GOOD DESIGN AWARD

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2021

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
デジタルX線画像診断装置 [FUJIFILM DR CALNEO Flow]
事業主体名
富士フイルム株式会社
分類
医療用機器・設備
受賞企業
富士フイルム株式会社 (東京都)
受賞番号
21G070646
受賞概要
2021年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

デバイスセンサー基板の薄型フィルム化により、軽量化と高画質実現のデジタルX線画像診断装置。患者体下に挿入し易い当社背面シェルボディを継承、撮影面に各種LEDを配置、清掃性に優れたシームレスデザインを実現。静止画に加え透視用の動画生成機能搭載により院内で幅広く活用できる新ソリューションを提供。

デザインのポイント
1.薄型フィルムTFT基板を採用によりCRカセッテ同等まで軽量化(Gos:バッテリ除く)、技師の負担軽減
2.背面シェルボディ継承に加え、シームレスな撮影面に中心線・状態表示LEDを新搭載しワークフロー刷新
3.新たに動画生成機能搭載により、一般撮影に加え、動画撮影可能なX線透視用途まで適用範囲を拡大
プロデューサー

富士フイルム株式会社 メディカルシステム事業部

ディレクター

富士フイルム株式会社 デザインセンター長 堀切和久

デザイナー

富士フイルム株式会社 デザインセンター 小倉良介、大野博利

発売予定
2021年10月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

X線撮影は院内最大の検査数を担う画像検査であり、技師は、患者に配慮しつつ迅速で正確な撮影を行う必要がある。デジタル型の画像診断装置の登場で即時性等作業効率は飛躍的に向上し、撮影室内だけでなく、救急、在宅、災害等のより厳しい環境や高齢者の運動器疾患増加への対応など活用領域の拡大に向け期待も高まっている。一方読取り・消去作業が必要なCR用IPカセッテに比べ重いことで、技師の身体負荷は課題と言われている。また不意な落下破損のリスクやステータス確認等、デジタルデバイスならではの問題も顕在化している。更に院内感染防止の観点から、患者身体に直接触れる装置として、従来以上に検査毎に丁寧に消毒を行うなど技師の作業負荷は増している。そこでこれまで培ってきたノウハウと技術を活かし、様々な環境で技師の負担を軽減し、患者に安心安全を提供できる画像診断装置の完成形となるデザインを目指した。

経緯とその成果

当社装置の特長である患者体下への挿入性に優れた背面シェルボディを継承しつつ、センサーや構造を抜本的に刷新。従来のデバイスセンサーであるガラス素材のTFT基板は重く破損リスクが高いため、フィルム式のフレキシブルセンサーを採用。破損リスク低減と軽量化(GoS約1.8kg:バッテリ除く)を実現。更にX線透過率の向上により低線量での画質を向上。また従来側面にあった中心線・状態表示LEDを撮影面に配置としたことで、技師が側面を覗きこまずボジショニング確認可能なワークフローを提供。撮影面は角Rを最大化すると共に、部品分割や凹凸、ラベルの無い完全シームレス構成とし当社抗菌コートフィルムでラッピングすることで患者負担が少ない清潔で安心な検査を提供。また新たに動画生成機能を搭載し、同時開発のX線透視撮影装置「CALNEO CROSS」を用いた脊柱や関節等の運動器疾患など整形外科手術での透視撮影に対応。

仕様

CsI高画質タイプ(動画機能搭載)【C47】約384mm×460mm×15mm/約2.2kg、【C77】約460mm×460mm×15mm/約2.6kg、【C12】約282mm×333mm×15mm/約1.4kg、GoS軽量タイプ【G47】約384mm×460mm×15mm/約1.8kg、【G77】約460mm×460mm×15mm/約2.1kg(重量:全てバッテリ除く)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

製品紹介Webサイト(動画撮影機能に関する情報公開は6/30以降の予定)

審査委員の評価

X線フィルムからDRへの転換という、第一世代のイノベーションによって、医療現場に大きな改革をもたらしたパネルが、機能と使い勝手の両面で大きく進化している。パネルはさまざま機器との連携を想定しているが、今回の動画生成機能や低線量化が可能にした、新たな機器開発が多く実現している。それらによるトータルな医療への貢献を考えると、パネル進化の価値は計り知れない。パネル自体も軽量化に加え、インディケーションや形状のアップデートなどによって、操作性が大きく向上している。

担当審査委員| 朝倉 重徳   林 千晶   村田 智明   村上 存  

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