GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
コミュニケーションを生むスタンプ [「職人・町人スタンプラリー」]
事業主体名
高岡クラフト市場街実行委員会
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
高岡クラフト市場街実行委員会 (富山県)
受賞番号
18G161279
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「職人・町人スタンプラリー」とは、毎年秋頃に高岡中心市街地で開催されるクラフトに関する総合イベント「高岡クラフト市場街」で提供しているスタンプラリーのサービスです。来場者が「市場街パスポート」を手に、まちなかにいる高岡の職人さんや、高岡の町人さんを探して、職人さんや町人さんが持つスタンプを集めることで「市場街パスポート」が完成します。一般的なスタンプラリーというのは、店舗や観光スポットに設置されていますが、このスタンプラリーは高岡の大きな魅力である「ひと」に注目し、「ひと」を巡るラリーとなっています。ふだんはなかなか会話しづらい職人さんや町人さんとのコミュニケーションを可能とします。

プロデューサー

富山大学 芸術文化学部 准教授 有田行男

ディレクター

富山大学 芸術文化学部 准教授 有田行男

デザイナー

富山大学 芸術文化学部 河原つかさ(2018年3月卒業)

詳細情報

https://www.syokunintyounin-stamprally.com

利用開始
2017年9月22日
価格

100円 (職人・町人スタンプラリーに参加するにあたって必要となるパスポートの価格)

販売地域

日本国内向け

設置場所

富山県高岡市(高岡クラフト市場街の開催期間)

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

コミュニティに参加できる、コミュニケーションを誘発するスタンプラリー

背景

「高岡クラフト市場街」は2012年にスタート、2015年に富山大学芸術文化学部がより深く関わることで、市場街パスポートと職人・町人スタンプラリーが誕生しました。スタンプラリーについては2012年から行われていましたが、当時はイベント参画店舗へのお客様の誘引が主な目的であり、汎用的なスタンプを用いていました。このため、まずは、参画店舗に設置されているスタンプのデザインを行うことに着手しましたが、高岡の魅力を店舗だけではなかなか語れない、表現できないことから職人さんという「ひと」を探して、スタンプをもらうというコンセプトが生まれました。高岡は「銅器」と「漆器」という伝統産業が存在します。伝統工芸的なものからモダンなクラフトまで、これまでの産業を次世代の産業へと繋げるべく多くの若い職人さんや町人さんが活躍しています。この方々の存在と活動を内外に広く伝えたいという背景があります。

デザイナーの想い

2015年の企画当初からスタンプの制作に関わることができました。当時は来場者の中心が20代から30代の女性であったため、職人堅気でクールなデザインのスタンプを提供していましたが、高岡クラフト市場街の来場者が増え、様々な世代の方々に興味をいただくと共に、子供たちの参加も目立って来たため、2017年にスタンプのデザインを一新して、子供たちに寄り添うことができるものとしました。伝統産業を引き継ぐ職人さんと、子供という、ふだんなかなか接することがない両者が、このスタンプラリーによって出逢うことができるのです。そして、一人でも多くの子供らが、職人さんという職業について興味を持っていただけたら、とても嬉しく思います。このような観点を見出せたので、興味を持った子供らがネットを検索した時のために、大人の方々向けのページと、子供ら向けのページをスイッチ可能なwebサイトを準備しています。

仕様

高岡クラフト市場街の来場者に向けたスタンプラリーのサービス

どこで購入できるか、
どこで見られるか

高岡クラフト市場街(今年度は9月21日〜24日に開催予定)
職人・町人スタンプラリー
高岡クラフト市場街(2017年度のアーカイブ)
文化創造都市高岡サイトにおける特集記事

審査委員の評価

シンプルなアイデアだが、新しい工芸の生き残り方としての「ツーリズム」を最小限のデザインで実現しようとしている姿勢は素晴らしい。新しい顧客が伝統産業の背景に流れる文脈を知り、作り手の縁を読み解いてもらう手法として、ツーリズムは手工芸の生き残りのために不可欠な戦略であるように思う。願わくば単体の楽しいイベントとしてのスタンプラリーを超えて、産地の美しい物作りを伝えるブランディングと融合した形に発展することがあれば、さらに将来にわたって産地を元気づけられるプロジェクトになるだろう。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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