GOOD DESIGN Marunouchi 企画展公募2024 結果報告

開催企画を決定しました!

第3回目となる「GOOD DESIGN Marunouchi 企画展公募」は、2023年6月に応募概要を公開、9月末日まで企画を受け付け、最終的に過去最多の27企画をご応募いただきました。
これまでの実施企画を受けてか、デザインを通した気づきやデザインを通して社会へメッセージを提示する企画、またデザイナーのユニットやクリエイティブカンパニーなど、プロフェッショナルによるチームでのご応募が多かったことが印象に残りました。

審査はGOOD DESIGN Marunouchi ディレクターの内藤廣、廣村正彰、藤崎圭一郎の3名が行いました。 提出書類による一次審査(9月)にて27企画より5企画を選出、二次審査(10月)では5件の企画代表者へのヒアリングを実施し、協議の結果、2024年の公募企画展は以下に決定しました。

<選出企画>

タイトル:人生の大事なことをゲームから学ぶ 人生のUXデザイン展
応募者: 株式会社たきコーポレーション IDEAL
代表者: 藤井 賢二氏
概 要*: 「人生のUXデザイン展」は、誰もが経験するであろう何気ない人生の イベントをビデオゲームを使い仮想ユーザー体験する企画展です。昨今、デジタルが前提の社会においてユーザーにストレスを与えないための UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインが重要であると言われています。 一方で、さまざまな努力や経験を積み上げていくによって人は成長し、人生を豊かにすることができると考えられています。そこで本展示会では 意図的にプレイヤーが緊張や理不尽な思いをするゲームを設計。それらを苦労し、解決法を探すことによってユーザーの成長を促す UXデザインを試みています。
※審査段階におけるタイトル・概要のため、実際の実施企画と多少異なる場合があります。ご了承ください。

<選出理由>

UI/UXデザインの先端的な知見が詰め込まれているにもかかわらず、しかもデザインという領域が拡張しているのにもかかわらず、これまでビデオゲームはデザインという領域のなかでどう位置づけられて、どう評価されるのかの指標も展望もないままになっている。しかし、多くの人たちがスマホや家庭用端末やアーケードでビデオゲームに触れ、ゲーマーでなくとも、人生の一時期を共に過ごした経験はあるだろう。回復や経験値の重要さを知ったり、絶対的な強さを誇るラスボスにみんなで立ち向かうことで活路を見出す可能性を知ったり、ゲームから得た教訓で人生のターニングポイントを乗り越えてきたという人は多いはずだ。本企画は、人生とゲームを重ね、それをUXデザインで解くというチャレンジングなもので、ビデオゲームを「デザイン」として再評価する契機になるものと審査員は高く評価した。
これまで実施した公募企画展「漫画のデザイン展」「世の中を良くする不快のデザイン展」とも、読者やユーザー側に立ってデザインに着目し読み解くことに取り組んでおり、80年代から人々を夢中にさせ社会に多大な影響を与えているビデオゲームとそのデザインから何が浮き彫りになるのか期待したい。

<次点>

以下の企画を次点としました。

タイトル:消費するなら アイディアを!  サステナブルーを乗り越えて心が軽くなるデザイン展
応募者: サスデイラボ

選出企画については、今後開催にむけて準備を進め、2024年3月-4月にかけてGOOD DESIGN Marunouchiの企画展として開催予定です。
詳細は改めてプレスリリース等で発表いたします。

GOOD DESIGN Marunouchiでは、2024年度も企画展公募を行う予定です。
詳細は2024年5月ごろ発表いたします。


GOOD DESIGN MARUNOUCHI OPEN CALL 2023
GOOD DESIGN Marunouchiは、第3回目となる展覧会の企画公募を実施します。募集するのは、2024年3月ー4月の1ヶ月間、本ギャラリーを会場として実際に開催できる展覧会企画案で、デザインに関わるものであれば内容は問いません。
展示に関わる費用は300万円(税込)まで支援し、GOOD DESIGN Marunouchiの運営スタッフが開催実現に向けてサポートします。

