GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
野球ボール回転解析システム [MA-Q]
事業主体名
ミズノ株式会社
分類
スポーツ用品
受賞企業
ミズノ株式会社 (大阪府)
受賞番号
20G040180
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

MA-Qは、アマチュア野球界をターゲットとした、センサ内蔵の野球ボールである。ボールを投げるだけで、回転数や回転軸、球速などの計測ができ、データは、スマートフォンのアプリケーションを通じて管理可能である。データを基に指導者や選手が客観的にピッチングを「デザイン(組み立てる)」するためのツールである。

デザインのポイント
1.ボール/中心にセンサを内蔵し、硬式試合球と同様の質量・バランス・硬さ等を実現。違和感なく投球可能
2.ワイヤレス充電器/耐衝撃性を考慮した独自のワイヤレス充電設計による機能美
3.アプリ/独自アルゴリズムにより、詳細な分析が可能(回転軸の3次元での視覚化、データ管理)
デザイナー

ミズノ株式会社 グローバルイクイップメントプロダクト部 デザイン課/グローバル研究開発部 センシングソリューション開発課

発売
2018年11月15日
価格

15,000 ~ 29,800円 (ボール:本体価格¥29,800+税 充電器:本体価格¥15,000+税)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

近年のアメリカ野球界では、高額な弾道測定器やセンサを用いて、投手の球質(ボールの回転数や回転軸)や動作を分析し、データに基づき指導者が合理的に指導を行う、いわばデータ野球が進んでいる。一方、日本野球界、特にアマチュアの現場では、データ計測・活用の文化が醸成されておらず、非合理的な指導も依然多い。そこで我々は、誰もが気軽に自身の球質を計測可能にするために、比較的安価なセンサ内蔵野球ボールを開発した。製品そのもののデザインだけでなく、野球の練習やピッチングを受け身でなく、主体的に「デザイン(組み立てる)」してほしいとの思いを込めている。MA-Qは 単なる計測器という位置づけではなく、サービス全体を通じて、日本アマチュア野球界に、「練習革命」を起こし、投球練習の効率化や合理的な指導の普及を進めていきたいと考えている。

経緯とその成果

▼ 目標:アマチュア野球界に向けてデータ活用文化の構築 をすること。▼工夫点:試作品を繰り返す中で、センサが搭載されたカプセル内にゲルを入れた構造が、最も耐衝撃性が高いことを確認した。▼ 成果1_購入者の約8割が高校野球(ミズノ調べ)であった。 ▼ 成果2_購入者から、「得られたデータを選手自身が客観的に分析し、目標とする数値を達成するためには何をすべきか、これまで以上に指導者と密にコミュニケーションを取るようになった」などとコメント頂く(ミズノ調べ)。▼ 成果3_MA-Q購入者の内、MA-Qで計測できる3項目の球質(球速・回転数・回転軸)全てを活用しているチームが、88%に上ることも明らかになった(ミズノ調べ)。 ▼ ユーザーに与える印象の狙い:未来、テクノロジーを感じさせる世界観は、今後の野球文化の新たなビジョンを表現している。 スポーツギアとしての魅力を最大限に追及した。

仕様

▽ボール:通信方式/Bluetooth Low Energy 通信距離/見通しの良い場所で約20m 動作時間/約8時間 内蔵充電池/コイン形リチウム二次電池 充電時間/約8時間 本体外径寸法/229~235mm 本体質量/141.7~148.8g 原産国/中国製(センサーモジュール:日本製) ▽ボール充電器: 本体:日本製 ACアダプター:中国製

どこで購入できるか、
どこで見られるか

▼MIZUNO OSAKA CHAYAMACHI ▼ECサイト ▼各種スポーツ店
ミズノオンラインショップ

審査委員の評価

単なる測定器ではなく、アマチュア野球界に「練習革命」を起こすプロダクトである。データ野球が進んでいるアメリカの野球界に比べ、日本球界は未だ非合理な指導が多い。高額な弾道測定器を導入できない高校球児には数値で自分のピッチングをデザイン出来ることになる。特筆すべきは通常の公式球と同じ品質を提供している点である。

担当審査委員| 渡辺 弘明   色部 義昭   清水 久和   ムラカミ カイエ  

ページトップへ