GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
防振双眼鏡 [Techno-Stabi TS-X1440]
事業主体名
富士フイルム株式会社
分類
レジャー・アウトドア・旅行用品
受賞企業
富士フイルム株式会社 (東京都)
受賞番号
19G030160
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

手振れから乗り物など大きな振動まで修正可能な防振双眼鏡です。当社独自の 2軸シンバル制御機構による ±5.5°の強力な補正技術により14倍という高倍率でも安定した視野が得られます。 野鳥や動植物などの自然観察やスタジアムでのスポーツ観戦等で手振れ、船上等揺れの発生しやすいシーンでも安定した視野を確保することが可能です。

デザインのポイント
1.趣味性の高い光学機器(カメラやスコープ等)に通じる接眼部の高品位な質感と堅牢性の高い本体ラバーの融合
2.ラウンドフォルムとフルラバーボディによる揺れる使用環境下でも安定して保持できるホールディング性。
3.手袋を装着し双眼鏡を覗いたまま操作可能なフォーカスリング形状・電源/防振機能のON/OFF釦位置。
プロデューサー

富士フイルム株式会社 光学・電子映像事業部

ディレクター

富士フイルム株式会社 デザインセンター長 堀切和久

デザイナー

富士フイルム株式会社 デザインセンター 酒井裕之

発売予定
2019年11月29日
価格

オープンプライス

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

背景

当社独自の防振技術テクノスタビを搭載した防振双眼鏡TS 1440は漁業・山岳・海難関係などプロの観測・監視用途で発売以来20年を経た現在でも高い評価を得ています。しかし、2つのジャイロ機構により筐体は大きく重い箱型でホールド性も通常の双眼鏡同様に両手持ちが基本でした。近年、特に北米では老若男女が自然と親しむライフスタイルが定着し、マリンレジャー、山岳地帯での動物・星空観察等の様々なユーザーに向けた、民生用途の防振双眼鏡のニーズが高まっていました。デザイン開発にあたっては大きな手のユーザーでも気軽に握れるホールド性や、手袋を装着した 状態でも双眼鏡を覗いたままで精緻なフォーカスと防振機能のON/OFF操作性を実現する観察時の身体的負荷の軽減が課題となりました。また外観面ではカメラやスコープ等趣味性の高い光学機器に通じる接眼部の高品位な質感と堅牢性の高い本体ラバー質感の融合を目指しました。

経緯とその成果

成熟した双眼鏡分野の中で洗練されたデザイン・操作性を目指し3つの要素を突き詰めました。1つ目は船上など過酷な環境での安定したホールド性。精密な部品であるジンバル機構を中心にレンズ・プリズム等光学部品をホールド時の重量バランスを見極め配置、双眼鏡を構えた際に脇が締まりブレにくい観察姿勢を実現しました。円筒フォルムのラバーボディはしっかり握れると共にと表面にマット処理を施し高品位に仕上げました。2つ目は、的確な操作を直感的に行える操作性。ホールド時に操作するフォーカスダイヤル・電源/防振ボタンへのアクセス性や多様な手のサイズ・把持方法に配慮したグリップ形状をプロトタイピングを重ね、ブラインド操作を実現しました。3つ目は、不測の状況に柔軟に応えるフレキシビリティ。主要用途のマリンユースで水面に落下してもフロートし水深1M、5分の防水設計とし、ユーザーが快適且つ安全に使える双眼鏡を目指しました。

仕様

寸法:165.0mmx187.0mmx74.1mm 重量:1300g 仕様:防振補正角度:5.5度 防水機構:水深1.5m5分 外装:樹脂成型品+ラバー塗装/ゴム成型生地仕上げ 単三アルカリ電池、充電式ニッケル水素電池対応

どこで購入できるか、
どこで見られるか

富士フイルム(株)光学・電子映像事業部

審査委員の評価

定番ともいえる防振双眼鏡の20年ぶりのリニューアルをデザインと機能の両面から緻密に、そして適切に実施されている点が非常に高く評価された。既存製品の改善にとどまらず、さらに新しいユーザーニーズを開拓するデザインのアプローチ、機能要素を満たす過不足のない美しい佇まいの外観意匠、シンプルで明快にまとめられた操作系インターフェイスなど、多くの点が評価される素晴らしい製品であると感じる。

担当審査委員| 山田 遊   木住野 彰悟   倉本 仁   村田 智明   Andrew Pang  

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