GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
消防自動車 [小型オフロード消防車 RED LADYBUG]
事業主体名
株式会社モリタホールディングス
分類
業務用車両
受賞企業
株式会社モリタホールディングス (大阪府)
株式会社モリタテクノス (兵庫県)
川崎重工業株式会社 (東京都)
株式会社ケイテック (兵庫県)
受賞番号
18G070642
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

小型オフロード消防車「RED LADYBUG」は、地震災害、台風・ゲリラ豪雨による風水害、土砂災害、雪害、火山災害などの突発災害で活躍する新たな消防車です。コンパクトで取り回しに優れた車体は、卓越した悪路走破性を誇り、瓦礫地帯・浸水路・雪路・泥道などでの走行が可能です。3名乗車可能なキャビンは、ロールケージにより隊員の安全性を確保しています。車両後部には災害対策機能を有し、災害の内容に合わせてボディを選択し、救助・消火・救急・映像通信用の機器を積み替えて現場へ向かい、要救助者の迅速な救出、被害状況の確認、消火活動を行います。本車両は一人でも多くの人命を救出することが使命です。

プロデューサー

株式会社モリタホールディングス+株式会社モリタテクノス+川崎重工業株式会社

ディレクター

坂本 直久、西尾 良三、遠藤 正道、井田 嘉一、古橋 賢一、村木 克爾

デザイナー

濵田 貴行、川口 直人、水本 裕二、宮西 秀一、橋本 直樹

詳細情報

https://www.youtube.com/watch?v=2sW0hadpdsk

発売予定
2019年3月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

全国の消防本部および消防団、企業内自衛消防

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

人の命を救いに行く車。突発災害時に現場に迅速に到達し、人命救助が可能な悪路走破性に卓越した消防車両。

背景

近年多発する突発災害。日本各地で地震災害、台風・ゲリラ豪雨による風水害、土砂災害、雪害、火山災害、山林火災が発生しています。また今後、南海トラフ地震の発生が想定されており、消防では事前対策が推進されています。突発災害が発生すると、道路環境が変化するため、通常の消防車両は災害現場の最前線までの到着が困難なことが重要課題となっています。結果として消防隊員が重い資機材を背負い、徒歩で数時間を要しながら災害現場まで向かっています。一方で、突発災害発生時には、正確な被害状況の確認、生き埋めや孤立している要救助者の迅速な救出が求められます。一分一秒を争う事態に、現場まで向かうことができない悔しさがありました。現場の消防隊員からは公道走行可能かつ小型でオフロード走行に優れた消防自動車が求められていました。それに答えるべく、モリタグループと川崎重工業との共同開発により、新たな消防自動車が誕生しました。

デザイナーの想い

2016年に発生した熊本地震直後の被災地を訪問し、現場消防隊員にヒアリングを実施しました。そこで露呈した課題が、「通常の消防車では被災現場の最前線まで到着が困難」でした。また近年増加する突発災害でも、全国の消防から生の声を聞く中で、通常の消防車はオンロード仕様の為、亀裂路面、土砂が積もった路面、浸水路面、積雪路面では災害現場までの到達が困難であることが課題として露呈しました。消防車メーカーに属するデザイナーとして、通常の消防車では突発災害現場に到達困難という現実に向き合い、どんな突発災害においても、迅速に現場まで到達できる消防車を作り、一人でも多くの命を助けたい一心から本プロジェクトを開始しました。この小さな消防車はとても大きな使命を持っています。地域の消防隊員すなわちヒーローが乗る消防車は、「この消防車が来たら助けてくれる」と感じて頂ける存在でありたいという想いを込めてデザインしました。

仕様

エンジン:水冷 4サイクル 直列3気筒/総排気量:812cc/最高出力:35kW[48PS]/5,500rpm、最大トルク65N.m{6.6kgf.m}/3,500rpm/懸架装置:ダブルウィッシュボーン/フレーム:鉄製ラダー/全長:約3,500mm 全高:約2,200mm 全幅:1,760mm 最低地上高:260mm、装備質量854kg/最小回転半径:4.8m/積載重量:350kg/座席数:3名

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社モリタ
株式会社モリタ

審査委員の評価

熊本地震での現場調査が開発の発端だったという。走破性能や積載性能など、さまざまな要求を考慮した結果、あえて国内販売していない車両を選び、小型軽量化を追求する過程で必要な装備をユニット交換する手法を採用するなど、豊富な現場経験から編み出した革新的な発想に感心する。ベース車両の雰囲気を活かし、小柄ながら頼り甲斐ある造形に仕立てたデザイン能力も賞賛すべきであろう。

担当審査委員| 菅原 義治   佐藤 弘喜   野原 卓   森口 将之   Hrridaysh Deshpande  

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