GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [プラウド新宿中落合]
事業主体名
野村不動産株式会社
分類
中〜大規模集合住宅
受賞企業
野村不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
18G110940
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

新宿区中落合に建つ55戸の分譲集合住宅。第一種低層住居専用地域、南面ヒルトップ最前列という希少性の高いこの地の特性を生かし、都心の住宅では適いにくい邸宅としての心地よさや安心感を得られる住宅を目指した。全戸南・南東向き、平均専有面積80㎡超の設定とし、玄関前のオープンポーチを吹き抜け脇に奥行き約2mで計画。設計の中で風の流れのシミュレーションも行い、空間の広さだけではなく自然光や風を感じることのできる、ゆとりある生活を提案している。また、低層住宅が並ぶ閑静な住宅地の中で、隣地とのプライバシーを守りながらも街に与える圧迫感を低減する環境配慮型のファサードデザインを目指した。

プロデューサー

野村不動産株式会社 住宅事業本部 事業推進一部 守島洋

ディレクター

野村不動産株式会社 住宅事業本部 事業推進一部 池村成人 山下りえ+事業推進二部 小黒雄一郎

デザイナー

株式会社プランテック総合計画事務所 萩原浩 菊池政哲+西武建設株式会社 設計者 安野正宏、施工者 江尻清高+IAO竹田設計

利用開始
2018年2月15日
価格

64,990,000 ~ 185,990,000円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

居住者、地域住人へ、自然を感じるゆとりをもたらす。光、風、心を紡ぐ邸宅。

背景

都心型の集合住宅はセキュリティが求められる為、視線を遮るよう地域に対して閉ざされ、圧迫感を与えがちである。プライバシー性高く、壁で仕切られた空間で快適性を得るためには、空調設備が多用され、自然の光や風を感じられる住まいの快適性が忘れられつつある。そこで、双方に対する一つの解として、従来の開放廊下形式のイメージを覆すデザインを探った。接道面の開放廊下は光を通す乳白ガラスと風を通すルーバーで、ボリュームを分節し、ガラス面に空を映り込ませることで、空の広がりを表現し、地域に対する圧迫感を低減した。建物の「壁」を地域が共有する景色の一部と考え、空が表情を変えるとともにファサードの印象が変化し、居住者と地域住民が同じ時の移ろいを感じられるよう計画を行った。内部空間の計画では、各住戸間に吹き抜けを設け、住戸の窓を共用廊下ではなく、吹き抜け空間に面して計画することで、プライバシー性と快適性を両立させた。

デザイナーの想い

この場所には、セキュリティ・利便・自然を感じられる快適性、このすべてを叶えられる贅沢さ、特別感がある。そんな特別感を表現するため、住宅らしい心地よさの中に先進性を入れ込んだ軽やかな外観を目指した。ガラスの間にはスリットを設け、一部ルーバーも採用することで、風と光をともに感じられるデザインとしている。ガラスのファサードには空が映り込み、居住者も地域住民もそのファサードで時の移ろいを感じられる。また、基壇部には大判の木彫タイルを採用することで、建物に対する印象を有機的で圧迫感のないものとしている。ガラスに映り込んだ自然の景色が街並みにゆるやかな空気と時間を運び、地域の人々が一緒に同じ空間を共有しているという感覚に繋がっていくことを願っている。

仕様

鉄筋コンクリート造 地上3階地下1階建 集合住宅55戸

審査委員の評価

裏側の印象になりがちな片廊下に対し、ガラスとルーバーの組み合わせによって全面道路に対する表情を整えつつ、換気のできる気持ちのよい共用部を作り出している。邸宅感という自身のデザイン性というよりは、裏を見せないという道を歩く人への心遣いのデザインとして評価したい。

担当審査委員| 篠原 聡子   猪熊 純   西田 司  

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