GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
ウェアラブルチェア [アルケリス]
事業主体名
株式会社ニットー
分類
業務用装身具
受賞企業
西村拓紀デザイン株式会社 (東京都)
株式会社ニットー (神奈川県)
受賞番号
18G080670
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「archelis」は医療現場において長時間に及ぶ中腰姿勢が強いられる手術で、医療スタッフの筋肉に負荷を与えずに「歩く・座る」を繰り返すことを可能にし、外科手術のパフォーマンスを安定化する「身につけて歩ける椅子」です。脛と大腿部の広い面積のサポートで圧力を分散しながら体重を支えており、片足ずつ独立したセパレート設計は姿勢に合わせてスタンスを自由に取れるので、たとえば鉗子の先端数ミリでの動作のために「体幹の安定」が求められる腹腔鏡手術などにおいても、術中の安定動作の向上が実現できます。さらに電力を使用しないアナログ機器としてコードを接続せずに使えるため、オペ室での確実な動作と安定性を実現します。

プロデューサー

株式会社ニットー 代表取締役 藤澤秀行

ディレクター

西村拓紀デザイン株式会社 代表取締役 西村拓紀

デザイナー

西村拓紀デザイン株式会社 代表取締役 西村拓紀

西村拓紀デザイン株式会社 代表取締役 西村拓紀

詳細情報

https://www.archelis.com/

発売予定
2018年11月5日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

長時間の手術中に筋肉に負荷をかけずに「歩く・座る」を繰り返すことを可能にする「身につけて歩ける椅子」

背景

近年のめざましい医療の発展で、高度に進化した医療技術のひとつに腹腔鏡下手術が挙げられます。腹腔鏡下手術は患者の身体的負担を大幅に下げる一方、医師並びに医療スタッフは長時間の立ち姿勢を強いられ足腰への負担が増加する課題が生じています。手術室の環境は立ち姿勢を前提に設計されていること、医師は手術中も治療箇所や手術内容によって立ち位置を変える必要があること、さらに手術室の床には医療機器のコードなどが置かれ手術は複数人が連携して行うことから、椅子を置くスペースが確保できず座りながらの手術は困難なのが現状です。こうした手術中の環境を踏まえながら、医師ならびに医療スタッフの長時間の立ち姿勢による身体的負担という課題を解決するため、医工連携・産学連携の強みを活かして開発されたのが身につけて歩ける椅子「archelis(アルケリス)」です。

デザイナーの想い

archelisは医療現場のニーズから生まれたウェアラブルチェアです。膝及び足首の任意での角度固定と身体にフィットするエルゴノミクスデザインによって、脛と大腿部の広い面積のサポートで体重を支え、片足づつ独立したセパレート設計は姿勢に合わせてスタンスを自由に取れます。鉗子による先端数ミリの縫合手術をはじめ、手術中に姿勢変更と姿勢保持を繰り返しながら体幹の安定を求められる世界中の外科医を対象としており、医療従事者の負担軽減と手術を受ける患者への安定した高度医療の提供によって医療が抱える問題の一部を解決し持続可能な医療システムの実現に貢献します。さらに医療向けの開発は高い信頼性が求められるため他分野への展開を容易にします。中腰姿勢を保持する農業、介護、リハビリテーション、製造、販売員、美容師など様々な現場でのニーズを想定しており、薄型化や軽量化を通じて様々なシーンで活躍する可能性を秘めています。

仕様

寸法(両足):幅400mm 奥行き280mm 高さ820mm/重量(両足):6.2k/素材:ABS樹脂、アルミ、スチール

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社ニットー(神奈川県横浜市金沢区鳥浜町14-16)
ウェアラブルチェア「archelis(アルケリス)」オフィシャルウェブサイト

審査委員の評価

このアルケリスは長時間中腰姿勢が強いられる医療現場において、「歩く+中腰で座る」を繰り返し行い、手術中の筋肉疲労を低減したまったくあたらしいコンセプトの「身につけて歩ける椅子」である。モーターやバッテリーを必要しない上、左右にセパレートしたシンプルで無駄のない設計のため、フォルムは軽快感がある。装着も慣れてしまえばとても簡単で、重さやスタイルも違和感がない。立位から中腰まで段階的に保持したい姿勢を設定できるので、様々な作業シーンでの活用が見込まれるであろう。

担当審査委員| 田子 學   石川 善樹   内田 まほろ   重野 貴   Sertaç Ersayın  

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