GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

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受賞対象名
騒音制御型イヤーマフ [3M™ PELTOR™ ProTac™ III 騒音制御型イヤーマフ]
事業主体名
スリーエム ジャパン株式会社
分類
業務用装身具
受賞企業
スリーエム ジャパン株式会社 (東京都)
受賞番号
18G080664
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

3M™ PELTOR™ ProTac™ III 騒音制御型イヤーマフは聴覚に有害な大きな騒音が断続的に発生する現場の作業者に向けた製品で、会話や外部音の聞こえやすさと、騒音からの聴覚保護という一見相反する要求特性を満たす聴覚保護具である。 Level Dependent Function(音量従属制御機能)という外部音圧レベルによって内部で聞こえる音圧をコントロールする新発想の機能を搭載している。 これにより保護具を着けたままでも作業者間の会話がスムーズにでき、コミュニケーションロスが減ることにより、生産性が改善する。 また外部音が聞こえやすいことにより、危険察知が容易になり、安全性が高まる。

ディレクター

3M Charlotta Hellström

デザイナー

3M Robert Karlsson

詳細情報

https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/worker-health-safety-jp/personal-protective-equipment/new-featured-products/peltor_protacIII/

発売
2018年4月25日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

着用しても会話や外部音が聞こえやすく、且つ大きな騒音を軽減して聴覚を保護する新発想のイヤーマフ。

背景

耳栓や通常のイヤーマフ等の既存の聴覚保護具においては2つの問題があった。 1つ目の問題点としては騒音を軽減して聴覚を守ってくれる半面、他の作業者との会話の音も遮ってしまうことである。他の作業者と会話が必要な作業があるが、よく声が聞こえずに聞き返す、聴覚保護具を外してから会話をすることによって、作業が止まってしまい生産性が悪化することがあった。 2つ目は安全性の問題である。例えばフォークリフトが背後から接近する音、機械の異音、警報音等が聴覚保護具を着用することにより、聞こえにくくなり、危険の察知が遅れることが起こりえた。 それらを解決する目的で開発されたのが、3M™ PELTOR™ ProTac™ III 騒音制御型イヤーマフである。

デザイナーの想い

耳栓、通常のイヤーマフ等の既存の聴覚保護具だと、会話や外部音が聞こえないため、作業性低下の懸念から作業者が着けたがらず、着用習慣がつかないという問題があった。 耳に有害なレベルの騒音下で聴覚保護具を着用しない、または継続的に着用しないことは、騒音性難聴のリスクを高めることになる。騒音性難聴による聴力の低下は現在の医療では回復させることはできないため予防対策が非常に重要である。 会話や外部音の聞こえやすさと、有害レベルの騒音を軽減することによる聴覚保護という、相反する要求事項を満たすことによって、既存品と比較しての生産性、安全性の向上を作業者に実感してもらい、進んで着用したいと思える製品を開発することを目指した。 この製品が普及することにより、日本でも聴覚保護具の着用率が上がり、騒音性難聴の所見者率の低下につながっていけば幸いである。

仕様

2種類の遮音性のモデルがあり、環境騒音レベルに応じて選択できる。 MT13H220Aは重量303g、NRR(遮音性能)21dB。 MT13H221Aは重量355g、NRR26dB。 材質はいずも塩化ビニル、ポリウレタン発泡体、ABS、ポリアミド、熱可塑性樹脂。Level Dependent Functionという外部の音圧レベルに応じて、内部で聞こえる音圧を調整する機能を有する。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

3M™ PELTOR™ ProTac™ III 騒音制御型イヤーマフ ホームページ

審査委員の評価

これまで騒音の多い工場や工事作業現場では、物理的に耳を塞ぐことしか手立てがなかったため、一時的な作業停止によって生産性が落ちたり、危険察知が遅れ事故に繋がるケースがあった。このイヤーマフの最大の特徴は、独自の音圧コントロールである。突発的な音や有害レベルの騒音だけをカットしながら、会話や外部音は聞こえやすくする相反する要求特性を満たしている。バッテリーは長寿命、手袋を装着していても操作性良くボタンは配置されており、生産性、安全性を向上させた優れたデザインである。

担当審査委員| 田子 學   石川 善樹   内田 まほろ   重野 貴   Sertaç Ersayın  

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