今日デザインは、複雑化する生活におけるさまざまな課題を解決したり新たなテーマを発見する手段としてその役割が大きく広がっています。本公募では、デザインの可能性を広げ、展示を通して多くの人たちに創造的な気づきを提供するオリジナルの展示企画を募集します。単純なPRやセールスプロモーションは選考対象から外れますが、製品やサービスを独自の視座から捉え直し、広く社会の課題解決を目指すものはその限りではありません。様々な領域をデザインでつなぎ、望ましい未来への議論を呼び起こす展示企画を期待します。

展覧会「企画」大公募2024 公募締切 8.31 Thu

審査員

GOOD DESIGN Marunouchi ディレクター
内藤 廣 内藤 廣
廣村 正彰 廣村 正彰
藤崎 圭一郎 藤崎 圭一郎

受付期間

2023年8月31日(木)一次審査書類データ到着分まで

応募資格

応募者は20歳以上であること(2023年4月1日現在)。
複数人で応募する場合、代表者が要件を満たすこと。
選出された場合、2024年3月〜4月の約1か月間、
GOOD DESIGN Marunouchiを使用し、自らの責任で当選
企画を遂行できること。選出時に相談の上、具体的な会期を決定します。

募集企画

GOOD DESIGN Marunouhiでの開催を前提にした、デザインをテーマにした展覧会企画。選考にあたっては公募の趣旨に基づき、会場コンセプトとの合致やテーマ性・視点の独自性・社会性を重視します。

条件

未発表のもので、企画自体が本公募のためのオリジナルであること。
幅広い層が関心を持つ企画であること。
JDPが提供する開催資金300万円(税込)を有効活用した企画であること。 なお、超過した場合は、当選者の負担となります。

当選/当選企画の展示

当選企画1件は2024年3月〜4月の1か月間、GOOD DESIGN Marunouchiの企画展として開催していただきます(JDPの共催となります)。

当選企画に提供する開催資金300万円(税込)は企画展制作費としてお支払いします。個人への支払いも可能ですが、源泉徴収後の額のお支払いになります。
会場使用料は無料。会場備品の使用も可能です(ウェブサイトに掲載)。
施工会社の紹介が必要な場合はご相談ください。
会期中は、ギャラリースタッフ2名が常駐し、開催をサポートします(無料)。
広報支援としてプレスリリースの配信、JDPおよび当ギャラリーウェブサイト・メールニュースへの情報掲載を行います。
開催期間は双方協議の上、最終決定します。
企画展は入場無料とします。

審査方法

一次審査
主に企画内容を審査します。
[ 提出内容 ]
 

企画書(PDF形式/A4サイズ4ページ以内)

企画趣旨(1P)
応募者プロフィール(1P)
展示イメージ(平面・展開図など)(1-2P)
会場図面、使用可能な備品情報をダウンロードしてください。
(詳細は現況優先とします)
過去の展示会開催実績があれば応募者プロフィールに記載してください。
二次審査
一次審査通過企画について、展示内容の詳細
およびその実現可能性について審査します。
[ 提出内容 ]
 

一次審査時に提出した企画書に、以下の内容を加えてください。

実現可能性を考慮した展示内容の詳細(ページ制限なし)
収支計画(1P)
制作・運営チーム図(1P)
[ プレゼンテーション審査 ]
 

オンラインで実施予定

応募方法

ご担当者名およびご連絡先を明記の上、
2023年8月31日(木)までに一次審査書類データ(PDF)をgdmopencall[@]gmail.com までお送りください。
原本の送付は不要、ご提出いただいたデータは審査以外に使用いたしません。
上記メールアドレスの [ ] を削除してお送りください。

スケジュール

2023年
6月-8月企画募集
9月一次審査、通過者のみに結果を通知
10月中旬二次審査実施
10月末当選企画および次点を発表
12月末実施計画の最終確認
   実施設計・見積もり・製作スケジュール・
   施工会社等体制表を提出
2023年
1月-2月契約書締結/プレスリリース発信
3月開催

問い合わせ先

公益財団法人日本デザイン振興会
GOOD DESIGN Marunouchi 担当:川口 真沙美
gdm[@]g-mark.org
上記メールアドレスの [ ] を削除してお送りください。


第2回 企画展公募選出企画
「世の中を良くする不快のデザイン展」

企 画:株式会社電通クリエーティブX
会 期:2023年3月24日(金) - 4月23日(日)
来場者数:26,435名(852.7名/日)
詳 細:https://marunouchi.g-mark.org/exhibition115.html

