GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
小型海水淡水化装置 [MYZ(ミズ)シリーズ]
事業主体名
ワイズグローバルビジョン株式会社
分類
公共用機器・設備
受賞企業
ワイズグローバルビジョン株式会社 (沖縄県)
受賞番号
20G120745
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

MYZシリーズは、重金属等に汚染された井戸水なども濾過し、飲み水に変えることが可能な逆浸透膜格納容器特許技術を応用した海水淡水化装置。従来の大型で高額なプラント設備と比べ、小型・低価格化を実現。船舶への搭載、離島への常設をはじめ、インフラのない場所への普及を拡大させ、世界の水問題に直接貢献している製品である。

デザインのポイント
1.一人で運べる可搬性~小型化、ホース収納、重量バランスを考えたカート方式で移動性能向上を目指した。
2.空間調和~船舶や室内にも対応できるように、主装置とホースを一体で格納し、同時に騒音も軽減した。
3.操作性~難易度の高い操作手順をミスなく導くため、操作系集中化とガイダンスグラフィックを施した。
プロデューサー

ワイズグローバルビジョン株式会社 代表取締役社長 柳瀬善史

ディレクター

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役 村田智明

デザイナー

株式会社ハーズ実験デザイン研究所 百田俊一

発売予定
2020年9月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

これまでの海水淡水化装置は工業製品・インフラ設備という側面が強く、生産性やメンテナンス性などのメーカー都合に焦点を合わせている製品がほとんどだった。つまり、操作性や移動のしやすさ、騒音の対策、付帯物の収納、安全性、設置空間への配慮が行き届いていない製品カテゴリであった。 しかし、地球温暖化に伴う水位の上昇で地下水から塩水がでるなど、世界各地で海水の淡水化をいかに小さなインフラ単位で行うかの需要が出てきたため、大きなインフラ設備ではできない、このような最小単位での意匠性やユーザビリティが必要となったと考えている。また昨今の災害時・防災用備蓄としての需要やベンチャー企業の地方進出などの情勢の変化も後押しし、デザイン性を考慮した製品の開発を行うに至った。

経緯とその成果

可搬性を向上させるために、逆浸透膜格納容器などの内蔵物のレイアウトを従来の配置から大きく変更した。このことで設置面積約50%のスペースが空いたため、ホースなどの付帯物の収納スペースの確保が可能となった。また、この付帯物一体化によるコンパクト化及び移動時の車輪を中心に振り分けた重量バランスの設計で移動性能が著しく向上した。さらに、随所に分散していた操作系を一か所のパネルにまとめて、操作プロセスを分かりやすく導くアフォーダンスグラフィックを行い、一般ユーザーが使う状況を想定した。

仕様

H 1070×W 515×D 430 65kg

どこで購入できるか、
どこで見られるか

<東京営業所> 〒105-0013 東京都港区浜松町1-28-13 浜松町フォーラムビル501

審査委員の評価

MYZシリーズは海水や地下水を飲料用として利用できる軽量コンパクトな淡水化装置である。ガイダンスグラフィックなど操作系を上部に纏め操作ミスを無くす工夫や、フィルターやホースの収まりなど細部にわたり使う人へ配慮がある分かりやすく使いやすいレイアウトがなされている。また、これらを可搬性を考慮した重量構成でパッケージ化されておりプロダクトデザインの完成度は非常に高い。世界に淡水化装置は多くあるが、デザイン性と小型、低コストをクリアしたこの製品はインフラのない世界の多くの場所や地域での活躍が期待されている。

担当審査委員| 田子 學   佐藤 弘喜   鈴野 浩一   長町 志穂  

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