GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
戸建住宅 [淡路島の住宅]
事業主体名
個人施主
分類
戸建て住宅
受賞企業
株式会社SUEP. (東京都)
受賞番号
18G100863
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

淡路島の北端に位置し、海岸からほど近く、明石海峡大橋を望む眺望の良い高台の住宅。都市と自然が近接した場所で、自然エネルギーと地場素材を最大限利用したZEH(ゼロエネルギーハウス)が施主から求められた。環境シミュレーションを使ったデジタル技術と地元の淡路瓦職人とのコラボレーションによる特注瓦ルーバーは、日陰に覆われた豊かな半屋外空間をつくりだす。地中50mの地中熱を循環させた冷暖房やプールに集まる太陽エネルギーを使った給湯など、周辺に潜在する様々なエネルギーを調査し、それらを最大限利用することでゼロエネルギーを実現。

デザイナー

株式会社SUEP. 末光弘和、末光陽子、田中建蔵

詳細情報

http://www.suep.jp/houseinawaji/01.html

利用開始
2018年2月
設置場所

兵庫県淡路市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

環境シミュレーション技術と地場の伝統的な淡路瓦の技術のコラボレーション

背景

地球環境問題が深刻化する中、住宅においても使用するエネルギーをいかに抑えるが世界的に喫緊の課題となっている。一方で、現在の環境住宅は気密や断熱などの性能の問題として扱われることが多く、建物や生活のデザインとして扱われることが少ない。そのため、環境に負荷をかけず自然とどのように共生していくのか、という暮らし自体のデザインが必要になっていると考えている。淡路島の住宅では、地場の素材や技術を用いながら、その場所の気候を読み解き、それらを組み立てながら、ZEH(ゼロエネルギーハウス)を実現している。

デザイナーの想い

環境問題は、地球全体の課題であるにもかかわらず、建物の内部のみの問題として扱われることに強い疑問を抱いている。それは、現在の環境住宅が建物の内部環境のみを評価する指標になっており、建物の外部環境を適切に評価する指標がないことに大きく起因していると考えている。この住宅では、日本の風土で古来より用いられた「半屋外環境」に着目し、環境シミュレーションを用いた独自の評価軸でその温熱環境を評価することで、生活を建物の内部にとどまらず、外部環境へ連続とした場として提案している。

仕様

敷地面積:1,224.79m2 建築面積:283.55m2 延床面積:285.28m2 主体構造:木造、2階建

審査委員の評価

環境性能への新たなアプローチとして、中間領域のデザインに着目した建築作品であるとして高く評価された。閉じる・遮断するという従来型の環境住宅とは全く異なるデザインに帰着していることはもちろん、その手法には日本発の環境デザインという将来性も宿る。その他、コンピュータをもちいた3次元シミュレーションにより、名産品の瓦を現代的なエレメントとして昇華させるなど、与条件を活かしきろうとするデザイン姿勢についても評価された。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   手塚 由比   栃澤 麻利  

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