GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
コクヨデザインアワード商品化プロジェクト [コクヨデザインアワード]
事業主体名
コクヨ株式会社
分類
その他一般・公共向け取り組み
受賞企業
コクヨ株式会社 (大阪府)
受賞番号
18G161229
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

使う人の視点で提案されたデザインアワード受賞作品を生産ロット300個で市場に提供し、リピート生産にも対応できるデザインプロセスづくり。 デザインアワード受賞作品は作品発表で終わらず、実際のユーザーに使っていただくことで真にそのデザインの価値を評価できる。 しかし工業製品は大量に生産を行わなければ市場に流通することが難しく、仮に出来たとしても数量限定販売で再販ができない事が多かった。 コクヨデザインアワード商品化プロジェクトは受賞デザイナーと各地の地場工場を開拓し、手作りに近い工程ではあるが均一で高い品質の 商品を300個のロットで生産し販売(再販可)ができる。

プロデューサー

藤木武史 コクヨデザインアワードプロジェクト

ディレクター

星剛 コクヨデザインアワードプロジェクト

受賞者と生産工場で量産のための協業

詳細情報

http://www.kokuyo.co.jp/award/archive/goods/

発売
2017年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

コクヨウエブ販売&THINK OF THINGS SHOP(東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目62−1)

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

デザインアワード作品と地場の生産工場を結びづけ、300個の生産ロットでも市場に提供できる開発プロセス

背景

コクヨデザインアワードは「優れた商品デザインを広くユーザーから集め、商品化をめざす」 プロジェクトとして進めていたが、量産販売の為には販売数量や金型投資回収の高いハードルがあり1年に1商品程度しか実施できなかった。 しかし本来デザイナーが提案したプロダクトはユーザーが実際に使って初めて価値や存在意義がわかるもので、現開発プロセス自体を変革しなければデザインアワードを継続する意味が無いと考えた。 一方地方には高い技術力を持ちながらも新たな商品開発を行う仕組みが無い地場工場が多々あり、デザインアワードと地場生産工場を結びつける事で300個の数量でも高い品質で生産できる点に着目し協業を開始した。 商品は通常なら金型を作成し生産する工程も簡易な治具製作で対応しているので発売当初は金型投資は無い。 投資が低いことは事業継続視点では大変重要で、本プロジェクトも2015年以降も継続して実施している。

デザイナーの想い

「良いデザイン、良い商品はユーザーが評価するべきである、ユーザーが高く評価いただいて初めて製品を量産化すれば良い」。 製品を大量に生産する為の金型投資回収や製品ストック、流通開拓などがデザインの本当のチャンスを逃しているのでは無いかと考える。 ロットが300個でも販売出来ればユーザーの評価を得られ、そのフィードバックは結果的にデザイナーが果敢に挑戦出来る創造の場を作ることに繋がる。 販売もコクヨ直営リアル店舗とウエブ販売を開設しておりユーザーの反応を直接聞き取れる仕組みを作っている。 本プロジェクトは新人デザイナーなどが世の中に出て行く為にリアルな市場で自ら提案したデザインの価値を学ぶことが出来、未来を創る若手デザイナー育成にも貢献できていると考える。

仕様

コクヨデザインアワードは使う人の視点で優れた商品デザインを広くユーザーから集め、商品化をめざす世界規模のデザインコンペティションで今年で16年目を迎えます。 受賞作品はコクヨと受賞デザイナーが共に商品化を行います。商品化は大量生産をしなければ事業化が難しい従来の課題を解決するため、300個の少ないロットでも生産可能な地場工場を各地で開拓し、コクヨ+受賞者+地場工場協創で世に送り出しています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

THINK OF THINGS SHOP(東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目62−1)
コクヨデザインアワードプロダクトで商品化された作品
「本当の定規」の出来るまで
「儚く美しく」の出来るまで

審査委員の評価

実際にユーザに使って判断してもらえるプロダクトデザイン開発の信念に基づき、生産・流通の工夫で生産ロット300個で市場に提供する仕組みをつくったことに拍手を送りたい。こうした取り組みが魅力的でチャレンジングなデザイン開発につながりうる。さらにユーザ評価の高い(販売数の多い)商品にはコクヨ製品として大量生産化の可能性が開かれていることも含めて、次世代デザイナー育成の取り組みとしても高く評価される。アワードと商品化を結びつけることで、デザインアワードの独自性と価値も高めていると言えよう。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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