GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドフォーカス賞 [技術・伝承デザイン]

受賞対象名
鉄骨・鉄筋コンクリートカッター [ガジラDSカッター シリーズ]
事業主体名
株式会社タグチ工業
分類
生産・製造用機器・設備
受賞企業
株式会社タグチ工業 (岡山県)
受賞番号
18G080688
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

油圧ショベルの先端に取付け作業するアタッチメントです。二本の大きなアーム(JAW)で鉄骨や鉄筋を含んだコンクリート構造物を切断・圧砕します。作業の安全のためには出来るだけ軽く、また大きな開口幅で鉄筋コンクリート構造物を破砕することが作業の効率化に繋がります。ガジラDSカッターシリーズは、業界トップクラスの切断力と軽量化を実現しています。①先端までブレードのオリジナルな形状で先端部が対象物に鋭く食い込み作業の効率化が出来ます。②アームの軽量化を実現し同時に耐久性を向上させるため、耐摩耗鋼板を削り出して製造しています。③クラス最大の開口幅実現のため、自社製の太く短い油圧シリンダーを採用しています。

プロデューサー

株式会社タグチ工業 代表取締役 田口 裕一

ディレクター

株式会社タグチ工業 代表取締役 田口 裕一

デザイナー

株式会社タグチ工業 技術部部長 森谷 創

詳細情報

http://www.taguchi.co.jp/products/guzzilla-cutter-dsx/

発売
2010年9月
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

全国各地の解体工事現場

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

先端までブレードで対象物に鋭く食い込みそして切れ味抜群。開口幅が業界一、しかも軽量化を実現。

背景

鉄筋コンクリート構造の建築物は1960年代から大都市圏を中心に竣工面積が急増し、それらが50年以上経過し老朽化。さらに1981年6月の新耐震基準の施工、都市再開発事業の活発化、東京五輪を目指した開発事業などにより解体を伴う建設需要が活発化することが予想出来た。半面、建設業界全般の人手不足により作業の効率化が求められていた。このため業界トップクラスの開口幅と切断力を軽量化を図りながら実現させる必要があった。 ①解体する建物もRC(鉄筋コンクリート)からSC(鉄骨)SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)構造の物が増え、さらに新耐震基準から構造そのものが強固となった。②都会では解体現場も狭いことから、より小さな油圧ショベルでの解体作業が求められている。 ③さらにコラム(角型鋼管)による構造物の解体にはコラムの真中に穴をあけないと切断し辛いことから先端まで刃のデザインに拘って開発した製品である。

デザイナーの想い

海外では、アームの片側のみが刃でもう一方は固定というタイプが主であり、刃長が短い欠点を持つ。そこで他に類を見ない2枚刃ブレードの完成形を目指した。切れ味の良いオールブレード(先端まで刃)とするデザインの為に、アームは降伏強度の高い耐摩耗鋼材を削り出しで製造。一般的には加工困難なものを加工して実現した。太くて短い独自の油圧シリンダを自社生産し、カッターブレードの長さと開口幅の最大化を実現した。解体ロボットをイメージするため黒・銀・ガンメタッリクの三色の塗装としている。

仕様

ツインシリンダオートマガジラ DS カッター  DSX-200A:本体長さ 2,260mm、最大開口幅 855mm、ブレード長 400mm+260mm、先端切断力 990kN、中央圧砕力 1,440kN、質量2,480kg   など

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社田口クリエイト(タグチ工業の販売子会社)の各営業所及びバケットランドの各営業所
http://www.taguchi.co.jp/company/offices/

審査委員の評価

このガジラDSカッターは油圧ショベルの先端を組み替えるだけで鉄骨や鉄筋を含んだコンクリート構造物を切断・圧砕するカッターになるアタッチメントである。業界トップクラスの切断力と軽量化が図られ、構造力学から生まれたその姿はとても美しく、まるでティラノサウルスの頭部を思い浮かべさせ、その存在感は圧倒的な破壊力と脅威すら感じるデザインと言える。

担当審査委員| 田子 學   石川 善樹   内田 まほろ   重野 貴   Sertaç Ersayın  

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