GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [BLDK・THEATER/ バルコニー3原則]
事業主体名
フルート株式会社
分類
中〜大規模集合住宅
受賞企業
THEATER ARCHITECTS Co.,Ltd. / 株式会社シアター建設 (大阪府)
フルート株式会社 (大阪府)
受賞番号
18G110912
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本建築BLDKはLDK的展開プロジェクトにおける最初の建築である。本建築では、既存の住戸形式にバルコニーはあるもののLDKに入らなかったB(バルコニー)に着目した。現状のバルコニーは、室外機、給湯器といった設備スペースであり、物干スペースとなっている。そうした状況を踏まえ、バルコニー3原則を定め、現状のバルコニーの非居住性からの解放に取り組んだ。バルコニー3原則とは、1.床がフラット、2.室外機がない(給湯器なし)、3.カウンターがある広さといった3つの原則である。そして、これら3原則を満たすことで、バルコニーにおける居住性が増し、LやDKとの接続性が向上し、一体的な利用が可能となった。

プロデューサー

フルート株式会社 代表取締役 森本尚郁

ディレクター

株式会社シアター建設 代表取締役 森本尚郁、執行役員 森本悠義

デザイナー

株式会社シアター建設 執行役員 森本悠義、代表取締役 森本尚郁、設計部 岸卓矢、施工部 西辻和司、江波戸一樹

Yooki Morimoto

詳細情報

http://theater.ne.jp

利用開始
2018年5月
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

大阪市天王寺区生玉町11番24号

受賞対象の詳細

背景

賃貸住宅における間取り、とりわけLDK の間取りの展開に興味がある。LDK は戦後の日本において生まれたDK を起点に展開してきた日本の建築形式であり、不動産業界では、主たる建築言語として用いられている。近年では集合住宅に対して様々な建築提案があるが、一般的にはLDKの建築形式を用いて多くの集合住宅が建築されている。その理由として、不動産業界においては、経験と収益性を重んじたデータを用いるため、既存のLDK形式でしか収益性の担保が出来ないといった点などがあげられる。さらに、仲介の現場においては、仲介を行う際に、どのような建築言語を用いて、プレゼンを行えば良いか分からないといったことが要因の一つであると考えられる。そこで、私はLDK 文化に主軸をおき、LDK 的展開としての新たな形式と建築言語の創出に取り組んでいる。

経緯とその成果

BLDK・バルコニー3原則

デザイナーの想い

工夫した点は、バルコニー3原則の各内容である。原則が厳しい場合、一般的な普及性が低下すると考えた。そこで、ある程度のバルコニーの居住性を確保した上で、最低限の原則に絞り、現在のバルコニー3原則に至った。特にカウンターがある広さという原則の規定についてはスペースに関する原則であるが、現在の集合住宅のバルコニーの奥行(約1100-1300mm)であれば、確保できるスペースとした。BLDKはあくまでも特殊解でなく一般解になるよう注意深く計画を行った。将来的にBLDKが普及すれば、新たな体験を多くの人々に提供出来ると考えている。SNS上で人々の生活体験は個人のものから共有するものとなっている。SNS上で発信されたバルコニーにおける活動方法が他の人々と共有され、更には異なったバルコニーの価値観が発生するかもしれない。LDK的展開に付随する建築言語はSNSを通じて共有され新たな局面を迎えれると考える。

仕様

敷地面積:163.96㎡、建築面積:132.16㎡、延床面積:1,527.23㎡、主体構造: RC造、階数:15階、住戸数:42戸

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大阪府大阪市天王寺区生玉町11番24号 BLDK・THEATER
THEATER ARCHITECTS Co.,Ltd. / 株式会社シアター建設

審査委員の評価

小さな発見が、1日の暮らしを楽しくしてくれることがある。この提案はバルコニーと室内の床がフラットで室外機がないためスッキリとしたバルコニーが享受できる。加えてちょっと物が置けるカウンターがある。とても些細な変化であるがバルコニーに意識を向けさせ、暮らしている住人が、ちょっと嬉しくなるデザインだ。バルコニー3原則というキャッチコピーはうまい。

担当審査委員| 篠原 聡子   猪熊 純   西田 司  

ページトップへ