GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
企業情報
CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
外部ストロボ [スピードライト 470EX-AI]
事業主体名
キヤノン株式会社
分類
カメラ・携帯電話・タブレット
受賞企業
キヤノン株式会社 (東京都)
受賞番号
18G050351
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

従来は経験と知識が必要だったバウンスライティングを手軽に行える世界初のオートバウンス機能を搭載したストロボ。フルオートとセミオートの2つのモードを持つ。フルオートは自動で被写体までの距離と天井までの高さを計測し最適なライティングとなるようバウンス発光を行う。セミオートは任意のバウンス角度をワンプッシュで記憶させるとカメラの姿勢(縦位置/横位置等)にかかわらず同一方向に照射するよう自動で発光部の向きを調整する。これらは撮影者がストロボに気を取られることなく撮影に集中できるよう、ストロボ自体が必要な発光方向へ自動で調整発光する機能であり、ストロボ初級者だけでなく中上級者へも向けた機能である。

プロデューサー

キヤノン株式会社 執行役員 イメージコミュニケーション事業本部長 戸倉剛

ディレクター

キヤノン株式会社 総合デザインセンター 所長 石川慶文

デザイナー

キヤノン株式会社 総合デザインセンター 千葉俊巳

詳細情報

http://cweb.canon.jp/camera/eos/accessary/detail/1957c001.html

発売
2018年4月
価格

54,800円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

世界初のオートバウンス機能により誰でも手軽に最適なバウンスライティングが行えるストロボ

背景

ストロボ撮影で綺麗に撮れない原因は直接ストロボ光を被写体に向けた場合におきる「白トビ」(明るい部分の階調が失われてしまう)や「赤目現象」(人物の瞳が赤くなる)、被写体背後の不自然な影などが考えられる。これを回避するには直接被写体に向けて発光させず天井等に反射させるバウンス撮影という手法を使えば良いのだが、発光させる向きなど経験が必要な部分が多く初級者には敬遠されていた。この製品はストロボ自体が発光部を最適な発光方向へ自動回転させてバウンス撮影を行うため、誰にでも自然なライティングの写真を撮ることができる。また中上級者においても簡単にバウンス角度をボタン一つで記憶させることができるので縦位置/横位置などカメラの姿勢を変えてもバウンス角度を再調整することなく撮影が行える。従来のストロボの問題点を取り除き、多くのユーザーにストロボライティングの効果を楽しんでもらうために考えられた製品である。

デザイナーの想い

従来は発光部を水平回転させる本体との接合部は四角形をしていたが、この製品は自動で回転するため接合部分を円形にする事を最優先にデザインを行った。また四角であった面を円でつなぐことにより生まれる空間も自動回転制御用のモーターやモード切替のスイッチなどを配置し、無駄なスペースを作ることなく回転面を円形にしている。このことは自動回転中に本体の不用意な出張りが生じることのない安全で美しい形状を実現している。また発光部背後のモーター内包部分は着物の衿をイメージしてデザインしている。この衣紋を抜いたような艶やかな形で、機械の持つ無機質な動きに柔らかみのある有機的な印象を与え、静止時も自動回転の機能をアピールする形にもつながった。また外観だけでなく従来は本体へ直接おおまかに表記していた発光部の角度表示も液晶内に正確な数値で表示するようにして操作性も向上させた。

仕様

大きさ:74.6(幅)× 130.4(高さ)× 105.1(奥行)mm 質量: 約385g(ストロボ本体のみ、電池別)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

キヤノンオンラインショップ、キヤノンデジタルハウス、家電量販店など
キヤノンオンラインショップ|スピードライト470EX-AI
キヤノンパーソナル向けショールーム

審査委員の評価

世界初のAI搭載ストロボが登場した。ストロボ利用時は、被写体に直接光を当てると影ができてしまう一方で、反射させて間接的に明るさを調整するバウンスライティングには、経験と知識が必要だった。そのギャップを、AIを搭載することで解消した。天井の位置、被写体との距離などを算出し、自動で発光部の向きを定めてくれる。お気に入りのポジションも記憶してくれるので、初級者だけでなく、プロにとっても便利な商品に仕上がっている。成熟市場であるストロボにおいても、より便利に、使い手に喜びをもたらすイノベーティブな開発が継続されていることを、高く評価したい。

担当審査委員| 片岡 哲   石川 俊祐   石川 温   櫛 勝彦   林 千晶   De Liu  

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