GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [プラウドタワー木場公園]
事業主体名
野村不動産株式会社
分類
中〜大規模集合住宅
受賞企業
野村不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
18G110942
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

約24㏊の木場公園の西側に位置する204戸の集合住宅。近接の親水公園は水と緑が潤う住環境であり、消防署、警察署や東京都現代美術館の文化施設等も享受できる。 この2つの公園に囲まれた自然環境から、敷地の西側に地域へ有効的に開く空地(全敷地の約5割)を確保し、27階建のタワー形状とした。南側に東西約70mの貫通通路は木場公園と親水公園をつなぐ。北側は立体的な楽しさを生み出すオープン階段を5か所設置し親水公園と一体利用を可能とした。建物内に地域住民と居住者が集うオープンスペースを整備し、屋上は街の安全確認のための物見櫓を消防署へ開放した。地域のコミュニティ創出と街をミマモル一助となることを目指した。

プロデューサー

野村不動産株式会社 事業推進一部 守島洋

ディレクター

野村不動産株式会社 商品戦略部 村上静枝/事業推進一部 小野雄一郎/事業推進三部 小林貴弥、濱本聖

デザイナー

株式会社プランテック総合計画事務所 吉田和弘、満岡信浩、菊地政哲+前田建設工業株式会社 設計者 大塚洋和、田中悠介、荒巻輝充、西森匠/施工者 伊藤隆正、齊藤建

利用開始
2017年8月
価格

6,000 ~ 16,000万円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都江東区木場三丁目42番1(地番)

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ミマモルタワー ~街をつなぎ、人をつなぐ~

背景

街の記憶をたどると江戸時代は木材の切り出し場であり運河として使用されていた。現在は一級河川に整備され親水公園として周辺住民の憩いの場である。この場所は水景を模った細長い形状の敷地境界は未だ護岸が残されおり、敷地は東西で約1.5mの高低差があること、また旧建物のお庭には約20mのケヤキ・イチョウが残されていた。約1.5mの高低差があることで、敷地の西側と北側は護岸の擁壁があり閉塞感を与えた状況であった。地域住民のアクセスは迂回しながらであることと安全に配慮した開放的な空間として緩やかにつなぐことを視野においた。この土地の歴史と環境でどのように連続性を持たせるかが課題であった。そこで、「2つの公園の緑豊かな自然環境を活かすこと」、また「敷地を有効的に地域へ開くこと」を考え、空地(全敷地の約5割)を最大に確保しタワー形状の建物とした。

デザイナーの想い

建物を高層化することで生まれた4方位の空地(公開空地、歩道状空地、貫通通路、オープン階段)、新しい街の動線、どこにいても緑を感じる住環境と安心と安全を創出する街並みを目指した。 タワー形状の基壇部は樹木をモチーフとした木調のデザインとアースカラー、中・高層部は空になじむ白を基調とし、遠景から眺めた時に空が映り込むよう透けないカラーガラスでフレーム分節し、特徴をもたせ周辺へ与える建物のボリュームを抑えた。夜は頂部のライン照明が不安な街に安心の柔らかい光を放し、昼間は屋上を物見櫓として消防署へ開放し街を見守る。空地は川の流れるイメージをマウンド形状でデザインし、約60種900本の植栽と既存樹約20mをシンボルツリーが緑を連続させ街の記憶をつなぐ。建物内のオープンカフェはコミュニティ形成を醸成させ、公園と公園、公園と人、人とヒトをつなぎ、周辺環境の価値をより豊かにする風景になることを願っている。

仕様

敷地面積3,495.30㎡/建築面積1,336.59㎡/建築延床面積24,862.75㎡/鉄筋コンクリート造一部鉄骨造/地下1階地上27階建/204戸

審査委員の評価

タワー型マンションに地域の消防署がコラボレートし、建物を物見櫓として地域を見守ることにも使用している関係が素晴らしい。新たな高層集合住宅の価値をつくりだしているといえる。高層にするために地域に開放し提供している敷地の50%もの緑の空地のデザインも街に寄与しており評価したい。

担当審査委員| 篠原 聡子   猪熊 純   西田 司  

ページトップへ