GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
体験型学習プログラム [大学図書館建築キャンパスプロジェクト]
事業主体名
京都女子大学
分類
個人・公共向けの意識改善
受賞企業
京都女子大学 (京都府)
受賞番号
18G161225
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

京都女子大学学生を対象とした学生のキャリア形成を支援するプログラム。キャンパス内で約2年をかけて推進された図書館建築現場を活用し、同工事に携わった専門家等から建築計画(内装・家具を含む)の策定や建築工事を学ぶとともに、未確定であった図書館内一部スペースの活用方法について学生グループを形成して段階的に検討を進めた。図書館竣工後も、2年間の成果を踏まえてカフェ開業に向けた施設設備の整備や開業準備、トレーニングに取り組み、学生が企画し、学生が運営するカフェを開業させた。実社会で活躍する専門家等の仕事に対する取組み姿勢や検討の進め方などを身近に学び、参加学生の学習意欲や就業意識の向上に役立てた。

プロデューサー

学校法人京都女子学園 竹内康弘

ディレクター

鹿島建設株式会社 伊藤隆彦+株式会社STORY&Co. 細川拓

デザイナー

鹿島建設株式会社 寺田香織+ABOUT 佛願忠洋+株式会社ヒサシヤマモトコーヒー 山本尚+アティテュード株式会社 置田陽介

詳細情報

http://www.kyoto-wu.ac.jp/student/library/project/index.html

利用開始
2017年9月
販売地域

日本国内向け

設置場所

京都女子大学

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

建築現場は学びの宝庫

背景

本学は、大規模なキャンパス整備に継続して取り組んでおり、在学生にとっては4年間の学生時代の全期間にわたり、キャンパスの何処かで工事が行われる状況が続いている。そこで学内に存在する建築現場そのものを最も身近な社会学習の場として利用することによって、迷惑な現場から学びの現場に学生達の意識を変えていくことを目的に本プログラムを立ち上げた。具体的には建築に関わる様々な専門家の発想や仕事への取り組み方、あるいは工事に携わる女性の働き方に触れることによって、学生が自らのキャリア形成について考える切っ掛けとすること、また専門家のサポートを受けながら企画し、検討結果を実現することによって、参加学生に成功体験を与えることを目指した。実社会において成功を実感することや働き甲斐を見出すことは容易でなく、早期離職にも繋がる課題であるが、学生時代にそれらを経験することによって自身の働き方に向き合う機会を提供した。

デザイナーの想い

女性活躍推進法が施行され、女性がそれぞれの個性や能力を活かして活躍できる社会をめざす取り組みが、様々な業界や企業・団体等で推進されている。本プログラムにかかる図書館建築現場は、施工業者である鹿島建設株式会社において日本建設業連合会が推進する「けんせつ小町(女性活躍推進)」現場に位置づけられ、参加学生が複数の女性従業員と建築現場で働くことについて直接意見交換する機会が設けられたことは、他では得ることのできない大きな特色となった。また、講師を依頼した家具デザイナーやカフェのバリスタトレーナーは世界的に活躍する女性であり、参加した学生が、自身のロールモデルとして目を輝かせて話を聞き、積極的に質問をしていた姿も印象的であった。本学は女子大学として、真に女性が活躍できる社会の実現に貢献することが求められており、本プログラムのように実社会で活躍する女性と学生を繋ぐ取組みを今後も継続していきたい。

仕様

京都女子大学学生を対象に、キャンパス内の図書館建築現場を学生の学びの場として活かす正課外の取組み。建築期間中は所属学部・学科の専門性や学年の垣根を越え116名の学生が自主的に参加した。建物竣工後も、30名を超える学生がカフェを開業するための検討・準備に携わり、カフェ開業後も学生が主体となって運営を続けている。カフェの顧客は主に本学学生と教職員であるが、学祭等のイベント時には地域・一般にも開放する。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

京都女子大学図書館
ucafe sora 公式ホームページ
ucafe sora 公式 instagram

審査委員の評価

本プロジェクトは大学生に向けたアクティブラーニングの舞台をその大学の図書館の建設を通して行う、デザイン教育の実験として高い評価を受けた。大学側が用意する施設の建設には学生の自発的な関わりがあるのが望ましいが、意思決定のプロセスやプロジェクトマネジメントが難しく、ここまで徹底して行われた例は稀有だろう。聞けば、ハード建設後のソフト側においてもカフェの運営などを学生が行なっており、部活のように毎年引き継ぎがあるらしい。この取り組みが永続する中でどのようなキャンパスが自律的にデザインされていくのだろうか。期待したい。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

ページトップへ