GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
広場及びコミュニティづくり [左近山みんなのにわ]
事業主体名
左近山団地中央地区住宅管理組合
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
STGK Inc.(株式会社スタジオ・ゲンクマガイ) (神奈川県)
受賞番号
18G161268
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「左近山みんなのにわ」は団地再生の取り組みの一つとして、管理組合が所有し共有財産である場所を自ら整備した先進的な広場事例。 新しく子育て世代を呼び込むこと、一方で一人暮らしのお年寄りが安心して健康に暮らし続けることができるよう、多世代が同居できる広場を目指し計画。ヨガやピクニックのできる芝生広場、コンサートのできるステージ、囲碁など既存のサークルが活動できる木陰の縁台やグループで使えるピザ窯など、広場内には団地に暮らす多様な年代の人がそれぞれに楽しめる、たくさんの「仕掛け」が散りばめられている。

プロデューサー

株式会社都市環境研究所 取締役 高鍋剛

ディレクター

STGK Inc.(株式会社スタジオ・ゲンクマガイ) 代表取締役 熊谷玄

デザイナー

STGK Inc.(株式会社スタジオ・ゲンクマガイ) デザイナー 成富文香、渡邊聡美

詳細情報

https://stgk.jp/JP/projects/sakonyama/

利用開始
2017年6月18日
設置場所

神奈川県横浜市旭区左近山 左近山団地 中央街区 第三集会所前

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

みんなの「やりたいこと」を詰め込んだ広場

背景

団地を所有、管理する中央地区住宅管理組合が建て替えをすることなく老朽化した団地を再生するため、住民の共有財産である「外部空間の整備」と「空き家の利活用」を2本柱として団地再生の取り組みを開始。その手始めとして、団地の中にある夏祭り以外ほとんど使われなくなった広場の整備を含む再生を行うため、住民自らが主催者となってオープンコンペが開催された。そこに、左近山団地の魅力の一つである豊かな緑空間を公園として描き出す「左近山団地パークプロジェクト」を提案し採用され、そのプロジェクトのひとつである本広場の整備計画がスタートした。

デザイナーの想い

広場の再生が団地の再生に寄与するという考えのもと、管理組合が主催してオープンコンペを行い、広場整備を行った事例はほかにない。 住民の積み立てた修繕費を元手に身銭を切って作られる広場は、外から団地に新たな人たちを呼び込む起爆剤となるだけではなく、ここで暮らす老若男女さまざまな住民の生活に楽しみを生み出す場所とならなければいけない。また、団地住民が豊かに暮らすその風景こそが、この左近山団地の最大の魅力になると考えた。 そのため、計画の過程では、実際に新しい広場を利用する住民の参加を徹底して促すため、ワークショップの企画やファシリテーションなど、住民参加の機会をつくるプロセス全般も広場の設計と同時にすすめた。この広場のテーマである「やりたいことができる広場」は、小学生からお年寄りまでさまざまな世代の住民に参加してもらった多くのワークショップを通して導き出されたものである。

仕様

■整備面積:2,640㎡ ■ 工期:2016年12月〜2017年6月 ■事業主:左近山団地中央地区住宅管理組合

どこで購入できるか、
どこで見られるか

神奈川県横浜市旭区左近山 左近山団地 中央街区 第三集会所前
Facebook / 左近山団地パークプロジェクト

審査委員の評価

高齢化の進む団地住民が話し合い、デザイナーと協業しながら団地の広場をリデザインした事例として、左近山団地は素晴らしい事例だ。横浜とはいえ、バスがないとたどり着けないかなり不便なところにある団地である。しかし実際に足を運んでみると、たくさんの子供達が楽しそうに走り回っていることに驚く。遊びや溜まりを誘発する仕掛けに満ちた、開かれた公園だからだろう。この改修後、広場でのイベントは急増したと聞いている。ハードとソフトを横断しながらこれを作り上げた、デザイナーと住民の間での共感関係が素晴らしい。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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