GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
気泡緩衝材 [浮世絵ぷちぷち]
事業主体名
川上産業株式会社
分類
その他生活雑貨・日用品
受賞企業
川上産業株式会社 (東京都)
受賞番号
18G131087
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

江戸時代、大衆文化として庶民に愛された浮世絵はおくりものを包んで守る、緩衝材として使われていました。 そうして、輸出品とともに、海を渡った浮世絵は、 西洋の人々をその美しさで大いに驚かせたと言われています。さらに、浮世絵はゴッホをはじめ印象派の画家たちも魅了し、 ジャポニズムを巻き起こしたのです。そんな浮世絵を、現代の緩衝材であるプチプチ®に描き、当時の驚きが蘇える、粋な包みができました。

プロデューサー

川上産業株式会社

デザイナー

coneru 上久保誉裕、清水覚、菅原竜介、山根準

coneru

詳細情報

http://www.tokyo-midtown.com/jp/news/3789/

発売
2017年11月
価格

302 ~ 324円 (大[一升瓶]:324円、小[四合瓶]:302円(個/税込))

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

おくりものには、ものがたりがある。

背景

現代ではオンラインショッピングが一般化し、ダンボールに入った状態で物品を受け取ることが増えています。その一方で、のし紙や水引など、昔から日本人は「贈り物」に対して高い美意識を持っていることに注目しました。 もともと日本人が持っている「贈り物」への美意識を現代に取り込み、受け取った瞬間の驚きと感動を生み出すためのデザインを探る中、ダンポールに贈り物を梱包するときに使われている緩衝材の「プチプチ®」の存在を今一度捉え直しました。 緩衝材の歴史を紐解くと、かつて江戸時代、現代では美術品として価値がある浮世絵が、海外に陶磁器などを輸出する際に緩衝材として使われ、西洋の人々を大いに驚かし、ジャポニズムを巻き起こしたことを発見しました。 そこから、現代の緩衝材であるプチプチ®に、かつて緩衝材として使われていた浮世絵を融合し、当時の驚きと感動を蘇らせる「浮世絵ぷちぷち」のアイデアが生まれました。

デザイナーの想い

東京オリンピックが近づき、今後ますます海外から日本への注目が高まっていきます。かつて日本からの輸出物が浮世絵に包まれて海外に旅立ったように、日本にやってきた海外の方への贈り物やお土産として「浮世絵ぷちぷち」が使われることで、物だけではなく日本のおもてなしの心まで世界中に届けます。 そのため、浮世絵の絵柄は海外でもポピュラーな代表的な作品を選定し、日本酒ブームを意識しながら瓶状の物を包む用途を分かりやすく表現しました。 また、素材としてのプチプチ®は、経年劣化に強く、長期にわたって再利用しやすいエコな素材のため、贈り物を受け取った方が、また別の方に物を送る際に使っていただけます。しかも、使用しているプチプチ®はリサイクルが可能です。「浮世絵プチプチ」は、人から人へ、使用期間を最大化させながら、最終的にはリサイクルできる循環性の高いデザインであり、持続可能な社会の実現に貢献します。

仕様

大[一升瓶]:180×570mm、ポリエチレン 小[四合瓶]:150×475mm、ポリエチレン 絵柄:駿州江尻、ビードロを吹く娘、神奈川沖浪裏

どこで購入できるか、
どこで見られるか

日本酒オンライン販売サイト「マツザキ」、川上産業株式会社
日本酒オンライン販売サイト「マツザキ」
川上産業株式会社
coneru.tokyo

審査委員の評価

緩衝材と印刷物を貼り合わせるのではなく、緩衝材に直接印刷ができる技術を持つ会社の商品。すでに市場にはあった手法だが、うまくアピールできていなかったものを、もともと緩衝材として使われていた浮世絵を刷るというアイデアによって、見え方を向上させている。コスト的にも優れており、まずは日本酒メーカーと組んで市場に出すという手法も良い。今後、販路を広げていく可能性を十分に引き出した。

担当審査委員| 鹿野 護   河瀬 大作   平林 奈緒美   水口 克夫   水口 哲也   Chi mei Chang  

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