GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
生体認証ソリューション [マルチモーダル生体認証「Bio-IDiom バイオ イディオム」]
事業主体名
日本電気株式会社
分類
社会基盤システム/インフラストラクチャー
受賞企業
日本電気株式会社 (東京都)
受賞番号
18G151192
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

Bio-IDiomは、顔認証や指紋認証など世界トップクラスの「生体認証技術」を用いて、安全・安心で公平なサービスをデザインする商品です。警察や政府の出入国管理・国民IDからエンターテイメント分野まで、約70ヶ国で700システム以上の導入実績があります。空港の出入国審査やコンサート会場での顔認証システムは、待ち時間を短縮。街中の顔認証システムは要注意人物を検知し、警備を手配することで犯罪の未然防止に貢献しています。インド固有識別番号プログラム向けのマルチモーダル生体認証は、食糧需給や職業斡旋、納税などで二重登録を防止し、12億の全国民に公平な公共サービスの提供と、個人の生産性向上を支えています。

プロデューサー

日本電気株式会社 執行役員 田熊範孝

ディレクター

日本電気株式会社 マーケティング戦略本部 小糸達也、宇野泰子

デザイナー

日本電気株式会社 マーケティング戦略本部 加賀美努、河野泉

詳細情報

https://jpn.nec.com/solution/biometrics/index.html

Bio-IDiomとしての発表日
2018年4月18日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

空港、街中、スタジアム、銀行、コンサート会場、ホテル、小売店、公共機関など

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

マルチモーダル生体認証を用いて、安全・安心で公平な社会に貢献するサービスをデザインする

背景

デジタル化の進展で世の中が便利になっていく一方、なりすましやサイバー攻撃など、デジタル化ならではのリスクも増加しています。より便利に安心して人が活躍できる社会を実現する上で「自分が世界中のたった一人の自分であること」を証明することが重要です。安心のキーとなる生体認証は、ICカードや鍵、パスワードのように、忘失、紛失、盗難、偽造の心配がありませんが、体質や健康状態、加齢による変化で認証しづらくなったり、身体的な障害や宗教観の尊重等の理由で使用できない場合もあります。Bio-IDiomは、顔、虹彩、指紋、掌紋、指静脈、声、耳音響という複数の生体認証を組み合わせる「マルチモーダル認証」です。利用シーン、利用者の意識、環境特性などを分析し、特性に応じた認証を選択・組み合わせることで、高セキュリティによる社会の安心の確保と、ユーザーの利便性の両者のバランスをとったサービスをデザインできます。

デザイナーの想い

生体認証で、より安心で便利な社会にしていくため、二つの視点を考えました。一つ目は誰もが生体認証を意識することなく、社会全体を「脅威から守る」ことです。街頭カメラを活用した市中監視に顔認証を活用する場合、顔の一部が隠れていたり、不鮮明な画像、動きの激しい画像でも高精度に認証する先進技術を使い、犯罪捜査の早期解決や未然防止を通じて街の治安向上、魅力ある街づくりに貢献することを目指しました。二つ目は生体認証を積極活用した「公平な社会」です。入国審査や公共サービス受給では、指をかざしたり虹彩撮影など、利用者に認証を求めるかわりに、高精度に個人を認め、公平な公共サービスを提供して個人の生産性を高めることを目指しました。日本だけでなく、行政インフラが未発達な新興国でも、誰もが輝ける社会の実現を目指しました。ニーズに応じて使い分け、組み合わせも自在なマルチモーダル認証によるサービスをデザインしました。

仕様

様々な生体認証技術で個人を特定し、犯罪の未然防止、空港の出入国管理、イベント入退場、金融決済、公共サービス等に利用する。生体認証(顔:画像や映像から顔を検出、 虹彩:瞳孔の周りの筋肉パターンを特殊カメラで取得、指紋・掌紋:指や手のひらから特有の模様を検出、指静脈:指内部を流れる静脈を検出、声:マイクを用いて声を拾い特徴を分析、 耳音響:イヤホン等から外耳道に特定の音を送り反響音を観測)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

NEC、ショールーム
NECの生体認証
NEC ショールーム

審査委員の評価

生体認証技術は次世代のセキュリティにとって喫緊の課題であるところ、どのような認証技術が次世代のスタンダードとなるかは不透明な状況である。本サービスは顔、虹彩、指紋、掌紋、指静脈、声、耳音響という複数の生体認証をクライアントや現場のニーズに合わせて使い分け、組み合わせる「マルチモーダル認証」というアイデアで、この状況に対応しようとしている点がユニークである。すでに国内外の空港やコンサート会場で導入された実績もあり、今後日本初の社会インフラ、公共サービスとして期待される。

担当審査委員| 廣田 尚子   佐々木 千穂   田中 仁   深津 貴之   水野 祐  

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