GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
パブリックスペース [てつみち]
事業主体名
京王電鉄株式会社
分類
公共の建築・空間・サインシステム
受賞企業
株式会社日建設計 NAD(Nikken Activity Design lab) (東京都)
受賞番号
18G121019
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

1、日常的に通勤通学をする市民、近隣の保育園の子供たちの遊び場、ママ友のおしゃべりの場、おじいさんおばあさんの散歩道、トリエに訪れるゲストユーザーの皆さんへのアクティビティデザインです。 2、老若男女の方が思い思いにちょっと寄り道して過ごせるように、京王電鉄と行政の方々などを交えてあるべき姿をワークショップ等を通じて、ここで実現したい経験を一緒に練り上げ、デザインに落とし込んでいきました。また、オープンしてからもトリエや近隣の方々とイベントを開催したりしながら、日常と非日常をうまく織り込みながら場を運営しています。

プロデューサー

NAD (Nikken Activity Design lab)

ディレクター

Masaya Shioura, Takayuki Sakamoto, Hiraki Yasuda, Akira Tsujimoto

デザイナー

Kazuhiro Sobue, Takaaki Ueda, Keigo Miyazawa, Shutaro Konno

利用開始
2017年9月
設置場所

京王調布駅 トリエ京王調布C館前

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

てつみちよりみち(Pablic Space の未来を拓く実験場)

背景

京王調布駅は 2012 年に鉄道の地下化が行われ、地上に新たな空間ができました。 約2kmにわたる線路跡地に緑道や商業施設、広場を作る中で、このてつみちのスペースが暫定的な利活用として検討がはじまりました。 このプロジェクトでは、京王電鉄のみなさんを中心に、大きく変わりゆく調布駅周辺の未来の姿を考える “調布の未来を考える会” を立ち上げ、「もっとこんな未来があったら!」という想いのもと、 活発な議論を行うことから始まりました。計画者として俯瞰的に物事を考えるのではなく、 暮らしに関わるユーザーの目線でまちを観察し、観察した気づきをもとに、ワークショップで徹底的に議論を重ねたのです。未来の調布にはどんな暮らしや経験があるのでしょうか?そのような考えのもと、 「将来像を描く前に、場のありかたを試験的に取り組んでみよう」と作られたのが、線路跡地につくられた “てつみち” です。

デザイナーの想い

場を作り込みすぎないことで、多様な過ごし方を生む民地にありながら一般に開放され、 公園でも広場でもなく、誰もが利用できる場。そのような場で多くの人が満足するためには、 望ましいユーザーの経験を導き出すと同時に使い方の「余白」を設ける必要がありました。 家具のような遊具のようなファニチュアは、使い方を押し付けるのではなく、 利用者が思い思いに使えるように意図した場の道具です。工作などでも使われる親しみやすい材料を用い、 階段にもベンチにも見えるかたちとすることで、こどもも大人も気兼ねなく自由に使えることを目指しました。 多種多様な人たちが集い、時間によって訪れる人が変わる。 いまや、作り手であるわたしたちが想像もしなかったアクティビティにあふれ、学ぶことの多い場となっています。

仕様

地上線路跡地、幅10m、長さ110m、約1100㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

京王調布駅 トリエC館
トリエ京王調布
NAD(Nikken Activity Design Lab)
Cowcamo

審査委員の評価

駅前再開発の際に発生した余地の仮設利用であり、ローコストな施工ながら、地元の名所となるほど利用者からの評価の高い場所となっている。子どもたちも含めた利用者が様々な使い方を発見的に作ってゆく余地を残した遊具や屋外家具の形態もよい。単なる掛け声や題目に終わらない「賑わいの風景」を実現したデザインである。

担当審査委員| 浅子 佳英   石川 初   色部 義昭   永山 祐子   Gary Chang  

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