GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

受賞対象名
ニュースサイト [日経電子版]
事業主体名
株式会社日本経済新聞社
分類
メディア・媒体
受賞企業
株式会社日本経済新聞社 (東京都)
受賞番号
20L00015
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日経電子版は、日本有数の経済紙である日本経済新聞のコンテンツを提供する有料ニュースサイトです。ビジネスパーソンの仕事や投資に役立つ公正で価値ある情報を最適な形で届けます。テキスト、数値データ、グラフィック、動画などの情報を、様々なデバイスで快適に閲覧し、ユーザーがそうした情報を有効に「使える」ように設計されています。

デザインのポイント
1.ストレスの無い閲読体験を提供する情報設計と、WEB・アプリに関わらず同じ利用体験を担保する概念設計
2.ニュースサイトをデザインするのではなく、読者との「コミュニケーション」をデザインすることを重視した
3.アプリケーション「紙面ビューアー」を開発し、旧来の新聞閲読体験をデジタル技術でアップデートした
プロデューサー

渡辺洋之

ディレクター

山田尚郎

デザイナー

永山寛樹

詳細情報

https://www.nikkei.com/

発売
2010年3月23日
価格

4,277円 (一部に無料記事あり)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

1990年代後半から数多く立ち上がったニュースサイトの多くは広告を収入源とする無料サイトでした。日経は、価値ある情報には対価が必要という信念のもと、国内初となる有料課金のニュースサイトとして2010年に「日経電子版」を創刊しました。「コンテンツは無料」というインターネットの"常識"を覆し、お金を払うに値する体験と感じてもらうには、紙の新聞を単にWEBに置き換えるのではなく、新たなデジタルニュース体験をゼロから作りあげる必要がありました。読者の行動データを参照しながら、記事レイアウト、カテゴリー、保存や検索のUIを継続的に改良するといった作業は、従来の新聞制作の経験にはなかったものでした。iPhoneの登場など、デバイスの急速な進化に対応しながら最適なユーザー体験を模索するなど、独自の工夫を繰り返してきました。

経緯とその成果

日経電子版は、日本経済新聞の記事を伝える媒体であると同時に、グループが持つ株価、為替などの金融データ、各種統計・経済指標、動画などを配信する役割も担います。多様なコンテンツをワンストップの体験として提供するため、情報設計を工夫しています。記事の表示本数、サムネイルの位置・サイズなどはユーザーデータに基づき設計されています。ユーザーにとっての「価値」にはレスポンス、スワイプの滑らかさなど技術的な側面も含むため、デザイナーとエンジニアが協力して取り組んでいます。記者も協働して、コンテンツの改良、出稿タイミング最適化に取り組んでいます。こうした職種横断の体制は、グラフィックやサイト設計といった狭義のデザインにとどまらない、「ユーザー体験のデザイン」を最上位の目標に置くことで生まれました。これにより顧客の支持を得て、サブスクリプションサービスとしては有数の継続率の高さを実現しています。

仕様

[日経電子版]ブラウザ版:Edge最新版・Chrome最新版・FireFox最新版・Safari最新版・iOS版:iOS11以降・Android版:Android 5.0以降 ・紙面ビューアーアプリ: iOS版:iOS10以降 ・Android版:Android 5.0以降

どこで購入できるか、
どこで見られるか

https://www.nikkei.com/

審査委員の評価

このサービスが登場した当初、新聞がデジタル化されたことで様々な意見が出たのを覚えている。紙のメディアの気楽さや完結性に対する、デジタルだからこそ可能となった広告や表現の可能性など、大いなる期待とともに未知数の将来性に対するいくらかの不安もあったようだ。10年が経ち、それは今では道具として多くの人に受け入れられ、紙と電子版のどちらもそれぞれの役割をしっかりと持ち生き続けている。これからも時代に合わせたメディアの進化が続くことを楽しみにしたい。

担当審査委員| 齋藤 精一   安次富 隆   田村 昌紀   羽田 美智子   藤本 幸三  

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