GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
歯科用チェアユニット [スペースライン EX]
事業主体名
株式会社モリタ製作所
分類
医療用機器・設備
受賞企業
株式会社モリタ製作所 (京都府)
受賞番号
18G080746
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

スペースラインEXは、Dr. Daryl Beach が立証した水平位診療の人間工学理論に基づく歯科用診療ユニットです。現在広く普及している水平位診療を50年以上前に世界で初めて実現した精神を受け継ぎ、術者が無理なく効率的に作業し、患者が快適に診療を受けられる空間を提供します。次の特徴により、理想的な口腔内外の作業を実現します。 ・最適な術者および患者の配置 ・肩口でのインスツルメントへのアクセスと自然な作業姿勢の確保 ・様々な診療プロセスに応じた可動範囲の広いトレーの搭載 ・患者との円滑なコミュニケーションを実現するディスプレイの搭載 ・直感的に操作できるGUIを搭載したタッチ操作パネル

プロデューサー

株式会社モリタ製作所 取締役 髙嶋美彦

ディレクター

f/p design gmbh Fritz Frenkler

デザイナー

f/p design gmbh Fritz Frenkler、近藤隆、栗本英典

詳細情報

https://www.dental-plaza.com/article/spaceline_ex/

発売
2017年11月21日
価格

4,510,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

非常に複雑な構成を持つ製品でありながら、快適性の高さを表現し、永続的な機能美を追求しました。

背景

人間工学に基づく人を中心とした設計思想は、創業以来私たちの根底にある揺るぎない精神です。この精神のもと、多様な設置環境や診療スタイルに対応するシステム性を備え、日々の使用において術者が身体的負担を感じず、患者がより快適に治療を受けられる様な診療空間を開発したいと考えました。 社会背景には、小児から高齢者の身体条件への対応と、術者の体格や様々な治療条件下での身体的負担の軽減という課題がありました。幅広いユーザーにとって快適かつ安全な設計要件を導き出すとともに、設計開発とデザインを両立させる作業は困難を極めました。 市場動向としては、徹底した衛生管理へのニーズが高まっており、メンテナンスや管路洗浄の効率化と信頼性の両立、水質管理を追求し、誰もが安心して治療を受けられることに注力しました。 また、診療空間の清潔感やインテリア性を重視するニーズにも注力し、細部のデザイン処理にまで拘り抜きました。

デザイナーの想い

人を中心とした設計思想と、ブランドのもつデザイン言語を一貫させ、それが分りやすくユーザーに伝わるよう可視化することを目指しました。デザインの表現が世代や性別を問わず自然に受け入れられる装いになるよう議論を繰り返しました。また、表層的で複雑になりがちな医療機器のデザイン分野において、使用年数が長いプロダクトとして、永続的な美しい外観デザインに仕上げることに努めました。無駄な装飾を省き、継ぎ目や凹凸を少なくした表面形状は、安全面と衛生面においても利点があり、大きな特徴の一つだと考えています。 GUIデザインにおいては、文字表現を極力減らし、言語に依存しない直感的な操作を提供できることを心掛けました。また他機種のGUIとの共通化を通して、機器間でのインターフェイスデザインの一貫性の保持にも努めました。

仕様

販売名:スペースライン 電源:AC100V 50/60Hz 消費電力:1.0kVA 質量:約280kg 寸法:幅約1800mm×奥行約900mm×高さ約2160mm(トレー含まず) シート座面高さ:最低位380mm / 最高位800mm バックシート角度:起立80° / 傾斜0° 機器の分類:管理医療機器(クラスⅡ) 特定保守管理医療機器 医療機器認証番号:228ACBZX00018000

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社モリタ、 株式会社モリタ製作所
株式会社モリタ
株式会社モリタ製作所

審査委員の評価

バクテリアトラップという見えないリスクに対して、無駄な凹凸や複雑な形状を徹底的に排除して生まれた、端正なラインとフォルムを持った歯科用診療ユニットである。その全ては患者と術者のために完璧にデザインされており、プロダクトとして一体感のある独特な美しさを放っている。また言語に依存しない操作性や運営面でのシステムもスマート化が図られており、時代に流されない価値を追求していることが伺える。

担当審査委員| 田子 學   石川 善樹   内田 まほろ   重野 貴   Sertaç Ersayın  

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