受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
- 概要
おもてなしからお手入れまで、使い手となるあらゆる人の心に寄り添う醤油差し
- デザインのポイント
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1.裏もれ(液だれ)しない!
2.持ちやすく、洗いやすい!
3.ガラスだから、中身の量がわかる!
- デザイナー
廣田硝子株式会社 代表取締役会長 廣田達夫
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- 詳細情報
- 発売
- 1976年1月1日
- 価格
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2,200円
- 販売地域
国内・海外共通仕様
おもてなしからお手入れまで、使い手となるあらゆる人の心に寄り添う醤油差し
廣田硝子株式会社 代表取締役会長 廣田達夫
2,200円
国内・海外共通仕様
1976年の発売当初、ねじ式が主流であったガラス製醤油差しの蓋を擦り合わせガラス栓に変えることで液だれのストレスを解消することを目標に、企画開発しました。 「化学実験用の点滴ビンの仕組みに着目して」作られたこの醤油差しは、その使い心地の良さからたちまち好評の輪が広がりました。 特許を取る事をあまり考えていなかった時代背景、そしてガラス食器業界の発展を第一に考えていたことあり、現在多くのガラス食器会社やガラス食器工場で用いられる出発点となりました。
妥協点のない究極的な醤油差し、にこだわって生まれました。オシャレだけど残量が分かりにくい事や、手入れしやすいけれどお客様のいる食卓には不向きモノやなくてもよいモノ止まりにさせないことが大切であると考えます。実用的であることに加え、飽きのこないシンプルなデザインを中心に、日々のテーブルコーディネートを考えるのが楽しみになる醤油差しとなりました。応用した醤油差しを種々開発した後、類似品が多数出るも、醤油差しの普及に大きく貢献しました。
6.2cm×10.7Hcm、100ml、ガラス製
廣田硝子株式会社・すみだ和ガラス館
廣田硝子・オンラインショップ
廣田硝子・すみだ和ガラス館
私たちの暮らしに欠かせない絶対的な調味料といえば『お醤油』です。 テーブルに置かれた醤油差しは、その家の格を垣間見せてしまう大切なファクターであるように思います。 擦り合わせガラスの部分が美しく見た目に涼やかさを演出していますが、それは液だれさせないための機能美も兼ね備えていること。テーブルの上で決して主張せず、かつ凛とした美しさを醸し出す容姿。こまめにお手入れしたいものだからこそのサイズ感と中身が見える清潔感。 45年もの間、重宝されてきたのにはこのような訳があります。 お醤油の紫を美しく見せる、テーブルに置く時の美しさやお手入れの簡単さ、最も大切なのは液だれをさせないこと-簡単なようで難しい試行錯誤があったと推察します。 現代の暮らしにも、そして多様化していくこれからの私たちの暮らしにもずっと寄り添ってくれるものと期待しての高評価となりました。