GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドフォーカス賞 [技術・伝承デザイン]

受賞対象名
爪切り [スワダネイルクリッパー]
事業主体名
株式会社諏訪田製作所
分類
衛生用品
受賞企業
株式会社諏訪田製作所 (新潟県)
受賞番号
19G010055
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品は従来のてこ式爪切りでは成しえなかった両刃の成形と修理を実現し、爪の切れやすさを飛躍的に向上させると共に、使い捨てではなくメンテナンスをして長く愛用できるようにしました。使用時の安定感と、切った後の爪がより美しくなるようにデザインしました。

デザインのポイント
1.ヒンジ構造により、刃を大きく開いて両刃の成形が可能となり、従来品よりも切れやすさが向上しました。
2.握った手に沿って、本体の持ち手を内側に折り曲げることで、使用時の安定感を持たせました。
3.爪に対して垂直に切り込むため、切断面が小さく美しい切り口が得られます。
プロデューサー

株式会社諏訪田製作所 代表取締役 小林知行

ディレクター

株式会社諏訪田製作所 代表取締役 小林知行

デザイナー

株式会社諏訪田製作所 開発室 三浦達朗

発売予定
2020年3月
価格

オープンプライス

受賞対象の詳細

背景

市場にあふれるてこ式爪切りはその構造上、表側から刃を形成する片刃のものが多く、ニッパー式爪切りのような両刃のものに比べて切れやすさには限界がありました。メンテナンスも不可能に近く、使い捨てられています。それらの問題を解決し、より切れやすく、より長く愛用できるてこ式爪切りを提案したいと考えました。

経緯とその成果

てこ式爪切りに最高の切れやすさを付与するためには、向かい合う刃を限界まで薄くする必要があると考えました。従来のてこ式爪切りは、二つの刃部品が互いに近しく向き合った状態で固定接続するため、刃の裏側の加工は困難であり、その分厚くなって切れやすさを損なう要因となっています。そこで、刃部品をヒンジ構造にて接続することで、刃同士を大きく開くことができ、表側だけでなく裏側からも刃の成形を可能としました。 薄く成形された刃はより爪に喰い込みやすくなり、刃物用鋼材の硬さも相まって、切れやすさが飛躍的に向上しました。更に、修理や清掃も可能となりました。

仕様

寸法:W70 × H15 × D13mm 重量:36g 材質:ステンレス刃物鋼

審査委員の評価

爪切りのような成熟商品といわれるアイテムでも、そのモノを長く使えるようにつくり込んでいくことで、ユーザーの考え方や消費行動を変えるアプローチになり得る。スワダネイルクリッパーでは、爪切りとしての切れ味を向上させるために、従来表側のみの成形だった刃を両刃の成形に変えている。両刃の加工をするために、ヒンジ構造を設けて本体部分を開脚できるようにし、それにより刃の研ぎ直しも可能になっている。そこに高い技術力、精度の高い仕事が見て取れる。刃の研ぎ直しを送料込み1000円で対応するなど、この道具の切れ味をユーザーが長く享受するための企業としてのサポート姿勢に対しても、審査員の間で高く評価された。爪を美しく切る道具であると同時に、使うほどに気持ちまで引き締まる、長く使う気持ちをつくる道具である。

担当審査委員| 濱田 芳治   佐々木 千穂   ムラカミ カイエ   吉泉 聡   Somchana Kangwarnjit  

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