GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ミシン [メモリークラフト6700プロフェッショナル]
事業主体名
蛇の目ミシン工業株式会社
分類
生活家電
受賞企業
蛇の目ミシン工業株式会社 (東京都)
受賞番号
18G040267
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

多機能を備えながらも縫い品質を向上させるため、外装素材に樹脂と金属を用いた“ハイブリッドミシン”。縫い性能に影響する箇所はアルミ合金で堅牢さを、それ以外は軽さと成形の自由度のあるABS樹脂を用いた。家庭用ミシンに求められる多様な縫い模様(200ステッチ+文字縫い)を搭載しつつ、最高1200spm(一分間に針が上下する回数)でも少ない振動で安定した縫いを提供できるMemory Craft 6700Professionalは、キルトなどミシンを使った作品づくりにおいて、多彩な表現と1針1針の綺麗な縫い目を求める上級者をも満足させる、本格的なクリエイティブツールを目指した。

プロデューサー

蛇の目ミシン工業株式会社 社長 大場道夫、研究開発本部長 齋藤真、家庭用機器研究開発部長 石川哲、要素開発部長 長内康弘、経営企画室長 山本慎一郎

ディレクター

蛇の目ミシン工業株式会社 要素開発部 デザイングループ 武藤英樹

デザイナー

蛇の目ミシン工業株式会社 要素開発部 デザイングループ 井崎晃宏、川口聖美

発売
2018年4月
価格

300,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

樹脂+金属外装の組み合わせで、多機能を備えながらも高い縫い品質を実現した“ハイブリッドミシン”

背景

家庭で手軽に使えるコンピュータミシンは、1980年代に登場して以降、軽さと生産性のメリットから外装に樹脂素材を用いるのが一般化した。一方、外装に金属素材を用いた工業用ミシンは剛性が高く縫いの綺麗さで優れている。その両者の利点を組み合わせたミシンは作れないかと考えたのが本プロジェクトのきっかけである。多様なステッチや使いやすい操作性など、家庭用ミシンに求められる機能をも備えつつ、ユーザーの本質的なニーズである“美しい縫い”を提供できるミシンを目指し、外装のハイブリッド化という答えへ辿り着いた。縫いの品質に影響しない箇所には樹脂材を使用する等、部品ごとに適切な素材を選択する事で、性能を向上させながらもコスト削減と軽量化を図った。

デザイナーの想い

樹脂と金属、異なる2つの素材の組み合わせでも一体感を持たせるため、両者の特性を理解した上でデザインが求められました。形状、質感、部品構成、製造手順の最適なバランスを、デザイン、設計、製造の視点から細部まで検討しました。3Dプリンタ等のデジタルファブリケーションの台頭から、大量生産ではカバーできないものづくりが注目される現在、ミシンは最も古くから身近に在ったパーソナルなデザインツールであると言えます。Memory Craft 6700Professionalは、より多くのユーザーに、ミシンだからこそできる手作りの温かさや、表現の楽しさを共有したいという想いからデザインしました。この魅力的な道具によってかきたてられる創作意欲が、私たちの文化の発展に寄与する事を願います。

仕様

寸法:W 516 × H 300 × D 220mm 、重量:11Kg 、材質:アルミ, ABS樹脂など、縫い模様:200ステッチ+文字縫い

どこで購入できるか、
どこで見られるか

JANOMEのアンテナショップ
ジャノメミシンホームページ

審査委員の評価

家庭用であるが故に取り扱いのしやすさを優先し、諦めていた縫いの美しさに繋がる本体の剛性を部分的に取り入れることで樹脂と金属のいいとこ取りをしたミシン。家庭用ミシンでも上級者は本格的な縫いの美しさを求めるが、コストなど解決出来なかった多くの課題をこの金属と樹脂のハイブリットボディで解決した。金属と樹脂の2素材を使っていても違和感無くまとめ、異素材の合わせ部の工夫などデザインの細かい部分へのこだわりを評価している。特に大きなデザインの主張をしてはいないが、大きな性能向上を素材で行った点が良い。

担当審査委員| 鈴木 元   井上 裕太   玉井 美由紀   渡辺 弘明   Alex Terzariol   Byung-wook Chin  

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