GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

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受賞対象名
鞄 [ポーター / タンカー]
事業主体名
株式会社吉田
分類
装身具・身につけるもの
受賞企業
株式会社吉田 (東京都)
受賞番号
20L00004
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

米空軍のフライトジャケット「MA-1」をモチーフに開発したオリジナル生地が特徴の吉田カバンの代表的なシリーズ。発表から35年を経た今も愛され続け、ナイロンツイル(表面)+ポリエステル綿(中間層)+ナイロンタフタ(裏面)という生地は3層構造でとても軽く、ボンディング素材の柔らかな感触と裏面の鮮やかなオレンジカラーが魅力。

デザインのポイント
1.ナイロンツイル(表面)+ポリエステル綿(中間層)+ナイロンタフタ(裏)の3層構造のオリジナル生地。
2.金具は使用するにつれて経年変化が表われるよう、あえて色が剥げるような塗装にしています。
3.ボンディング素材の柔らかな感触と、裏面の鮮やかなオレンジカラーが魅力。
デザイナー

株式会社吉田 企画部

詳細情報

http://www.yoshidakaban.com/product/series/6227.html

発売
1983年4月
価格

7,800 ~ 61,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

背景

80年代初頭に海外の蚤の市でヴィンテージの「MA-1」を見かけ、心惹かれたのがシリーズ開発のきっかけです。当時は軍装品をファッションに取り入れることはまだ珍しく、カバンは実用品としての側面が強い時代でしたが、ファッション的にも楽しめるカバンを作りたいと思ったのも開発動機の一つです。また、一般的には馴染みの薄かったミリタリーウェアのディテールをカバンに落とし込むことで、新たなジャンル開拓ができればと思いました。機能面だけではなくデザイン要素にもフォーカスをあてて、素材の段階から開発を行うことはカバン業界ではごく稀で、弊社としても実験的要素のある取り組みでした。

経緯とその成果

シリーズのために開発したオリジナル生地はナイロンツイル(表面)+ポリエステル綿(中間層)+ナイロンタフタ(裏面)という3層構造でとても軽く、ボンディング素材の柔らかな感触と裏面の鮮やかなレスキューオレンジカラーが魅力です。この生地は綿の量を変えた厚手のタイプと薄手のタイプがあり、箇所によって使い分けをしています。「MA-1」という軍装品をモチーフにしているため、構造面でもミリタリーアイテムの作りを踏襲してトリプルステッチを入れて強度を高めたり、2つのポケットを1枚の生地パーツをつまみながら縫うことで形作るなど、あまり一般的でない技法も積極的に取り入れました。一部の金具にはあえて剥げやすい塗装を施して、エイジングの味わい深さを感じられる仕様にしています。縫製職人さんが形状を綺麗に出す縫い方に辿り着くまで試行錯誤がありましたが、新たな境地を開くことで弊社の製品開発の幅を広げることができました。

仕様

素材 表:ナイロンツイル(ポリエステル綿ボンディング加工) 裏:ナイロンタフタ

どこで購入できるか、
どこで見られるか

PORTER(表参道・丸の内・ 大阪)、PORTER STAND(品川駅・東京駅・京都)など
PORTER 表参道
PORTER STAND品川駅店

審査委員の評価

吉田カバンのポーターシリーズは、私たちの年代にとって憧れの存在であった。 発売された35年前から、素材の斬新さ、印象的なオレンジカラーの裏地の新鮮さ、用途を広げる様々な大きさの展開などといった、シリーズを決定づける明らかな特徴があった。今でも変わらずに、その系譜が時代や人々の作法に合わせて進化し続けていることで、私たちの憧れは色褪せず、今も世代を超えて憧れられるに値するだけの魅力がある。

担当審査委員| 齋藤 精一   安次富 隆   田村 昌紀   羽田 美智子   藤本 幸三  

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