■ 選出者のコメント

「デザインをテーマにした企画展」という大きなテーマの中で、私たち企画チームのメンバーも、この公募を通じて「デザインとは何なのか?」を改めて強く考えるきっかけになりました。そんな中で生まれたのが、「世の中を良くする不快のデザイン展」でした。私自身もこの企画展によって、「私たちにマイナスしかもたらさないと思っていた不快が、実は役立つ」という事の驚きや発見に気付かされた一人です。この公募に参加していなければ、一生その事に気づけなかったかもしれない。そういった意味で、この公募に参加して本当に良かったです。SNSでバズったのをきっかけに、開催期間1ヵ月で来場者は26,000人を超え、予想以上の大きな反響に私たち自身もとても驚きました。これもひとえに、各協力企業の皆さま、本展示を紹介してくれたメディアの皆さま、協力と助言をいただいた電通クリエーティブXの皆さま、そして運営を担ってくださったGOOD DESIGN Marunouchiの皆さまのおかげだと思っております。この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

世の中を良くする不快のデザイン展 企画チーム:
中沢 俊/佐々木 千穂/浅岡 敬太/江口 光希/松元 良/畑野 亮/村田 洋敏/石川 達哉/鈴木 創太/井口 英哉/荒砂 義治

■ 第2回企画展公募実施概要と選出経緯について

GOOD DESIGN Marunouchiでは、2021年度より展示企画の公募を実施し、複雑化する社会におけるさまざまな課題を解決し、新たなテーマを発見する手段として大きく役割が広がる「デザイン」について、多くの人たちに創造的な気付きを提供する企画を広く募っています。第1回選出企画「漫画とデザイン展」はコロナ禍にもかかわらず一ヶ月の来場者数1.3万人の人気企画となり、大阪巡回展を開催しました。
第2回となる2022年度は、全国から22企画の応募があり、厳正なる審査の結果、“不快”という感覚が現代人の人間性の輪郭を浮かび上がらせる可能性と、心理的な効果に目を向けることで新しいデザインのアプローチ方法を提示する企画内容が評価され、「世の中を良くする不快のデザイン展」が選出されました。

第2回企画展公募結果報告:
https://marunouchi.g-mark.org/exhibitionplanning2023.html


第1回 企画展公募選出企画
「漫画とデザイン展」

会 期:2022年2月28日(月) - 3月31日(木) 開催
来場者数:13,082名(408.8名/日)
詳 細:https://marunouchi.g-mark.org/exhibition97.html

■ 選出者のコメント

複雑化する社会課題を解決する手段として、その役割を大きく広げる「デザイン」。まだグッドデザインが触れていないテーマは何か?そして、自分たちが前のめりにやり切れるものは何か?そんな出発点から辿り着いた1つの答えが「漫画とデザイン展」でした。展示会のクリエイティブの部分だけではなく、出版社各所との交渉・スケジュール調整・協力者さがしなど、目に見えないさまざまな障壁を乗り越えて実現したこの企画。来場者数は開催期間1ヶ月で13,000人を超え、SNSを中心に大きな反響を得ることができました。まだまだ生まれたばかりの「漫画とデザイン展」。漫画デザインのおもしろさ、そしてそれを生む出すデザイナーの熱を、もっと多くの人たちに届けるために。第2回、第3回の開催を目指していきたいと思っています。JDPさま、審査員のみなさま。今回はこのような機会をいただき、本当にありがとうございました。

漫画とデザイン展 企画チーム:
関口 いちろ/水田 聖平/石山 彩奈/林 隆三/仁科 里英/楠 俊之

■ 第1回企画展公募実施概要と選出経緯について

GOOD DESIGN Marunouchiでは2021年、初の企画展公募を実施。複雑化する社会におけるさまざまな課題を解 決し、新たなテーマを発見する手段として大きく役割が広がっている「デザイン」について、多くの 人たちに創造的な気付きを提供する企画を広く募りました。厳正なる審査の結果、25件を超える 提案の中から、テーマの独自性と拡張性、劇場やギャラリーを多く有するカルチャー発信地であ る有楽町という地域との親和性の高さが評価され、「漫画とデザイン展」が初の公募企画として 選出されました。

第1回企画展公募結果報告:
https://marunouchi.g-mark.org/exhibitionplanning.html

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