GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [蝶番の家]
事業主体名
個人
分類
戸建て住宅
受賞企業
立花美緒設計事務所 (東京都)
受賞番号
18G100868
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

多様な人、行為、モノを、架構が連続するホールのような空間で受けとめる、おおらかで開かれた住宅 。主室では、音楽を演奏し、聞き、歌うことを楽しみ、仕事をする。昼は外から中の気配が感じられ、夜は格子で店仕舞する。万一体が不自由になったとしても、助けを得ながら住み続けられるように、3つの室が主室と庭に面している。ジョイントから構法を見直し、2本の登り梁を大きな蝶番で接合し、クレーンで吊り上げた。迫力と、どこか遊びのある建て方が、そのまま空間に現れる。ものづくりの楽しさが定着したような空間の質を獲得する試みである。

ディレクター

立花美緒設計事務所 立花美緒

デザイナー

立花美緒設計事務所 立花美緒+バウ・フィジック デザインラボ 佐々木亜美+坪井宏嗣構造設計事務所 坪井宏嗣+ZO設計室 柿沼整三+服部祐介

立花美緒

詳細情報

http://www.miotachibana.com

利用開始
2017年5月
設置場所

東京都

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

蝶番のような接合部をつかった構法で建てられた、おおらかな住宅

背景

木造在来工法は、卓越した大工技術と、安定した品質の木材供給を前提として発展し、現在はプレカットの加工精度と既製品金物の性能やバリエーションに支えられた合理的な構法である。しかし加工機の性能や加工範囲、既製金物の適用範囲などから制約を受け、そこから逸脱すると途端に非合理、非経済的となることがある。在来工法からの脱却の可能性として、蝶番のような木造架構の接合部を考案した。

デザイナーの想い

周辺は、緑多く近所付合いが続く、非常に良好な住宅地である。しかし高齢化が進み、塀に閉ざされた住宅が連続し、商店等も殆どないため、平日の日中は人目が少ない。他者を排除した住宅によって、ささやかな暮らしの支えが奪われているのではないか。多様な人や、行為、モノを受容し、地域社会に自分たちで手を加えられる余剰や、おおらかさがある場をつくりたいと考えた。

仕様

木造、2階建

どこで購入できるか、
どこで見られるか

立花美緒設計事務所
建て方の動画

審査委員の評価

平屋の柱の上に、2つの登り梁を蝶番で接合した急勾配の合掌を架け渡すことで、3ヒンジラーメン構造による家型空間を実現している。船舶艤装品の技術を用いた蝶番により簡単な施工を可能にしているだけでなく、ラーメン構造による開放的な無柱・吹き抜け空間や、柱スパン一杯の大きな開口部の連続配置などが実現されており、シンプルな造形ながらも力強いデザインとなっているところが評価できる。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   手塚 由比   栃澤 麻利  

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