GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
パークレット [KOBEパークレットの取り組み]
事業主体名
神戸市建設局
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
神戸市建設局 (兵庫県)
三宮中央通りまちづくり協議会 (兵庫県)
神戸芸術工科大学 (兵庫県)
積水樹脂株式会社 (大阪府)
総合調査設計株式会社 (大阪府)
受賞番号
18G161260
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

都心の新たな憩いや賑わいの創出を目的に設置、誰でも自由に利用することができるパークレット。通行のみの道路を歩くことが楽しくなるような魅力的な道路にデザインしなおす「みちづくり計画」の理念『道路のリデザイン』の一環であり、車道の一部を利用した取組みは日本初である。民学官の連携により事業を進め、神戸芸術工科大学監修でまちとの調和を考慮し利用者の属性に応じたデザインを取り入れている。また、三宮中央通りまちづくり協議会により日常の快適な空間を維持し、パークレット壁面を活用した広告事業により持続可能なスキームを形成している。様々な用途での利用、歩行者交通量の増加など、街に新たな賑わいがもたらされた。

ディレクター

神戸芸術工科大学 芸術工学部 環境デザイン学科 教授 小浦久子

デザイナー

神戸芸術工科大学 芸術工学部 環境デザイン学科 教授 長濱伸貴

詳細情報

http://kobevision.jp/kobeparklet

利用開始
2016年10月
販売地域

日本国内向け

設置場所

兵庫県神戸市中央区三宮町三宮中央通り

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

個別の立地特性に柔軟に対応するまちなか拠点ネットワーク型の「KOBEパークレット」を実現した。

背景

かつて車のための空間として認識されてきた道路を人のための空間へと変化させる整備の一環として、車道の一部である停車帯を利用したパークレットが誕生した。三宮中央通りは元々、地下鉄開通に伴い4車線の車道を1車線減少させ、歩道の拡幅及び停車帯の設置を行っていた。しかし現在では沿道地域の状況から停車帯の利用需要が減少していることが明らかとなり、停車帯を人のための空間として転用した。また、行政単独の取り組みではなく、地元地域、大学の参画により民学官の体制で事業を進め、まちづくり活動に対する意識の向上、まちに調和したデザイン、各団体の負担の軽減による事業の円滑性も期待した。

デザイナーの想い

神戸市のみちづくり計画「道路のリデザイン」における「まちなか拠点」整備に向けたネットワーク型のパークレットデザインを目指した。車道の一部を利用した国内初の試みであったことから、歩行者の安心・安全へのデザイン面での配慮も行った。三宮中央通り沿いの3カ所の設置に伴い、それぞれの場所の立地特性(沿道建物、回遊動線、歩行者特性等)をリサーチし、3タイプの座り方をデザインした。人工芝によるミニ・プレイグランドも一部併設した。一方で、将来の拡張性、移動性、組替えなどから、モジュール設計や構成部材(再生木材他)の統一による汎用的なデザインとし、立地特性に対応する個別性とまちなかに展開していく汎用性を併せ持つネットワーク型のパークレットを実現している。安心・安全面においては、ガードレールを内蔵するウォールを車道側に設置し、車両の追突事故などの安全対策と共に、パークレット利用者の安心感の確保を行っている。

仕様

パークレットはウッドデッキ、ベンチ、テーブルにより都心の道路において憩いや賑わいを演出している。沿道地域(三宮中央通りまちづくり協議会)により日常の快適な空間を維持し、さらには、日常管理の負担軽減のためパークレット壁面を活用した広告事業により持続可能なスキームを形成している。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

兵庫県神戸市中央区三宮町三宮中央通り

審査委員の評価

サンフランシスコをはじめ、海外では新たな憩いの場、新産業創出の場として注目されている「パークレット」。しかし日本では様々な障壁があり、実現するのは容易ではない。この「KOBEパークレット」は神戸市建設局が主体となり、まちづくり協議会や地元の大学、企業などが連携して実現した日本初のパークレット。その努力に敬意を表すとともに、全国に広がることを期待したい。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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