GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
”劇場街”を再構成する 既存改修 [日比谷シャンテ と ゴジラスクエア の再生]
事業主体名
東宝株式会社
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
東宝株式会社 (東京都)
株式会社竹中工務店 (東京都)
受賞番号
18G121015
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

開業30年を迎える商業ビルの外装改修である。”劇場街日比谷”の“まち並み強化”と“賑わい創出”をめざし、まちの歴史的文脈を踏まえた周辺と呼応するデザインを展開、“広場”と“通り”の再構成をおこなった。東京ミッドタウン日比谷の広場新設を受け、既存ゴジラスクエアとの一体利用を可能とするため、領域感を分断する既存建物を減築し高さを850下げ、視覚的に新旧広場を連続させた。広場にはシンボルツリーの桜と草花を設え、四季の移ろいを感じられる人びとの居場所をつくった。通りを演出する装置として立体レリーフ『桜唄う(Chanter)』を既存外壁全面に設え、非日常を楽しむ劇場街の背景となるまち並み創出を意図した。

プロデューサー

東宝株式会社 取締役 不動産経営担当 山下誠

ディレクター

東宝株式会社 不動産経営部 西英文、安武美弥

デザイナー

株式会社竹中工務店 設計部 関谷和則、檜垣政弘、堀内潤子

関谷和則

詳細情報

http://www.hibiya-chanter.com/

利用開始
2018年3月23日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都千代田区有楽町1丁目14番1号他

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

”劇場街日比谷”の歴史的文脈に配慮したデザインによる ”広場”と”通り”の再構成と ”賑わいの創出”

背景

日比谷は1932年に始まる東宝の創業地であり、まちの“賑わい創出”に寄与したいという建築主の想いから本計画はスタートした。帝国劇場・東京宝塚劇場・日生劇場・シアタークリエ・TOHOシネマズ日比谷が集積する日比谷周辺は“劇場街”であり、人びとが“非日常を楽しむ”都市空間といえる。隣地“東京ミッドタウン日比谷”の再開発が取組む“日比谷ならではの都市景観づくり”を受け、その考え方に呼応するデザインを展開した。本計画は、まちを「舞台」と見立て、周辺との連続性を意識しながら、日比谷ならではの都市景観創出をめざした。また、日比谷のもつ“都市資源”を有効活用することを検討し、既存ゴジラスクエア・ミッドタウン新設広場・日比谷公園の緑を視覚的に連続させることが有効と判断し、広場の既存建物の減築と高さを削る改修を実施した。また、黒色花崗岩外装を再開発外装と馴染む茶系色花崗岩に改修し、まち並みの調和に配慮した。

デザイナーの想い

2020年の東京オリンピックを控えて都市のまち並み更新が加速化しているが、都市インフラとして、まちの歴史的文脈に配慮した既存ビルの改修が担う役割は、大きいと考える。周辺環境との関係性を“連歌を詠む”ように捉え、大規模再開発計画の“日比谷らしさ”の表現への試みと呼応するデザインを既存改修に展開することは、まちを魅力的にするひとつの手法である。本計画により、人びとの抱く“劇場街日比谷”の印象に変化をあたえ、あたかもそこにずっと存在していた建物のように非日常的な雰囲気を提供することをめざした。近未来の日本・東京は、高齢化と少子化そして格差社会がますます進むと思われる。そのとき、“誰もがシェアできる都市機能”がきちんと整備されることが、豊かな社会を成立させる上で不可欠と考える。新生ゴジラスクエアでは、四季の移ろいを感じられる“人びとの居場所”をつくることが重要と考え取組んだ。

仕様

敷地面積:6,845.95㎡ 、建築面積:5,100.96㎡、 延床面積:Ⅰブロック: 53,636.88㎡、Ⅱブロック:1,855.53㎡、Ⅲブロック :3,855.53㎡ 、主体構造:鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造 階数:Ⅰブロック:地下4階 地上18階 搭屋2階 、Ⅱブロック:地下3階 地上1階、Ⅲブロック:地下3階 地上6階

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都千代田区有楽町

審査委員の評価

周囲の建物が成熟していく過程で、隙間を縫うようにして生まれ育ってきたゴジラ広場(旧合歓の広場)。既存建物の高さを調整するなど、周囲の建物との関係性に配慮しながら広場としてのつながりがより強化されている。桜の立体レリーフの設えなど、劇場の街日比谷というエリア全体の歴史的文脈にも寄り添いながら、街並みの個性を次世代に繋ぐ試みを評価したい。

担当審査委員| 山梨 知彦   浅子 佳英   石川 初   色部 義昭   永山 祐子   Gary Chang  

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