当開発は2つの「再生」というテーマが柱であった。一つは今まで有効利用されていなかった高架下の「地域活性化につながる新しい街並の創出」を目的とした再生。もう一つは、ファストファッションの流れとは逆に、「大切に永く使える良品」が失われつつある「日本のものづくり文化」の再生。古き良きものを残し再生することで、次世代に繋がる新たな価値の創出に取り組んだ。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

工房とショップが一体となっているため、実際にジュエリーや革を加工しているところなど、制作現場を見ることができ、オーダーメイドや限定品の販売、修理、ワークショップなども行っている。クリエイターとお客様が直接対話できるので、クリエイターはお客様のニーズを商品に反映することが出来、またお客様は商品の背景や使い方、手入れ方法などを詳しく知ることができる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

「街の延長線上に、この場所がある」というコンセプトに基づき、既存倉庫跡の壁を撤去。シンプルな箱型の建築を点在させ閉鎖的な高架下空間をオープンにし、街を隔てることなくどこからでも出入り可能にした。通路の床面も自然に人を引き込むという目的で、あえて道路の延長線上のようにアスファルトで仕上げた。近隣の方々やサラリーマンなど、2k540の中を通っていく方が増え始め、街の人々の生活の場の一部になりつつある。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

イベントスペースやマルチスペースでは、地方の職人を誘致したり、様々なイベントを行い、日本各地の「ものづくり」の情報発信を行っている。また同じ職人同士ということもあってテナント同士の交流も盛んに行われていたり、有名百貨店のバイヤーなど業界関係者も多く訪れ、百貨店での販売が決まった店舗もある。クリエイターがビジネスの機会を広げる場としても機能し、「日本のものづくり産業」の発展を支えていきたい。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

台東区は靴、鞄、バッグ、ベルト、帽子、 ジュエリー、アクセサリーなど「ものづくり」が地場産業であることから、今回の地域特性に合わせた開発は、地元自治体にも受け入れられ、地域活性化に繋がつつある。近隣施設との共同企画やイベント行うなど、友好的な関係を築いている。高架下空間の有効利用は、沿線住民だけでなく、街づくりにとって重要な要素であり、高架下の新たな役割を見いだし、社会貢献活動の拠点となっている。

ユーザー・社会に伝えたいこと

御徒町周辺は、江戸文化を伝える伝統工芸職人の街であったが、景気後退、安価な大量生産品、後継者問題等で衰退傾向にある。しかし近年、東京の東エリアに若いクリエイターたちが数多く移り住んでおり、歴史ある東東京のモノや街が再注目されている。2k540はこの流れを受け、「日本のものづくり」を支える場として生まれた。単にモノを売るだけでなく、出会い、繋がりを提供し、日本の「ものづくり」良さを伝えていきたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都台東区上野5-9(山手線 秋葉原駅と御徒町駅間の高架下)※山手線 秋葉原駅から徒歩6分/御徒町駅から徒歩4分
http://www.jrtk.jp/2k540/

審査委員の評価

「暗い・汚い・騒音」という高架下が、ものの見事によみがえった。周辺に存在した伝統職人文化を、この空間の中でもう一度再生し、活き活きと活動させるアトリエや売り場やイベントスペースをも併せ持ち、地域の活性化のみならず、東京の中での魅力ある場、行ってみたい場へと変身させている。しかも高架下であることをプラスへと昇華させている簡潔な内装が見事である。

担当審査委員| 大島 礼治   黒川 玲   堀井 秀之   松井 龍哉  

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