GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
次代のデザイナーのための教室 [XSCHOOL]
事業主体名
福井市総務部未来づくり推進局まち未来創造室
分類
その他一般・公共向け取り組み
受賞企業
株式会社リ・パブリック (東京都)
株式会社福井新聞社 (福井県)
受賞番号
18G161227
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2016年秋、福井市に開校した、次代のデザイナーのための小さな教室XSCHOOL。全国各地から集まるデザイン・編集・金融・保育など専門性の異なる受講生約20名が、約120日間、福井に通い、文化や風土を紐解き、社会の動きを洞察しながら、プロジェクトを創出。また講師陣、地元企業が伴走し、「あらゆる分野・枠組みを超え、多元的な視点から、新たな価値を生み出す力」「関係性を生かしてプロジェクトを実現する力」を育んでいます。これまで生まれた未来に問いを投げかけるプロジェクトの数々、そのプロセスは、多くの人の心を動かし、福井のまちに「新たな人の流れと仕事」「地域を超えた関係性」をつくりだしています。

プロデューサー

株式会社リ・パブリック 内田友紀、田村大、白井瞭+株式会社福井新聞社 林明美、宮下浩一

ディレクター

UMA/design farm 原田祐馬+MUESUM 多田智美+株式会社リ・パブリック 内田友紀

デザイナー

萩原俊矢+高橋孝治+UMA/design farm 原田祐馬、西野亮介+MUESUM 多田智美、永江大、妹尾実津季

詳細情報

http://makef.jp/make/

利用開始
2016年11月

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

福井から地域を超えた関係性を育み、価値観・可能性をひらくプロジェクトを創出する小さなデザインスクール

背景

①近年、地方創生が進むなか、人口規模がコンパクトな市町村での革新的な事例を多数耳にする。また東京・大阪・福岡など大規模な都市でもさまざまな社会実験が行われている。しかし都市と地方のHUB的な役割を担う人口10〜30万人の中規模都市では、先進事例も都市ヴィジョンもまだ見えづらい状況だ。人口約26万人の福井市の本事業は、中規模都市における新たな挑戦でもある。 ②近代以降のデザインは、戦後の何もない状態から、生活の安定を目指して発展。安く・多く・広く、また機能性を重視する課題解決型が主流であった。だが、近年、環境問題はじめさまざまな弊害も生まれ、その方法自体の見直しが求められている。社会が複雑化する時代、自ら現場に飛び込み、寄り添うことで、身体を通して得た気づきから、より良い未来の手がかりを導きだすような、そんな新たな価値創造のデザインが、これからの社会を形づくっていくのではないだろうか。

デザイナーの想い

学校形式を採用し、受講生はもちろん、すべての人たちが「失敗してもよいから、とにかくフルスイングで!」と声を掛け合える挑戦の場と環境づくりを心がけている。この教室で飛び交う言葉「プロジェクト」の原義は、“未来に投げかけること”。専門性も背景も拠点も全く異なる3人1組のチームが、「ほんとうに向き合うべき問い」を見出すべく、対話と実験を繰り返し、プレゼンテーションと講師陣によるレビューを重ねていく。貪欲に探究したり、情熱的に激しい議論を繰り広げたり、ときには頭を抱えたり。自らを起点に生まれるプロジェクトには、感情がむき出しになるほど夢中させる力があるのだ。また、その過程には、これからの福井のまちを担う地元企業の若手経営者もずっと伴走している。何かが生み出される場の高揚感に魅了され、気づけば、彼ら自身も何かはじめたくなるほどうずうずしはじめるような、刺激的な創造の渦が、毎年福井に生まれている。

仕様

北陸の中核都市・福井市が主宰となり、イノベーションの生態系を研究・実践するリ・パブリックと、地域での根強い発信力と信頼を誇る福井新聞社が共同事業体として運営を行うプログラム。UMA/design farm、MUESUMの2社がプログラムディレクション、デザイン・編集に参画し、新たな人の流れと仕事づくり、その状況の可視化の好循環を形成し、地域をこえた関係性を生み出す。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

XSCHOOLウェブサイト(「未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト」ページ内)

審査委員の評価

狭義のデザイナーにとどまらず幅広い専門性をもつ参加者が、より良い未来に向けた新たなデザインを創出するスクール。福井の資源・技術・文化に学び、行政や地元産業と連携して、地域に発信しながら事業化に取り組む点で、地域が人材育成のゆりかごとなり得ていると言える。デザインに関するスクール形式の取り組みは各地で増えているが、構想で終わることも多い。それに対して、ここでは実際に事業化されている実績に対する評価が高かった。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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